全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

17 2011

法月ルート クリア +総評

法月ルートは、ネタバレというネタバレをかき集めたかのようなルートだった。
先輩の明るさに似合わず、どシリアスで緊迫する展開だったのは他のルートと違っていて面白かったが、カエル畑の良さは薄れたような感じはした。他のルートはシリアスが来てもシリアスごとぶっ壊す展開が多かったので。


ちゃっかり美味しいとこどりが上手い法月先輩でしたが、寮で一番年上ということで実は頑張って大人ぶってたというところは可愛くて良かった。ただこのルートで、私の大好きなドS様である千木良が本当の姿で現れるので、私の中の萌えという名の物体が全部ソッチの方に貰われてしまった。(でも受け取ってもらえなかった)

全部ネタバレると、法月先輩は問題の根本となった主様の孫であり、千木良は戸神先輩が言う『師匠』で、いろんな事が重なり法月先輩の『主』の力が解放されててんやわんやになっていく、という展開だった。
主様が人間界で休息を取るはずだったのに戻ってこなかったのがそもそもの問題となっていたが、主様は人間界に降りた時何らかの原因で記憶を失い、そしてそのまま人間とくっついた、ということだった。その原因が知りたかったけども、これ以上説明されても私の脳内キャパが沸騰しそうだよぉ状態だったので、それはそれでまあ良いかな、と思えた。物語の主軸はそこではないので。
途中までは広瀬ルートと同じで、主様の力が入っていた御神体を、今度は主人公が触れてしまい、力の本来の持ち主である法月にわたらないことに。『能力』自体は法月が、能力を駆使する『力』自体は主人公が、というのは分かりにくかったけど、ここまではなんとか私の頭でもついていけた。多分分かっている、大丈夫大丈夫。
ここでも浄化能力を持っている主人公を、主様と勘違いした一陽がつきまとう展開になったが、そこで法月が本来の主の力を発揮する展開は、びっくらこいて何が起きたん!?状態で面白かったです。
まあ法月先輩も、千木良先輩も、個性強すぎなんで本筋に関わってくるんだろうなあとは思っていたが、普段ネコミミパジャマ着てる先輩が、こんな格好良い登場シーンされたらびっくらこきますよ、それは。

法月先輩は押さえるところは押えて、先輩らしく寮のメンバーを宥めたりする場面もあったので、主人公に本音を見せて弱々しくなるのも納得がいけた。なによりこの登場人物の中で一番誠意があり、男らしい主人公のことですから、頼りたくなるのもわかる。
でも最後の最後は、主人公が居るこの土地を守りたいと主の力を使って、汚染されたものごと浄化されようと、格好良い先輩でいてくれようとした。まあそれが正しい行動であったかは別として。
結局は主人公が妖怪となり、新たな『土地の主』となることで解決するのだが、法月先輩の記憶はなくなることに。

まあ、無くなったフリなんですけどね。

そんな小芝居すんなよ!と思った。法月先輩が、自分自身に納得が行かないから、主人公を妖怪にしてしまったことを悔やんで、落とし前とかなんかよく分からないそういうもんに決着を付けるまで記憶が残っていることは話さないらしいですが、本当に相手を思うんだったら話してあげてくれ、と思ってしまった。
そうしないと、妖怪になってまで土地も法月もその他もろもろも守ろうとした主人公が浮かばれないような気がする。


すっげえ本編と関係ないですが、千木良が木登りして上から人間様について罵ってくださるシーンに何故か悶えた。
ここはそういうシーンじゃないと分かっているのに、千木良の強烈な皮肉だと分かっているのに、千木良が罵ってくださる、と思ったら萌えてしまった。これはそういうゲームではない。(当たり前だ)
でもこのシーンはすごく、とても、印象的でした。
中立である烏天狗(千木良)が、それでもやっぱり人間のことをよく思ってはいないというのを、千木良らしい強く抑えつけるような言い回しで語るのは、結構ズギューンと来た。
このシーンは、現状を主人公と法月に改めて確認させる(みせつける)シーンでもあったように思うが、それ以上に千木良の応援の意味でもあったのではないかなあと、個人的に思う。最後に言われる「頑張り」という言葉が、切ない。



