全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

09 2011

米原、戸神ルート クリア

明けましておめでとうございます。
年明けすぐに携帯が打っ壊れそうになりましたが、一晩いろいろ対処したらありがたい事に直ってしまいました。去年も年明けに、朝起きてすぐ便所に顔を突っ込んで胃の中のものを全部生み出す作業に明け暮れていたので、今年もまあ良いネタができたかな、と思ったら尻切れトンボ感が否めない。なぜだろう、助かったはずなのに。

そんで持って、遙か4の続きをプレイしようかと思っていたのですが、八方美人プレイに飽き飽きしていたので(完全に自分のせいなのに皆の尻ばっかり観るのに飽きた)、いっそのこと別のゲームをとカエル畑をすることにしました。
年末に発売されたFDはまだ購入に至っていないのですが、今とてつもなく欲しくなってきて困っている。今やったらヤバイだろうな、欲しくなるだろうな、と分かっていたのに欲望様にはほいほいとしたがってカエル畑をプレイしたばかりに……。

そんなわけで、米原先生と戸神先輩ルートをクリアしました。
米原先生は、こんな重厚なお話になるとは思わなかったと同時に、私が乙女ゲーをしてきた中でも、素で笑い転がったルートでもありました。VitaminXで瞬が分子のことを『ブンコ』といった時ぐらい笑いました。


●米原先生ルート
基本のベース(日本語崩壊)は、Panic Paletteの真朱先生と似ています。表面的にはカラカラした明るさで、冗談を言ったりするけど、自分自身に納得行かない思いがあって、かつ大人として生徒たちを見守っている。いい先生方です。
個人的にPanic Paletteとの差異で気になったのは、パニパレでは真朱先生への評価で、真朱先生に好印象を持たないようにする選択肢があったのですが、今回の主人公は義理堅いので先生まじ尊敬するっす!だったのが気になりました。カエル畑の主人公はご存知のとおり強烈なキャラを持っておりますが、こういう部分で嫌味でないのは良かった。(でも寮に入ってメンバーと会って楽しかった?の質問に、そうでもない的なことも答えられるのが笑える。素直だな)

そんで持って米原先生は、実は霊的なものを見えているのに、昔あったとある事情により、みえていないふりをしていたという展開でした。空閑と広瀬ルートをやった時点で、十九波さんと関わりがあることは知れていたので、なんとなく見えるんだろうなと思っていましたが、それよりも、その米原先生の事情と過去を、無理なく紐解いていく展開だったのはあっぱれだと思いました。楽しかった。
米原先生は昔は今と違い、低テンションだったらしいのですが、そこにカラカラした友人が出来た。それがなんと戸神先輩だったのです、びっくらこいた。今の主人公達のように土地浄化を行なっていたけど、中々結果として現れないので、戸神先輩は寄り土地浄化が出来る烏天狗になったのでした。
戸神先輩は諸事情により米原先生の事を覚えていないけれど、米原先生は戸神先輩のことをずっと覚えていたというのは辛いなあと思った。自分だけ年老いて、大切な友人はそのまま学生の姿で、しかも自分のことをちっとも覚えていない。いろんな意味で、たまんねえなあ。

その後は他のルートと同様、一陽ちゃんが痺れを切らして大暴れするのですが、今回ちょっと違ったのは桜のおっさん精霊ことジャスリーンが向こう側に協力しちゃったということでしょうか。そのせいで、むちゃくちゃデカいカエルに踏み潰されそうになったりと、こんな乙女ゲー他にない、と思いながらプレイ出来たのは楽しかった。

上記でも語ったように、そんな危ない状況で必死に逃げてきたって言うのに、カエルの姿とはいえ主人公が唐突にお風呂に入りだして、米原先生も『キャー!ミサキくんのエッチー!』とか主人公に言わせて遊んでる状況に拳で机をバンバンたたきながら笑いました。敵も弱ってて手を出せない状況とはいえ、行動が斜め上空を飛んでいる。
でも、主人公が調子に乗りすぎて、米原先生がカチンときて主人公(※カエル)を手のひらに乗せて

「カエルの性感帯ってどこにあるんでしょうかね?」

というセリフに、すーっと素に戻った。多分、素に戻ったときの私の顔に色はなかったと思う。脱色していたと思う。カエルの性感帯って何だと思う。
米原先生は過去を荒んでいて、今は装ってる的なことを言ってたけど、十分それも素だと思いました。もうそれでいいんだと思います。米原先生はカエルの性感帯を探すのが良いと思います。
後は主人公の触覚をイヤラシく触ったりして遊んでいて、私の笑い声も「アハッ……ハ、ハ…ハハッ」みたいな感じに表情筋が釣り上がりましたが、それもそれで楽しかった。

