全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

よ、よくもまあ……いたいけな女の子にこんなひどいことが出来ますねえ……。
ちょっと世間知らずで危機管理が甘いだけの箱入りのお嬢様ってだけで与えられる仕打ちがハードすぎるような気がするけど、ハニブラ主人公として生まれた以上これは仕方ない……で済ませられない問題だったので結崎さんにはおおいに反省して頂きたい。みんなもっと主人公に感謝しろ。だいぶ体張ってるぞ。


いやそれにしても、薬盛られるわ強姦されるわ監禁されるわ命に関わる悪戯仕掛けられるわでやりたい放題でしたね。同じお金持ちの久遠さんもまあ歪んでらっしゃいましたけど、ここまで他人の身体も精神も壊すことに躊躇ない人間ではなかった気がする。作中で芹がどうしてここまで酷い事が出来るのかは明かされなかったことだけが唯一といってもいい心残り。開始5分ぐらいで本性表してくれたので大体こういうことされるかもな~的な予測はついて大方それが当たったのでその部分での衝撃はなかったのだけど、一番驚いたのは行いの酷さよりも躊躇いのなさだった。実行に移す前の後悔や躊躇がほとんど見受けられなかった。
主人公がトリガーではあったのだけど、それでもここまで酷い事はなかなか出来ないんじゃないかなと思うぐらいの酷い事はなさっていた。まあこれは本人の素質と言われればそれまでだし、そこが主体のゲームじゃないと言われてしまえば黙るしかなくなるのだけど、ここまで過激なのだから彼が負ってきた人生をもうちょっと垣間見たかったなあという気持ちは拭えなかった。ちょろっとした発言から察するに、Liar-Sのデビューも実力ではなく親の力がきっかけだったらしいので、こういう家族関係でちょくちょく歪んじゃったのかなと脳内補完。

それでも、芹、朔良、主人公を巡った関係性はすごく萌えた。ハイパー萌えた。これぞ運命と呼べるほどの因果関係だった。
芹と主人公は高校生時代に親関係の社交界で出会っていて、自分の生き方に疑問を持っていた主人公の考えに芹は感化される。朔良は芹ががむしゃらになって作ったS-leeperが自分を支えてくれる居場所になる。主人公はそんな芹が作ったS-leeperに出会い朔良の言葉で前を向く。芹が前を向くスタートは主人公が、朔良は芹が、主人公は朔良がきっかけになっている。この関係性はとてもしっくり来たしすごく興奮した。そして全員が全員、Liar-Sというバンドを心の拠り所にしているのに、上手く噛み合わずに互いが互いを傷つけあってボロボロになってるところに超絶萌えた。この組み立てというか、構成は、短いながらよく纏まっていて解けようもない因果でとっても萌えた。
あと序盤も序盤で、芹にけしかけられて朔良の元へ行った主人公が朔良に掛けられた言葉がある。以下のこれは芹が本性を表す前の発言なので、芹がどういうことを考えていたのかおおよそ朔良もわかっていたのだろうなあ……わかっていたんなら止めんかい。いやでも、朔良の発言から、芹自身が主人公の『友達』がこの状況を変えてくれるのだと期待していたから、払い除け着れなかったんだろうなあ。それがとても心地よい苦しさだった。

「……あんた、かわいそうだな」
「芹に騙されて、かわいそうだ」

びっくりすることに、これを受けた主人公が終盤に芹に同じような発言をする。

「……芹君は、かわいそう」
「夢を叶えるために、たくさん、たくさん頑張ったのに、世間に振り回されて、挫折を味わわされた芹君は……かわいそう」

主人公は上記の朔良の発言を意識して吐いた言葉じゃないが、このあとに追い打ちをかけるが如く芹に対して怒涛の「お前はかわいそう」ラッシュを食らわせる。両者に共通しているのは相手に対しての心からの哀れみ。朔良がした発言が、結局巡り巡って芹に到達するのが胸に刺さる……描写はされなかったけど、きっと芹も朔良を『かわいそう』と思っていたような気がしてならない。三人して互いが互いのこと『かわいそう』って思っていたのかと思うと、本人の意図してないところで繋がっている絶対に欠けることのない輪のような関係性に思えて、とても悶えた。これを運命と言わずとして何というのか。そしてこの『かわいそう』にはおそらく、付随して、救ってあげたいって気持ちが含まれているところがミソ。

作中では明言はなかったものの、察するに芹は主人公のことは最初から恋愛的な意味で好きだったんだろう。まあそれまでぼんやり生きてきたらしい芹の意識を大きく変えるほどの出会いだったし、人がごちゃ混ぜのライブハウスの中から居るはずのない人を見つけることが出来るくらいなのだからよほど芹にとって衝撃的な出会いだったと思われる。スイッチが入ったきっかけも朔良から主人公へのキスだったし。芹は洞察力に優れた人なので、朔良を慕う主人公も、主人公に惹かれ始める朔良もわかっていた。自分でけしかけたくせして自分一人が置いていかれる状況に我慢ならなくなったのだろうか。つーかそれだけ他人を見る目に優れているのに、自分のことはまるでわかってないってのがすごいが……芹の奇妙さを表していてそこは結構好ましく見ていた。
主人公を友達としてけしかけた理由は、「目標を失くしたうちのメンバー達に、その平和ボケした心を、すべてめちゃくちゃにされちまえばいい」らしいが、自分の始まりとも言える人間にもう一度救ってほしかったのだとしか感じられなかった。可愛さ余って憎さ1万倍。主人公の姿に憧れて、追いかけて、二度も音信不通になって失われて、再び出会えたと思ったら自分が作った大事なものに最終宣告を下された時の芹の激情は計り知れない。芹だけ「トモダチ」とカタカナ表記だったのは不穏さを演出していて良い表現だったと思う。
朔良に惹かれていたから朔良に傷つけられてしまえ、と思っていたらしいが、側から見ている人間としては、単純に嫉妬としか思えないし、実際そうだったように思う。序盤無理やり朔良にあてがう芹を見て、寝取られ属性でもあるのかと思ったら違った。でも朔良の思いを芹は言わずとも気づいていたから、朔良に対する救われてほしいという思いと、自分が救われたいという思いの軋轢で弾け飛んだ行動がアレだったのかなと。実際朔良ルートでは芹は全く本性を見せないし、また前を向けてバンド活動出来ていることに純粋な喜びを感じられている。これは芹が無自覚無意識的に主人公を好きだったからこそであって、芹が無自覚でなければこの物語はスタートせずに終わると思った。光の速さで監禁してそう。だから、作中で明言されなかったことに妙にとても納得がいった、プレイヤーだけが察することが出来るようになっているのが面白いなと。

正直、狡猾な芹が人を疑うことを知らない可愛らしいお嬢さんを、自分の黒々とした感情へ陥れる様はとても楽しく見れた。朔良ファンからの最初の嫌がらせは芹も予期してなかったみたいだが、それを上手く利用して、自分の立場や状況をフル活用して、主人公の心も身体もボロボロにしていく様子は流れるような動作で面白かった……と評するのは自分でもいかがなもんかと思うけど、面白かったです。主人公の両親があっさり芹に預けるのは流石に単純すぎるしどうかと思うが、まあ長くないお話だし、と思ってスルーした。このゲームにはちょいちょいスルースキルが求められる。
ただ主人公が本当に芹を好きになったのかと思うと、これマインドコントロールじゃないかという思いは消えなかった。強姦に拉致監禁したあとで主人公の髪の毛を洗ってあげるシーンなんかは、DVから抜け出せなくなる人にじわじわなっていってるようで恐ろしくもあって良かった。いやこれを良かったと評するのもアレなんだけど……こういう飴と鞭って洗脳に使われる手法でもあるし、実際主人公はLiar-Sへの思いも重なって『芹の本意はどこか?』を探ろうとする。いやまず、酷い行為という事実が大前提になると思うのだが、優しい部分を見せることでその酷い行為の優先順位が下がる。酷い行為をされたという事実は変わりようもないことなのに、相手の真意が『仕方のない』ことであれば許そうとする受け入れ体制を無自覚で取ろうとしていて、とてもヒヤッとした。
結局主人公は芹の本意を知ることになるし、全部知った上で判断はしたのだけど、芹が他の女といちゃこらしてるところを見せた時の「私以外の女の人を抱きしめちゃ嫌」って発言はついに堕ちたな洗脳完了だなとしか思わなかったし、このままBADEDで芹が主人公をそのまま飼うオチのほうがしっくりきたし興奮した。
あと前述した怒涛のかわいそうラッシュも、同情の意味での方が強くて、芹自身を好きになった感じがあまりしないのがなんともかんとも。主人公自身も「恋なのか同情なのかはよくわからない」と言っていたし、まあ母性と一言で済ませることも出来るけど、そこに萌えがあったかと言われれば微妙なところ。
主人公は「芹がどういう感情を持っていてもそれが嘘でも騙され続ける」と言っていたけど、自分は騙されるのではなく信じ続けることを選んでほしかったなあ。騙されるというのは真実が見えたとしても見えないふりをするような感覚を残すので、騙されることで自分の痛みを鈍らせているように思える。それは相手と対峙することより逃避のように感じてしまう。だから「騙されていてもそれでも信じる」という決意をして欲しかった。そちらのほうが困難なことのように思えるから。それでもこんな行いをした芹を受け入れるには、こう思うことが到底受け入れがたいことをされてしまった主人公の逃げ方だったのかなとも思うと、私の好みでは無いけれど、納得は出来る気がした。

とにもかくにも、芹も主人公という心の支えを得て、腫れ物に触るようにしていたLiar-Sに対して向き合うことを決意する。本音の話し合いだけで解決していたのを見てびっくりした。今まで本音で今後の方針を語ったことなかったんか。それでも彼らに必要だったのは彼らの音楽を心から良いと思ってくれる彼ら以外の存在なので、主人公はLiar-S再生に欠かせない存在だったことには非常に満足でした。

あ、Liar-S=嘘つきたち=何かしら偽っているメンバーたちのこと、という意味なのにはなるほどと思ったけど、嘘つきっていうより本音を隠してるって感じだったので、嘘つきとは思わなかったなあ。騙されたというよりも、表も裏もどちらも芹だった。芹はやはり主人公に救いを求めていたと思うので、『友達になってほしい』は本音の一部だったんじゃないかなと自分は思う。つーか騙されたこともそうだがされた行いもかなり酷いからそこも忘れないでいてほしい。
ちなみにEND2が夏フェスライブ成功のあとに青姦EDだったのは思わず笑ってしまった。もう君たちにセックスするなとは言わないから、せめてお盛るのは建物内と衛生状態のいい場所にしてくれ。いやしかし純粋培養な主人公も色々なものにもみくちゃにされて青姦まで出来るようになりましたと考えると、ここまで清く正しく美しく大事に大事に育ててきたご両親の思いを考えると本当に泣けてくるな…………。


・アンコール
友人が彼氏から大事にされている話を聴いて、主人公が芹との関係の始まりを憂いて「ちゃんと告白してくれるまでは友達に戻ろう」と提案する話。「今更そんなこと言われても」みたいな反応をする芹には大爆笑でしたけど、それよりもすぐ「お前が本当に大事なんだ愛してる」ぐらいのこと言やあいいのに、お互い意地張って一悶着あるところでこのカップルホントに大丈夫か??と思った。いやお互い意地はらなければ話進まないからなのかもしれんけど。
あと主人公と雑貨屋に行ってピアス開けるかどうかみたいな話になった時に「俺もお前の身体に傷つくのは嫌だからそのままでいてほしい」とか言われた時は、こいつ一体何を言ってんだろうと思った。お前はピアス以上の傷をつけたこともう忘れてるのか。
でもよくよく考えてみれば芹視点で「いつかまた壊そうとしてしまうかもしれない。そうなった時、きちんと自分を止められるか、自信がない」とか言ってるし、あんまり反省してない節がある。檜山さんが同情セックスで傷つけてたこと憂いていて反省が甘いと思ったけど、まさか芹がほとんど反省してないとは思わなくてしばき倒したい気持ちに駆られた。
反省していないというよりも罪の意識が薄いというか。主人公が過酷なことをされてもケロッとしてる強靭な精神力と体力と、芹が両親に事実を話して謝ろうとしたところを主人公が止めたらしいので、主人公の態度もそれを助長させているのかとも感じた。まあ親に話したところで芹と二度と会えなくなるだけなのでここは止めるしかないんだろうが……。
卑屈になるほど反省しろとは思わないが、心から悪いと思っていたら『ありのまま自分を受け入れてくれ』みたいなスタンスはやはり違うのではないかなとも。まあそこが芹の魅力であり売りであるからそこは消せないのか……いややっぱマリアナ海溝どころかマントル突き抜けるぐらいまで反省してくれと願うばかりであります。


……プレイ前はもっと自分は怒り狂ってドッタンバッタン大騒ぎな殴り合いにでも発展するのかと思いきや、意外と楽しく読めてしまって、終えてしまった。ただそれと芹の行いを許したかというとそれはまた別問題だ。股間の実りを全部もぎりとってやるぞぐらいのことは思った。
芹が魅力的に描かれていたかというとそこも別問題。これは好みも大きいとは思うが、もっと苦悩して欲しかった。芹が悩んだり苦しむ描写はあまりないので、芹の痛みがこちら側に伝わりにくい。こんな突拍子もないことが出来るまで煮詰まったのか、それとも潜在的にこうだったのかも伝わりづらいし、実際どうったのかもよくわからんから、芹は『こんな酷い事が出来る人間』だという事実だけが残る。でも自分はその裏側を知りたかったな……と思うけど、安価な作品なので、これ以上を求めるのもなあという気持ちも残る。これは似たようなことをレヴァフェのときも思った。
展開がザルな部分もやはりあって、朔良ルートであんなにいちゃついても誰も何も言わなかったのに、このルートだけ急に出てくる朔良ファンのいじめには笑った。君らなんで朔良ルートで出てこなかったんだよずっとあっちのルートで待ってたんだぞ。
あと睡眠薬使ってなにかするのかと思いきや、序盤の一回きりだった。一応今後監禁する流れへの布石だったんだけど、これがもっと酷いことに使われるんだと思いきや意外とそうでもなかったっすね。妙なところで全年齢に配慮したんだろうか。

Liar-Sに主人公が必要な存在になっていく物語かと思いきや、最初から主人公あってのLiar-Sだったと知れるのは面白かった。朔良ルート時の芹の心情と、芹ルートの時の朔良の心情を思うといい感じに心苦しくなれて、その痛みがまた心地いい。いい三角関係っすね。できれば各ルートに入らない状態でLiar-Sが再生して、その状態でグダグダの恋愛関係に発展するところも見てみたかった。

お次は癒やしと名高い珠洲乃さんルートに参ります。この道を通ったのでもう多少ひどい言葉掛けられても優しさを感じてしまいそうだな。
ソシャゲの周回に猛烈に飽きてきたので何かADVでもやるか~とふと手にとったダイナミックコードLiar-S編。これの前にやったレヴァフェが中盤辺りの中だるみ、かつ展開もおざなりな部分もそこそこあったのであまり期待してなかったというのが正直なところなのですが…………いやあーーもう最初から最後まで楽しかった。一気にプレイしてしまった。健やかに幸せに生きてくれ檜山朔良よ。