かと思えば、ここからまた一気にどシリアスに戻って行く。
先生は全部バラしてくれましたが、先生が霊的なものを視えることや、過去に戸神先輩と色々あったことは人に離してはならないことだったらしく、それを話してしまえば記憶が消されるので黙っていた、とのことだった。
主人公が先生を好きになる展開はちょっと性急すぎた印象をうけたけど、ここらへんの怒涛の展開が面白かった。性急な分勢いがあって、先生の記憶がなくなる前に自分の気持ちを伝えなきゃという状況になるのは心に残る展開だった。それが、簡単に先生の記憶も消されずに済んだ、とかいう単純なハッピーエンドにせず、何かしらペナルティのようなものを必ず課せられるのが、話に重みがついて良いなと思える。
ソラユメでもそうでしたが、簡単にハッピーにはさせないけれど、でも心に灯ってあたたかい気持ちになれるエンディングだった。
これからも二人を見守っていきたいと思えたのは、すごいことだと思う。

でもカエルの性感帯はどんな笑顔も真顔にした。


●戸神先輩ルート
お次は戸神先輩、大体米原先生ルートと同じ流れですが、最終的には道筋は変わってきます。
先輩にみぞおち殴られるわ、一陽には首に毒仕込まれるわ、主人公が肉体的にキツそうなルートでした。そんですぐ動くぞって言われるもんだから、この女の子を女の子と思っていない野郎どもたちには一発目覚めさせてやらんと、と思いました。カエルの性感帯はないと思うんだ。もう何度も言ってるけど、それはないと思うんだ。
ただ主人公は作中誰よりも男らしいので、それはそれでまた仕方ないのかと思いますが。

このルートで面白かったのは、どのルートでも味方だった創一が、ちょっと敵側に回ることですかね。その分ショックも出かかったけど、やっぱり優しい小田島先生でいてくれた。終わりが少しあやふやにされた感じだったのが気になったかな。
人間どもうぜえ!→一陽たまんなくなって切れる→暴れる→収める→どうにかしてとりあえず解決(一陽が主になる修行をする、創一と一陽が合体して土地浄化をする等)
今まではこの流れに綺麗に沿って、終わりも早急ではあったけども納得させてはくれていたので、今後あの二人はどうすんのかなあと少し気になった。

あと記憶に残っているのは、猛烈に痛いキス。主人公の祓い玉が必要になってそれを取り出すために、身体の穴から取り出す的なことを言われたとき、下ネタの申し子であるこの私が思ったことはカエルの性感帯よりもひどいことだった。お察し下さい。
それとはまた別に、痛いキスってなんかエロいな、と思った私は作中のだれよりも殴られるべき存在であると自負しております。千木良先輩あたりに往復ビンタを食らいたい(それがご褒美になるから始末に終えないドM)

そんなこんなで二人が仲良くなって、最後に好きだーとなるのは結構すんなり納得がいった。戸神はまっすぐ気持ちを伝えてくる感じがするので、『この人が特別』と思い始めたらすぐ気持ちを伝えるからだろうか。そこでの二人のやり取りも可愛いものであったけど、嫁と旦那がうんたかすんだかという発言には酒によっていた私の目がカッと開いた。何が起きた。学生結婚か。

エピローグも、嫁旦那の話をしていたりしていた。
いやしかし、みぞおち殴りに来た相手を好きになって将来旦那にするって、改めて主人公は漢だなと思う。



米原先生ルートが想像以上に劇的なルートだったので驚きました。笑えるし、感動できるし、ほろりとしてすごいルートだった。緩急が付いているというか、メリハリがあって面白かった。
その上で戸神先輩ルートをやるとまた重みがあった。米原→戸神ルートをやって良かったと思う。

次は、もうどうしてそんな『素直』という単語を場外ホームランしちゃったのか不思議でならない、ハム男こと葉村くんです。いつもは変態かドSばっかり好きになっている私が、まさかのツンデレを好きになるという不思議な現象に苛まれています。
私が中高生のころハム男をやっていたら、何この協調性踏みつぶしたみたいな人、という印象を受けるだろうが、時間が立っていくに連れて皆がハム男が素直になれない事を理解し、ハム男もまたミジンコみたいな大きさの協調性を少しずつ開放していく展開はとても楽しかった。
●●なんてめんどくさくてしたくねーよ!→でもみんなと●●したいんでしょ?→いや、ちょっとはしたいけど……この展開にハム男に何度『ずっとそのままでいてくれ』と願ったことか。
君には端っこで皆がワイガヤやっているのを、寂しい目で見つめていて欲しい。

やりながら何度も、早く武士(主人公)に落とされろ、と思った。
私の薄汚れたみじんこ以下のS心に灯火がついた。今からとても楽しみです。
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