簡単にルートを説明すると、色々あって心が折れた男性を根気強く宥めてあやして体張って立ち直らせる話(性的な意味で)。正直これはレヴァフェでもそうだったし、それが描き切れていたかと言われると結構納得できなくてスルーした部分もあったので、今回も納得しにくい展開になるのかなーと思っていたら、そんなことはなかった。重厚な描写ではないのだけど、一つ一つポイントを抑えて衝突もあり迷いもありながらゆっくり立ち直っていく様を描いてくれるとは思わなくて、この人たちが傷つけ合いながらもどういうゴールを迎えるのか気になるぐらいまでには感情移入ができた。まあ気になるというか、見守りたいという気持ちのほうが強かったのだけれども。

導入部から引き込まれた。主人公は箱入りのお嬢様で、親が敷いたレールに疑問を持ちつつもやりたいことはなく、大学だけは共学に行かせてほしいと努力して行ったものの、これまた親に勝手に二年間留学に行くことを決められる。そんな自分を見失いそうなときにたまたま友人に連れられていったライブハウスできいたS-leeper(後のLiar-S)の音楽と檜山朔良の言葉に励まされる。驚いたのはそのまま留学に行くところで、戻ってきたら名前変わってるしライブはやる気ないしもう何ヶ月も新曲だしてないみたいな腑抜け状態になっていて、好きだったあの音楽はどこに行ったんだ、というところから物語が始まる。主人公が居ない間に元いた環境が大きく変わるのはよくある手法だけど、この長くないとわかっているシナリオでそれを使ってくるところにも少々驚いた。それが短いながらも効果的に働いている。
でもなにより良かったのは、親が勝手に決めた留学に戸惑う主人公にかけた檜山朔良の言葉が希望に満ち溢れていて、前向きで、押し付けがましくなくて、ほんのり暖かかったこと。主人公が前を向いて現状を受け入れることに説得力のあるものだったので、戻ってきた時の落差が効果的に働いて、「一体何があったんだろう」と物語に引き込ませてくれたのが良かった。

そんで、メンバーと幼馴染だったレヴァフェ主人公はともかく、Liar-Sとはメジャーデビュー前にちょろっと話したことがありメンバーの一人の親の取引先関係で顔見知り程度の関係の主人公がどう繋がってしていくのかなあと思ったら、その顔見知り程度の一人の結崎芹さんからLiar-Sと『トモダチ』になってほしいと言われる。(噂のこの人だけ友達がカタカナ表記なのプレイ前から本当に怖い)
メジャーデビューした人気のバンドに「いきなり友達になってほしい」は少々強引な展開ではあるし、レヴァフェを通過してきた私は思わずおセックスのお友達かと思ったら檜山さんもそれにお答えしてくれましたね、「ヤリ友なら困ってねーよ」と。いいぞ!よく言った!それでこそDYNAMIC CHORDの攻略キャラだ!!性病検査に行こう!!

もちろんこれは純粋な意味での「友達」で、まず檜山さんに色々あってやる気がなくなり、それに連なって作詞作曲担当の珠洲乃くんもやってらんねーよ!になり、主にこいつらと友達になって叱咤激励してまた過去の音楽を取り戻させてほしい、とのことだった。噂の結崎さんが本当に全く性的な意味を含まない意味での友達になってほしかったのだと願ったとはなかなか思えないのだけど、これは彼のルートを見て判断することにしよう。(一応本人談では「そういう意味で連れてきた子じゃない」とのこと)
あと、なぜ主人公が友達候補に選ばれたのかを理解させてくれるところも良い。顔が良いことで人気になってしまってやる気のなくなった音に気づかないファンが多い中主人公はそのことに気づいたこと、主人公に『人気バンドだから仲良くなりたい』というやましいという気持ちがないこと……などなどいくらか理由をつけてくれる。また、主人公側も「いきなり友達ってまじかよ……」みたいな感情を抱いて戸惑っていたし、この20歳を超えても箱入りで門限に縛られる純粋培養のお嬢様がどう彼らに立ち向かうのかが気になった。

いやあしかしこの仲良くなれそうにもない良い感じに空気がギスギスした中でどうやって彼らの心を絆していくのかなと思ったら、嫌な顔されたり襲われそうになったりして、当たりは優しくはなかったっすね。まあ当然だ。いきなり過去にちょろっと話した事があるお嬢さん連れてこられて「これお前の友達だから」とか言われても、はあ?とか言う反応されるのもよく分かる。それでも主人公は主人公なりに彼らと仲良くなろうとして、突っぱねられて、傷ついて、やはり友達なんてなれないと断ろうとしても、彼らの音楽が好きだとまた立ち上がって覚悟を決める……という展開には、純粋に頑張れと応援したい気持ちにさせてくれた。このへんの描写が一回二回ではなく結構数回順を追って叩きのめされてるのも良かったなあ。

押して押して、その主人公の純粋な気持ちが伝わったのか檜山さんもちょっとずつ心を開いていく。結崎氏の家に入り浸っていたのを絶妙なタイミングで家に戻されたり、その「家」にも色々トラウマを負うエピソードが盛り込まれていて、伏線を回収していく心地よさもあった。家に入れてくれて主人公が作った料理を全部平らげた瞬間、もう勝ったと思った。胃袋握りつぶさんが如くがっしり掴んで離すなよ主人公、と思ったらほんとに結構しっかり掴んでて笑った。
自己を犠牲にしても檜山朔良を救いたいと思った主人公に、迷い戸惑いながらも歌に力が入らなくなった経緯と心情を吐露するシーンは心に響いた。今まで自分がたどってきた音楽の始まりや、母が病気で亡くなり、姉が結婚し、父が過労で急逝して家に一人取り残されたところで支えにした音楽でも、ファンはビジュアル面でしか見てこず求められるのは売れたメジャーデビュー曲ばかり。支えにしていた心の支柱がほぼ同時に全部折られたことで立ち上がれなくなったのは、なんとも言えない気持ちにさせてもらえた。
彼は自分を弱いと評していたけど、私はそうは思わないなあ。人間いくらか大事にしているものはあるだろうし、家族がその代表である人は多いだろう。かつ音楽も彼にとってはライフワークでもあっただろうし、それだけ音楽に情熱を持って取り組んできたという証拠でもある。思い入れが強ければ強いほど、逆に作用する反動も強いように思える。どちらか片方があればまだ片足でもなんとか立てて居たかもしれないものが、両方なくなって倒れるしかなくなったのを弱いとは思えなかった。
そんで「寂しくなくなるまで側にいる」と門限を無視して身体の関係まで持って彼を支えようとする展開には、セックスしないと寂しさ埋まらないんか?とは思ったけど、性的な関係がある方がグズグズ感が増したのでそれはそれで面白く読めた。あと抱いてる最中の檜山さんの思考も読めるんだが、抱きながら自己嫌悪に陥ってて檜山さんには申し訳ないが笑った。救われたいと思いながらずっと泥沼から抜け出せなくてゴボゴボやってる感じがとても良い。

もちろん愛を語り合ったわけでもなし、主人公に心情を吐けてもそれが根本的な解決には至らず、檜山朔良は自分の歌を取り戻せないままで居た。主人公もただ朔良を慰めることはただ一時の痛みを鈍らせることにしかならないことに気づくのは、お互いぶつかりあって傷ついてそれでもなんとか前を向こうと探っている様を見ているようで妙な感動を得た。
それでも「音楽から離れたい」と希望を持てない檜山朔良を「じゃあ逃げましょう」とスパッと結論を決めて宛てもなく電車に乗って海にたどり着く。純粋培養なお嬢様も揉みに揉まれて男よりも男らしく強くなりました。ちなみに好感度が低い?と『何言ってんだお前』みたいな反応をされて突っぱねられてBADになるのも腑に落ちた。好感度というのは信頼度の高さでもあるように思うし、朔良がどれだけ主人公のことを信じられるかをここで試されているんだろうなと。恋人になるか他人になるかの境目。
もちろん主人公も朔良も、放浪しても逃げ場所なんてないことは理解していただろうし、本気で放浪しようと思っていたのではないと思うけど、一人で居るしかなかった家から連れ出してこれまでの生活とは関係のない別の場所に行って、穏やかに語りながら互いが互いの存在の大きさを確認するシーンは、二人でゆっくり立ち上がれたように思えて穏やかな気持ちにさせてもらえた。お互い苦しみボロボロになりながら前を向けた様子は萌えというよりも感動の方を強く呼んだ。
これで檜山朔良の心の二本柱の一本が完成し前向きな気持ちになれたところで、空気を呼んだ結崎さんがメンバー全員を連れて迎えに来てくれる。そこでまたLiar-Sが再び団結していく様子を見て、「このバンドの音楽を聞いてみたい」という気持ちにもさせられたのが自分でも驚きだった。

ラスト、自分を取り戻した檜山朔良が夏フェスで初めてやったMCでのシーンも、短くて単純な言葉だからこそ、率直でどれだけLiar-Sへの思いを抱えていたかを計り知ることが出来たような気がして明るい気持ちになった。つーかこれまでMCなしでライブやってきたんかそれもすごいな。
プレイしながらずっと、どうしてスパッと「音楽やめる」と言えなかったのかな、と思っていた。本当にすべてを諦めたのなら、ED3のように跡形もなく居なくなるような気がしてならない。諦めたくても諦めきれなくて、それほどLiar-Sでやる音楽が好きで、それでも立ち上がれなくて、でも自分では止めを刺せなくて、誰かにその役目を担ってほしかったのかなと。それがいつかしびれを切らしそうな珠洲乃でもいいし、事務所側でもいい。自分ではない誰かに止めを刺してもらうことでようやく諦められると考えていたのかなあと思うと、どこにも逃げ出せないゴールの見えない暗闇の中でずっと苦しんでいたのかと切ない気持ちにさせられた。
いや、でもそれ以上に迷惑かけた他のメンバーには心から感謝してほしい。特に主人公を連れてきた結崎芹さんにはもっと感謝してもいいと思うぞ。友達どころか嫁連れてきてくれたようなもんだ。

でもハッピーエンド後にファーストキスと同情セックスで処女奪ったことに対して「俺、最低じゃん……」とか言っていたけど、別に初めてじゃなくても普通に最低だからなそれ。
主人公がツッコまなかったから私がツッコまざるを得なかったが、同意があったからまだ良かっただけで、行いは普通にマリアナ海溝レベルで最低ですのでもっといっぱい反省はしていただきたい。
しかしこんな純粋培養のお嬢さんで色々経験してないことはわかっていたのだと思っていたが、そんなこと後々になってようやく分かるくらい夢中になってお励みになっていたんか……と思うとよくわからないが頭が痛くなってきた。もはや今更だが主人公主導で色々意識を叩き直したほうがいいぞ。


・アンコール
タバコを止められない人の話。ヘビースモーカーな朔良がメンバーや主人公の集中攻撃にあってタバコをやめようとするのだけど、禁断症状を抑える方法が主人公へのキスという、マーライオンが如く口から砂が吐ける甘々な話だった。授業中に抑えきれなくなってキスされたときは思わず「勉強しろ!!」と叫んだ。タダじゃないんだぞ大学は。
ちなみに自分はタバコは吸ったことがないんですが、身近にタバコを止めた人、一回止めたけどまた吸い始めた人、朔良のように全くやめようと思ってない人の三種族に出会ったことがある。タバコって不思議なもんでヘビースモーカーだったのにスパッと止められる人もいれば、朔良のように止めたくても止められずに吸い続けている人も居る。今だと徐々にニコチンの量を減らしていく一ヶ月で止められる禁煙グッズもあるらしいのでそちらで頑張ってください。あと副流煙の問題もあるから主人公のこと考えると止めたほうがいいとは思いますよ檜山さん。
主人公の父親が過労で倒れたのは朔良を揺さぶるという意味では効果的だったけど、唐突な印象でどうもなあ……。それよりお宅が大事に大事に育ててきたお嬢さんがバンドマンに付き合っても居ない状態で慰みものとして食われたのを思うと、むしろそれが父親に伝わったんじゃないかと思ってヒヤヒヤした。お父さん、これ知ったら卒倒するんじゃなかろうか。



いやーほんとに檜山朔良さん電気のついてない暗い部屋がよく似合う。出てくる檜山さんの部屋の背景が大体カーテン閉めきってるし部屋なんか暗いしでよく似合ってました。
ここまで大体褒めちぎったように自分でも感じているけれど、正直ツッコミどころは結構たくさんあった。まず檜山家はアパートなんだけどそれが築年数が結構行ってそうなアパートで、そこを家族との場所だとずっと大事にしている朔良は可愛らしくもあったんだけど、顔で売れた部分もあるのにそんな警備ザルそうな家にファンが寄り付かないのも微妙なところだ。寄り付いていたのは過去に関係があった?程度に匂わされていたMERIという芸能人の女の子なんだけど、これも物語に深く関わるわけじゃない。
あと主人公の家庭は門限に厳しく箱入りっていうのが大前提の設定だったのに、なし崩しに身体の関係持った以降は門限を全く気にすることもなくなった。まあこれは朔良が大事だったからと言う理由で納得するにしても、親から入ってた鬼電すら描写されなくなったのはなんかなあ。親を説得する描写でもあれば別なんだけど、それもなかったので。
でもそれをひっくるめて檜山朔良を救う物語はとても楽しかった。檜山朔良がのたうち回り出口が見えないと苦しむ様子はなかなかに胸に響いた。主人公もどうしたら良いのかと暗中模索する姿も応援したくなったし、最後にゆっくり立ち上がるのも心救われた。
惜しむらくは檜山朔良が救われたあとに主人公が何らかの理由で傷つけられたり失われるところがBADで見られなかったこと。こういうキャラが大切なものが出来て、それがまた失われた時にどういった行動に出るのかが気になる。とても気になる。

いやしかしながら未だにアニメの記憶が強い。今更ながらLiar-Sをプレイして、確かに彼らは唐突に失踪しそうだなと思ったし、マネージャーが村祭り回でLiar-Sの演奏を聴いていたく感動していたのもこういう事情があったのを乗り越えてだったのか、と思うとよりアニメDYNAMIC CHORDの理解が深まったような気がしなくもないが勝手にそういう気になっているだけかもしれないのでやはりよくわからない。

次はお噂はかねがねな結崎芹さんに特攻します。絶対殴り合うことになるだろう。良いだろうやってやろうじゃねえか。かかってこい。
ADVする気がまたぱったり途絶えたので、ソシャゲに傾倒している人の雑談。ソシャゲに飽きたらまた怒涛の勢いでするんだろうなあ……。
あと映画刀剣乱舞のネタバレしてますんでまだ見てない方はご注意ください。


・ソシャゲで遊んでいた
A3!とFGOでどちらかの体力が無くなったらどちらかを回すみたいなことをしていた……つい先日までは。
FGOは友人から「私と同じ苦しみを体感してほしい」というとんでもない誘い方をされ、「だったらその苦しみに抗ってやらぁ!」と遊び方を再度叩き込まれてとりあえず1部クリアまでは行ったものの、流石に☆5がある程度ないときつい状態になってきてもセイバー枠は☆4すら全然来ない状態で、もう何連したかわからないけど多分7~8万円相当ぐらい回してあろう事か一つも☆5が出てこなかったので苦しみに屈しました……薄々感づいては居たけど自分、きついきついと言われているFGOのガチャの中でもガチャ運相当悪い。今やってるCCC復刻イベでBBを手に入れた瞬間なんか脳内物質がフワッとなったのか、以降パッタリきてしまった。
この組み合わせで悪かったのがA3のSSRが結構出が良いので(こちらは私の運ではなく、全体的に出やすくなっているっぽい?)両者のガチャを比較してしまってFGOの意識が遠のいてしまった。ゲーム自体は組み合わせパズルみたいで楽しい部分もあったし、☆低いやつでも育てればなんとかなる部分もあるとはわかっていても、育成するまでの過程と手間に対しての楽しみが等しくならなくて振り落とされてしまった。でも最初に初めたときよりは楽しく遊べたので、またガチャに対しての気持ちが戻ればプレイするかなあ……どうかなあ……無いだろうが月姫次第ですね。無いだろうけど。(強調)

A3についてはアニメ化記念で出戻り。以前も語ったとおり、ゲームシステムについては楽しさをこれっぽっちも見出してないですが、メインストーリーが楽しくて楽しくてそれを見るために頑張って回しているようなもん。サブストーリーも良し悪しあれど大方楽しんでいる。
いやしかしメインストーリーがたいそう楽しくて、とても楽しくて。第4幕までも楽しかったんですが、第5幕の小気味いい伏線回収と怒涛の展開がダイソン並の吸引力で物語に引き込まれて感情を揺り動かされて本当に楽しかった。とりあえずメインストーリー全部読んだら一通りの感想を書いて自分の考えをある程度具現化しておきたいなと思うぐらいにはとても心惹かれるお話でした。5幕は春組のお話ですが、これがまた4幕の冬から雪解けの春を連想させるストーリーでこの組み合わせも素晴らしいなと。とにかく構成力に唸りっぱなしで、ゲームシステムには楽しさ見出してないのに、このお話に対してはお金を払いたいなと思えるお話でした。そういう仕組みだとわかっていても、これをタダで見るのは逆にこちら側の心が痛むという気持ちにさせてもらえたのが面白い。
ただ私はやはりADVパートをスマフォで読むのが結構苦痛で、いつもの二倍ぐらいは読むのに時間が掛かっている。文章自体は読みやすいので問題は無いんだけど、多分これは頭の中のどこかで、スマフォは読み物を読むものじゃないと認識しているからなんだろうな……。いやでもKindleで普通に小説読むしな、なんでだろうかなんだか読みにくい。
アニメも楽しみにしている。まさかP.Aが関わるとは思わなくて驚いた……。作画は心配しなくても良さそうで少し安心してます。(思い出されるダイナミックの記憶)


・映画刀剣乱舞 雑感(ネタバレ)
刀剣乱舞についてはゲームもやったしアニメも見ているけど、正直言って思い入れ自体はそんなにない。2.5次元の舞台が賑わっているのも知ってはいましたが興味はなく、実際実写映画化されると知ったときも見るつもりもまったくなかった。

脚本:小林靖子の文字を見るまでは。

私はアニメの牙狼〈GARO〉炎の刻印で小林靖子のファンになった人間ですが、過去になんとなしに見てた仮面ライダーで「そういやあれ面白かったなあ」と思っていたのが小林さんが書いた龍騎だったので、多分この人の書くお話は自分に合うんだろうなと思っていました。

多分、変なことにはならないだろうと思い、どういう風な刀剣乱舞を作り上げるのかなあと思って見に行った。んで、満足して映画館を出た。
特別に重いとか暗いとか明るいとかではないが、どちらかといえば話はシリアスだし、言ってしまえば二次創作でよくされたような設定も沢山あったけれど、刀たちの思いも審神者の思いも審神者以外の人間たちの思いも、心の機微や暖かな思いが描かれていてそこがとても心地よかった。もちろん物語の謎も上手く組み込まれていたし、顔が良い人たちが沢山出ていたので目の保養にもなった。

話は三日月宗近を中心とした本能寺の変あたりの話で、高齢の審神者が代替わりするときに力が弱まることを敵に察知されていざこざがある……という感じ。この高齢の審神者と三日月宗近の会話のシーンがそこそこ盛り込まれているんだけど、多くない描写なのに二人の間には厚くて温かい信頼関係があるのだと感じさせてくれるところも良いし、何より三日月役の鈴木拡樹氏のふとした感じの演技が良くて一発でファンになりました。あと顔がいい。何度でも言うぞ顔がとてもいい。喋り方や仕草がちょっと野村萬斎が頭をちらついて離れなかったけど、野村萬斎好きなので無問題でした。それにゲームでの三日月のキャラ造形をちゃんと踏襲なさっていてお見事。

ちなみに物語の謎、織田信長が本当に本能寺で敗れたのか、というのは、まさかの織田信長から某乙女ゲーを連想してしまって、謎についての衝撃度合いはそれほどでも無くなかった。自分でもあまりの変化球に笑ったけど、これについては物語内でも「本能寺で信長の死体は見つかっていない」的なナレーションが入っていたので、うまい具合に伏線が盛り込まれているなーとそういう部分で楽しめました。
あとなんと言っても秀吉役の八嶋智人氏のちょっと狂気じみた演技がすごい良かった。信長が討たれたと知らされてのたうち回りながら空を仰いだ時のあの「自分が天下を取れる」と悟った時の一瞬の笑顔が脳裏に焼き付いて離れない。この方、数年前にやってたドラマ相棒で最高にサイコな役をやっていてその演技に負の感情を通り越して心揺さぶられまくったのが記憶に新しくて、今回でもそれを連想させてくれる演技を見れて感無量でした。その他にも信長からの手紙を受け取ってそれを刀剣男士たちが「それは嘘だ」と偽って、秀吉がそれを暴く時のシーンでの笑顔が狂気的で。このシーン、あれが本当に信長からの手紙だったと証明するために秀吉役の八嶋さんが尻を晒して館内でも軽く笑いが起きた後に一転して刀剣男士たちを追い詰め責めるんだけども、その落差が急激で強く印象に残るんですよ。討った後に灼けた薬研藤四郎を大事そうに抱えるところも、慕っていた主君を討ったという複雑な感情をこちら側にも想像させてもらえてぐっと感情移入できた。というわけで、八嶋さんをキャスティングした人に多大なる拍手を送りたい。

三日月については、最初の高齢の審神者と一緒に散りたかったんだろうなあと思いつつ、その安らぎを与えなかったことは各所で言われている通り小林靖子らしいと思った。次に来た審神者が幼女だったところもらしくはあったけど、これについては設定が上手いなと。争いを産みにくいからだ。
リリース当初から付かず離れず刀剣乱舞を見てきた人間としては、審神者関連での数々のボヤ騒ぎも見てきたので、「高齢の男性の審神者」「幼女の審神者」は刀剣男士とのあれこれを連想させにくい。これが妙齢の女性または男性だったら、特になにもない展開だったとしても勝手にボヤが発生していた気がしてならない。まあそれは審神者自身=プレイヤーな図式が出来上がっているからなんだけど、これはゲームの性質上しょうがないっすね。
ゲームの刀剣乱舞についてはある程度ターゲット層が決められているだろうけど、映画については一般層もターゲットにしていると思うので(脚本に小林靖子氏を据えたところも含めて)。それでも受け取り側はいくらでも妄想は広げられるけど、荒れ難い設定を盛り込みつつ小林靖子氏らしさを盛り込んだところがとても良かったし、見たかったものが見れたという気もした。あと『審神者の代替わり』で高齢→幼児で、信長の時代→秀吉の時代でそれまでのものから新しいものが始まって行くという意味でも掛かっている。上手いなあ。

とにもかくにも、100分の長くない時間の中で、登場人物たちの心の動きと物語の謎、原作であるゲーム刀剣乱舞から逸脱せずに上手く纏めて一つの作品にしてくれたことは、そんなに刀剣乱舞に思い入れはないと思っていた自分でも嬉しかった。あと見ていて、私が活撃刀剣乱舞にもとめていたものはこれだーー!!と思った。これをシリアス増し増しにして二~三本ぐらい刀と視聴者の心の骨を折りつつほのかに希望を見せるようなものを活劇に求めていたんだ私は、と何故か答え合わせしたような気持ちにもなった。

不満を言うなら、一部の刀のキャストの演技がちょっと微妙だったこととラスト付近の戦闘シーンが若干長くてダレたことぐらいですが、いやはやそれを補うぐらい顔が良かった。それでも演技はちょい気になったけれども棒読みというわけじゃないし、主要キャスト陣はさすがの演技力でした。
とにかく顔が良かった、特に山姥切と骨喰の透明感凄い。ただ骨喰役定本楓馬さん、髪型もあって悠木碧ちゃんに見えるなと思っていたのだけど、そう思ってるのが私だけじゃなくて良かった……(第二検索キーワードに「悠木碧」が出てくる)。

それにしても、映画の三日月宗近の優しい思いには胸を打たれた。私はこういう人に思いを打ち明けず一人で思いを抱えて誰も知られず傷ついてるような人が好きなんだ……報われてほしいと思う。おじいちゃん審神者と一緒に去ることが寿命という形で去ることができない刀としての三日月の思いだったのかもしれないが、審神者の思いも他の刀たちの思いも受け入れて、昔も今もこれからも、刀として人と共に歩むことを選んだのがなんとも切なくて良いなあと。多分新しい幼女審神者が代替わりすることになっても連れて行ってほしいという思いを抱えながら次の審神者を受け入れるんだろうな。その思いがとても切なくてよかった。

難しいと思うけど、これニチアサでやってほしいですね。小林靖子脚本で。だめかなーーイケメンたくさん出て人気出るだろうし若手側もテレビに出られるし、だめかなーーー毎週早起き頑張るのでやってくれないかなーー。


・そういうわけで刀剣乱舞をしている
熱が復活したので一生懸命大阪城の地下を掘り続けています。ゲームに面白さは相変わらず見出だせないんですけど、やっぱりキャラクターは好きだ……キャラゲーにハマりにくい性分なのに、刀剣乱舞のキャラクター造形はとても好きでこれを支えにしているのが自分でも不思議。
とりあえず映画に出てきた子たちと、入手できただけで満足してたLv1の村正とかを育成しようと思ったけど……わかってたことだが居ないキャラがなかなか出ない。自慢できることが他にないので何度でも自慢するが、審神者望月の初鍛刀はまさかの三日月宗近でここですべての運を使い切ってしまった感がある。当時三日月があんなにもレア度が高い刀だと判明していなくて、出てきたときも三日月宗近が出てきたというより鳥海浩輔の声のキャラが出てきたと思ってしまったぐらいだった。しかしながらその後、ほしいと強く思った村正が鍛刀ではまっっっっったく出てこなかったので、やっぱり物欲センサーって本当にあるんだなって思いました。

映画に出てた刀で出てきてないのは日本号と不動行光で、てっきり倶利伽羅江も実装されてるんだと思ったんですがあの子は映画オンリーの子らしく驚いた。多分映画が公開終了~映像発売当たりで実装されるんでしょうかね。
私はずっと明石国行難民をやったあとに日本号難民をしていたんですが、引き続き鍛刀で槍配合していたら出るわ出るわ、持ってないレア短刀が。笑った。ショタコンの審神者にありがとう新しい子たち、ずっとここでネバーランドしていようね。というわけで不動行光は出ました。
新しく来たのは後藤、信濃、包丁、不動、太鼓鐘でこの子らがおててつないで来たんかと思うぐらい連続して来たので、笑みが止まりませんでしたよショタコンなので。いや厳密に言えばショタじゃないですけど……年齢は大事。大阪城掘ってるついでに迷子を見つけられればいいやと思っていたら一気に来てくれたのでありがてえ。
ちなみに博多くんはすでに居て、あとは大阪城で出会えそうな毛利くんを狙いたいが、狙うとほんと出てこないのでただひたすら頭を空っぽにして採掘作業に勤しもうと思います。
出演者が大好きな人達ばかりだったので、行く前から最高状態だったんですが、行った後しばらく放心状態になるぐらい素晴らしいライブでした……。自分、レーベルとか音楽関係の仕組みはよくわかってないんですが、フライングドッグが出すCDはよく買ってたため(ビクターが前身らしいですね)、どんな曲が歌われても大体大丈夫だろうとかふわふわした状態で行ったら、ツボもツボのドツボな曲を歌ってくださってホント感動しっぱなしだった。
以下より印象に残った部分を書き記して置く……と言っておきながらほぼすべての部分について語っている。あと上記で語った通りふわふわした状態で行ったので、曲や歌手とレーベルとの歴史はあまり把握してないですすいません。あと敬称略ですすいません。

・遠藤正明&田中公平(【勇者王誕生】)
一曲目からガオガイガーとか激熱。脳内で自動再生される檜山修之氏の声……サビの「ガオガイガー!」で一瞬で観客が一体となっていた熱がすごかった。一曲目からこちらを殴り倒さんばかりのセトリにもうとてつもなく楽しかった。

・May'n(【Chase the world】、【射手座☆午後九時 Don't be late】、【ダイヤモンドクレバス】)
ダイヤモンドクレバスについて、御本人にとっても特別な曲だと感極まりながらお話してましたが、それを受けたこちらも思わず感極まってしまうぐらいだった。二人目で。早いな。
Fについては自分は途中でギブした人間ですが、曲についてはちょくちょく購入していたぐらいは好きでよく聞いていたので、今回生で聞けて本当に感動でした。ついでに語ると一時期めちゃくちゃハマってヘビロテしまくったのはpink monsoonだった気が。

・ナノ(【SAVIOR OF SONG】、【No pain, No game】)
蒼き鋼のアルペジオOPとBTOOOM!OP、どちらも視聴済みでどちらも購入済みでヘビロテしてたのでサイッコーに楽しかったし生で体感できたのがとにかくもう感動でした。ちなみにどちらもOPが曲と合わせて格好良く作られてるので脳内にOPが流れてそれがまた言いようのない感動を生みました。
SAVIOR OF SONGの二番目の歌詞「爪痕は誰が消すんだ」のところで、CDと同じ歌い方じゃなくて語りかけるように言っていたのがもーーーー半端なく格好良くて!!犬フェスで一番ときめいた時間だったかもしれない。あとMCで英語喋ってたのも格好良くてとにかくもう格好良かった(興奮による語彙力の低下)。ツイッターにbless4との写真上げてたんですが、bless4とは英語で会話したのかどうかがちょっと気になる。

・梶浦由記 FictionJunction YUUKA(【salva nos】、【暁の車】、【nowhere】)
salva nos以外は知っていたんですがSEED世代としては暁の車が流れた瞬間当時を思い出して膝から崩れ落ちそうだった(この後さらにとある楽曲が流れてのたうち回ることになる。後述)。暁の車と焔の扉はどちらもカガリを連想させて、またSEED見たくなりました。当時歌詞に出てくるギターラがよくわからなくて調べた思い出も甦った。
salva nosは初めて聞いたんですがコーラスがとにかくもう圧巻でクラシックでも聞いているような気分でした。ヤンマーニもできて楽しかった。

・新居昭乃(【VOICE】、【キミヘムカウヒカリ】)
新居昭乃さんは存じ上げていたのですが曲はあまり聞いたことがなく。ただキミヘムカウヒカリが流れた時に「あれ……なんか聞いたことあるぞこれ……」と一拍おいてからゼーガペインだーー!!って気づきまして、瞬間目頭めっちゃ熱くなりました。数ある楽曲の中で自分にとって思い出深い曲が流れたことも嬉しかったですが、呼吸音すら音楽だと言わんばかりのウィスパーボイスも胸に響きました。
あとMCがお茶目でちょくちょく笑いを取っておられたところにもキュンとしました。たった二曲の生歌ですっかりファンになってしまいました。

・ALI PROJECT(【亡國覚醒カタルシス】、【勇侠青春謳】)
ギアス劇場版の公開が近かったので歌うかな?と思ったら歌って頂けました(単独でも結構歌っているそうです、やはり人気なんですね)。今回はじめてアリカ様を生で見てアリカ様のMCを初体験したんですが、もうすべてが完成されていて素晴らしかった。年齢を全く感じさせない相変わらずの美脚でしたし、私が一番アリプロを聞いていたウン年前からのアリカ様そのままで、それを維持し続けていることに感動しました。今回歌われた二曲も好きですが、一番印象深い私の中のイメージは聖少女領域だったりのローゼンメイデンの曲です。あのゴシックの世界観にピッタリで映像もセンスがよくて好きでした。

・中島愛(【星間飛行】、【サタデー・ナイト・クエスチョン】)+May'n&中島愛(【ライオン】)
まめぐといえば星間飛行はやはり外せないですね。ちなみに私はランカ派で一番好きなランカソングは虹いろ・クマクマです。ランカらしいかわいい曲がステキ。サタデーナイトクエスチョンは初めて聞きましたが家帰ってから光の速さで購入したぐらい気に入りました。相変わらずの歌唱力も素晴らしかった。
先にMay'nちゃんが歌い終わったのでイントロが流れた瞬間の盛り上がりと行ったらもうすごかった。ライブで一緒に出演することはあっても一緒に歌うことは無く久しぶりだったようで、歌詞に反して(?)楽しそうに歌っていたのが印象的でした。二人で抱き合いながら捌けて行ったのも可愛かった……。

・Fire Bomber(【Planet Dance】)
お恥ずかしながらマクロス7未履修で曲も初めて聞きましたが、それでも熱くなった。あと生「俺の歌を聞けー!」は未履修であってもなんだか感動しました。いつの日か履修したい……三角関係モノ苦手だけれど……。

・AKINO with bless4(【海色】、【創聖のアクエリオン】)
何年か前にワンマンライブに足を運んだくらい大大大好きな方たちです。後から知ったんですが、地震がなければ北海道にツアーに来ていたらしく……知ってたら、そして地震がなかったら絶対行っていたのに……ぜひまた来てほしい。
一人大体二曲なのでこの二曲しか聞けなかったのが本当に惜しく……アクエリオン無印以外にもEVOLとかもっとその他諸々生で聞きたい曲がいっぱいあったので、またぜひライブに行きたいなーと体感した歌声でした。相変わらずの力強さ、安定感、MCでのお茶目さ。bless4の良さ満載でした。
あとかなり遅ればせながら、AKINOちゃん結婚おめでとう…!ワンマンライブでの涙を思い出して、曲を聞きながらちょっと涙ぐみました。

・石川智晶(【不完全燃焼】、【アンインストール】)+See-Saw(【あんなに一緒だったのに】)
今回一番生で聞けるのを楽しみにしていたお方です。曲から歌詞から何から何までこの方が作るものが大好きです。不完全燃焼は生で聞くとCDで聞くよりも何倍も迫力があって超絶格好良かった……。アンインストールの曲紹介で「ニコニコ動画でたくさん歌っていただいてそれを何年後の今こうしてここで感謝を述べることになるとは…」みたいなことを語っておられて笑いました。歌の素晴らしさも語っていて、石川さんの作った曲がEDで流れて感情移入しまくって涙ボロボロ流しまくったマジェプリのことを思い出しました。石川さんの作った曲が流れたから何倍にも感動したことがたくさんありました。新居さんのときもでしたが、曲だけでは体感できないMCなどの面白みを感じられるのがライブの良さだなと改めて実感。
そして、あんなに一緒だったのにはイントロが流れた瞬間一瞬呼吸が止まりかけましたね。暁の車でも息も絶え絶えと言った感じだったのに、この曲が流れてしまうと毎週楽しみに見て居たあの当時の熱量が完全に蘇えってしまってもう意識を失いそうだった。「あんなに一緒だったのに」と「君は僕に似ている」の二曲はSEED世代を炙り出す楽曲ですね……炙り出されるどころか延焼してしまいましたが。

・Trident(【ブルー・フィールド】)
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このお花はもしやそういう意味だったのですか……?
と問いたくなったんですが、後から調べたら石川さんの不完全燃焼もこのタッグだった。
私はアニメ蒼き鋼のアルペジオを軽く10周くらいはしてるんじゃないかと思うぐらい見まくったので、アルペジオファンとしても感涙モノでした。ちなみに言うと漫画のアルペジオのファンでもあります。
この曲も刷り込むぐらい聞いたし、このEDが流れるときに可愛いかつ面白い演出があったりしてそういう意味でも思い出深い一曲でした。一夜限りの復活に立ち会えて本当に嬉しかったです。

・ワルキューレ(【いけないボーダーライン】、【一度だけの恋なら】、【ワルキューレがとまらない】)
繰り返し曲を聞いて繰り返しライブDVDを見ているにも関わらず本編は劇場版しか見ていない体たらくですが、やはり私はワルキューレというユニットが大好きなんだなと生で見て改めて感じました。主のボーカルは二人ですが、五人でこそこの調和が保たれているんだなと……でも何気に好きなのが、毎度毎度曲に触れるたびに感心するカナメさん(安野さん)のハモリの美しさと安定感よ……。
いけないボーダーラインはメインボーカルはJUNNAちゃんですが、一部をみのりちゃんが歌っていてライブ限定の特別仕様でめっちゃ嬉しかったです。あと個人的にファンの東山奈央ちゃんを生で拝むことができて嬉しかった。そして西田さんソロデビューおめでとうございます!WikipediaによるとNACSファンらしいので勝手に親近感を湧かせている……。
いやしかしもう何度もDVDを見すぎてて初めて見た気がしなかった。相変わらず歌声は完璧だしダンスは可愛い格好いいしで未だにあの会場で生で見られたのは夢だったのでは……と思い出しては夢心地になっている。

・坂本真綾(【逆光】、【Be mine!】、【プラチナ】)
インフルエンザで残念ながら欠席になってしまった菅野よう子さんをMCで「私は悪くないけど、ごめんなさいね」「あの人マスクしてなかった」と弄り倒し、プラチナのコール&レスポンスで「みつけたいな」「叶えたいな」を「菅野よう子」「ふざけんなよ」に変え徹底的に弄り倒しまくっていたのは本当に笑いましたが、二人の間柄のようなものを垣間見ることができて嬉しくもありました。
逆光とBe mine!は初めて聞きましたが、一発で好きになって只今ヘビロテしております。逆光はFGO2部主題歌で、只今わたくし1.5部なのであともう少しで聞けそうです適度にがんばります。欲を言うと、私の大好きな天空のエスカフローネのOPでデビュー曲の「約束はいらない」が聞きたかった……聞きたかった……。大人になってBDBOXを購入したぐらい大好きな作品です。でも見るたびにいろんな箇所が傷つくのでなかなか何度も見れないそんな作品。
相変わらずの安定感と様々な意味での美しさで、やっぱり三曲だけじゃなくもっともっと歌ってほしい曲がたくさんあった……。フライングドッグとの関係は深くは知りませんが、坂本真綾の始まりから続く深い歴史があるのだなーとトリにふさわしい歌手であり歌声でした。
あ、そういや旦那さんからのお花がありました。真綾さんにも旦那さんにも大変お世話になっております。次乙女ゲーで会うときになんか罪悪感を覚えてしまいそうだ……。


菅野よう子さんについては初めて見られると思っていたのでとても残念でしたが、インフルはどんなに予防しても掛かる時は掛かるので仕方がない。もう流石に快方に向かわれたでしょうか。山寺さんが出てこられたのでおそらくTank!を演奏される予定だったんだろうなあと思ったら山寺さんが犬になってTank!を歌われていてめっちゃ笑いました。休日朝の乳製品のあの犬を思い出してしまった……。
菅野さん、またいつかどこかでお会いできる機会があれば良いなあとぼんやり思っております。

合間合間にプレゼンターとして作曲家の田中公平氏、河森正治監督、そんなにフライングドッグが担当したアニメと関わりがないはずなのに呼ばれたと自ら言っていた声優山寺宏一氏などなど、興味深いお話を沢山聞けました。人前で喋る機会が多い山寺さんはともかく、皆さんプレゼンターとしてお話が上手くてちょくちょく笑いを交えて場を盛り上げて居てなんというか、色んな意味でプロがそこにいました。
河森作品を結構見てきたんですが今回初めて河森監督の御尊顔を拝見してテンション上がりました。イケオジだった……。当時アニメでアイドルものが居なくて歌わせて戦わせちゃえと思ってやってみたら「そらやる人居ないわ」なぐらい大変だった、といったようなことを語っておられて笑いました。いやでもその始まりがなければ、数々の歌姫たちは生まれなかったのでマジで感謝です。私が一番感謝してるのはもちろんエスカフローネですけども……。

そうそう、休憩タイム?でDJの方がずっと演奏していたのも飽きさせない演出で楽しかった。知ってる曲ばかりだったのでずっと聞いていた。(livetuneのkzさんという方だそうです)
DJというのが一体何をやっていてどういう作用があるのか理解していないんですけども、様々な曲をつなぎ合わせて休憩時間ぴったりに合わせていて、きっと凄い技術なんだろうなあと思考能力奪われながら聴いてました。

開始前にスクリーンにフライングドッグが手がけた楽曲のOPが流れたりしてそれもまた、私の世代をくすぐる曲ばかりで知らないうちにどんだけお世話になってきたんだよと。個人的にはガンソードのOPが流れたのがとっても感動した。このOPは音楽も格好いいですが演出も面白くて(本編に登場した人だけ姿が見えるようになる)、毎度毎度OPをワクワクしながら聴いてたなあというのも思い出しました。

生演奏で迫力のある演奏聞けたのも最高でしたし、アーティストたちは完璧に素晴らしい以外評しようがないほどの歌声で、世代ドンピシャな曲ばかりで軽く放心状態で帰路に着きました……。家帰って速攻でセットリスト通りにプレイリスト組んで流しまくっている。やはり曲を聞くとOPの映像や本編を思い出してそこがまた感動を呼んでくるというか。


改めて、フライングドッグ10周年おめでとうございます。私がレーベルを覚えることはそんなに無い中でもフライングドッグは知っていて、楽曲を買うたびに「またフライングドッグだ~」と思っていたので相性が良いのだと一方的に感じてましたが、今回のライブは本当にドンピシャでした。もうほんとずっと通しで楽しい時間でした。あともっと聞きたいなと思ったのでワンマンライブも行ける機会があれば特攻しようと心に誓いました……。
これからも色んなアーティストたちのステキな楽曲をたくさん作っていってほしいです。
30 2019

最近の乙女ゲー事情

なんだかふと急に語りたくなったので。

すっかり乙女ゲーもハード移行期に突入してしまった。PCゲーが主流だったハニビ大元であるアスガルドが倒れ、オトメイトがSwitchオンリーでソフトを出すなど転換期にあるんだなあというのをひしひしと実感している。競合であるオトメイトとルビパが組んでSwitch体験会みたいなのをやるらしいと聞いた時は、そんなに乙女ゲーユーザーはSwitch持ってないのか?と思った。いや、自分も持ってないですが。やりたいゲームがあれば買うと思うので、どれだけ良いソフトを作れるかどうかもあるかもしれないが、アプリゲー主流の昨今ではコンシューマ業界全体が厳しい印象があるので、こればかりは難しいですね。

乙女ゲーはほとんどがADVでシナリオゲーな特性上、どれだけハードが進化しようとADV自体は進化することはないと感じるので(演出は変わってくるかもしれないが)売る側にとってはほんと難しい問題だなーと感じている。もはや何目線なのかわからないが……。
Sidekicksを発売した文化放送エクステンドが新作をSwitchと買い切り型アプリゲーで出すのは思い切ったなと思うし、スマフォ所持率からすると理想形だと思いますが、開発する側としてはどうなんでしょうね。やはりそれなりにコスト掛かるのかなあ。
ちなみに自分はすめらぎ琥珀先生の大ファンなので、絵師買いのためにSwitchを買うかどうか悩んでますが、正直Sidekicksと同じような出来なら足踏みしてしまうなあと今の所様子見です。良いゲームであることを切に願っている。

VitaからSwitchで移行期なら、PSPからVita移行期は自分は何がきっかけで買ったのだろうと思ったら、過去に「遙か6が発売されるからVitaを買わねばならない」みたいな発言していた記事を見つけて、遙か6がきっかけだったんかーとしみじみ。ナンバリングタイトル強し。今リマスター版が発売されてるヴェスペリアも当初はXbox発売で、当時はXboxがよく売れたな~ってのも思い出しました。
そうそう、リマスターがSteamでも発売されてるのに驚いたんですが、コルダオクターヴもSteamで発売するのはちょっと驚いた。Steamはドキドキ文芸部を落としたぐらいでしか利用したことがないんですが、PCユーザーとしてはSteamという選択を企業側がしてくれるのはありがたい。ただ乙女ゲーユーザーでどれだけSteamを選択する人がいるのかどうかなんだけど、これはあんまり居なさそうだな……。もしくは海外勢も視野にいれているんでしょうか。

これまたぼんやりと思い出したけれど、ときメモGSがDSに移植される時、当時まだDS持っていなかったので友人にDSを借りてプレイしたのが懐かしいです。もしコナミがGSの新作をSwitchで出します言ったら自分は光の速さでSwitchを買うだろうなあ……。
やはり購入の動機はソフトへの期待値だと思うので、良いソフトが出てきてほしい。乙女ゲー制作会社の皆様、期待してます。


余談だけど、自分Switch持ってないですが、弟が所持していてイカ廃人になってたのでプレイさせて貰ったことがある。画面の美麗さや大きさ、無線コントローラーとかもVitaと見比べてみましたが、特別綺麗だとも便利だとも思わなかった。まあ自分があまり気にしないのもあるでしょうが。ただ持ってプレイするには重すぎるので、携帯機としてはよほどじゃない限り使用しなさそう。
ちなみにイカは1分と立たずに3D酔いしてギブしました。Switch買ったらマイクラとかゼルダとかやりたかったんですが駄目そうだ……64のゼルダもかなりきつかったし、キューブのゼルダは吐く寸前まで行ったのでもう多分二度とプレイできないような気がして悲しくなっている。
それよりも任天堂の過去作がプレイできてグラディウスとかがまー懐かしくて懐かしくて、そして腕も鈍ってて悲しくなった。ただ、どのハードが一番思い出深かったかと問われれば、自分はやっぱりゲームボーイを選ぶ。ゲームボーイカラーでも可。ポケモンはBGMの幻聴が聞こえるほどプレイしたし、カエルの為に鐘は鳴るで終わった後しばらく物語から抜け出せなかったし、誕生日プレゼントにマリオパーティを頼んだのに何を思ったか親がゼルダの伝説夢をみる島を買ってきて「これじゃないやん」と憤慨しながらプレイして、ラストには見事涙を流してこれを買ってきてくれた親に感謝したのは良い思い出です。

【2/15追記】
なんとなしに思い出語っただけだったんですがこれの数週間後にまさか夢をみる島のリメイクが発表されるとは思わなんだ。いやー嬉しい。とても嬉しい。もう脳内にBGMが流れ始めている。ルンファク4の移植や5の制作決定の後押しも相成っていとも簡単にSwitchを買おうと思った……やっぱりハード購入の動機はソフトありきですね。


上の話題とは全然関係ないですが、犬フェスに行ってまいります。好きな人たちばかり出るのでとても楽しみ。どうか出演者含め関係各位および来場者全員の健康状態と天気が良好でありますように。