【総評】
・システム

相変わらず、おまけやらなにからなにまで充実した申し分ないシステムです。クイックセーブ・ロードもスティック操作で出来るなど、抜群のシステム性。単語確認や特典も豊富でとても良かった。
ミニゲームは、最初こそ戸惑ってカエルハーレムEDを見こそすれ、BADEDを見ても補助アイテムが手に入るし、難易度も易しいがあるので楽しめると思う。ただ周回プレイをするには少し飽きるミニゲームではあった。
特に放送部のミニゲームは、ヒントが分かりにくいのでフィーリングで答えたら容赦なく千木良に×判定を食らった。罵られた。エコ部のミニゲームはやっていけば慣れます。一度も間違えず、かつ連鎖すれば3000点ぐらいはゆうに超える様になって、難易度最強でも結構楽に攻略できるようになる。
個人的にはキノコのミニゲームが面白かった。結構ツボに嵌った。でも17以上超えられなかったのが、個人的にちょっと悔やまれる。

・BGM
OPがあのmikoさんということでびっくりしたんですが、それが結構ハマってて私は大好きです。元気で明るくなれる曲です。
EDはおなじみのflaqueさんで、これがまたEDの余韻を楽しめるものでとても良かった。他のBGMもカエル畑らしくて良かったです。

・スチル
今までの原画師さんからがらりと変わって、発表時には驚いた記憶があります。
甘さが今までよりもちょっと上がったかな、という印象は持てた。塗りも少し変えてきているので、そちらもちょっと印象が変わりました。私はこちらのほうが好きです。
今まで見たく(というかルーエンみたく)、スチルでいきなり別人が出てきたということはなかったのですが、横顔がちょっと物足りない。キススチルが横顔が多かったので、疑問に思うようなスチルも会ったけれど、総合的には満足のいくスチルでした。
ただちょっと使い方外してるな、と思った。スチル貰っても特に印象に残らない場所で出てきたりして、少し有難みが薄れたような感じはする。

・シナリオ
よくもまあこんなギャグ路線の話を、環境問題やキャラごとの悩みや成長を含め、最終的にはシリアスを通して綺麗に道筋を立てて行ったなあという気持ちです。あっぱれ。
その土地にある歴史や、人外とは言えその土地や人間たちを思い取り巻くキャラクターたち。そしてキャラだけでなく、プレイヤーにも訴えかけるような身近な話は、こちら側にも『環境』というテーマを考えさせられる物であったと思う。ギャグという入り口から、本筋に入るまでに矛盾がなく、プレイしてしても納得させられる素敵なお話でした。
ただ武士なヒロインなので、どう恋愛に持っていくのかと思っていたら、ちょっと早急すぎたり、唐突に自分の気持ちを自覚したり、あと他のキャラに「それって好きなんじゃないの?」と後押しを貰っていたりしたのは残念だった。恋愛の意味の好きという気持ちに鈍いヒロインなので、自分の気持ちを自覚する展開に持っていくのは難しいとは思うが、なんとかやってのけて欲しかったなと思う。尺の問題があるので、自覚するのに時間を要しそうだけど。ただ、女子的ないやらしさを感じさせない子だったので、他の誰よりも恋愛!男大事!とかそういう恋愛にガツガツしてない感じは、面白くてよかったです。それがまた男どもを知らず知らずのうちに手のひらでこねくりまわしていて、よく笑わせてもらいました。
よくここまで個性を持たせておきながら見事にまとめたな、と思いつつ、カエル畑は『この主人公が居たからこそ』というのを感じることができた。
長さも丁度良く、冗長だと感じさせない、かつ単調だとも感じさせないシナリオに素直に拍手。

ただ、マップ方式必要だったのか。パニパレはマップ方式の後もイベントが長かったので。パニパレはそれが冗長だと感じさせる要因になっていたけど、でも今度はそれが無くなるとマップ方式の意味がさっぱり分からなくなってしまった。


個人的な優勝は、サブキャラなのに強烈な個性で皆を罵ってくれた千木良先輩です。次点でハム男。
TAKUYOのゲームはソラユメ、パニパレ、カエル畑をプレイしてきましたが、どのゲームでも確実に私のツボをつついてくるドS様や主人公すきすき大好き他のイチモツ野郎どもはどっか行け的なキャラが居て嬉しいです。
それが全部同じタイプ、という訳ではなく、どのキャラも強い個性を持っているのにそれぞれ意図するところが違うのは面白いです、かつ超萌える



次もまたカエル畑FDです。
もともと買う予定はなく、CLOCK ZEROか黒と金の開かない鍵。のどちらかに特攻しようか、また遙か4かVitaZを、と思っていたのですが。
ハム男のルートの最後に納得が居なくて、それが逆にFDを買う踏ん切りがついてしまった。他が良かっただけに、どうしてこういう終わり方にしたのか気になって、いい意味でも悪い意味でも続きが見たいと思って購入に至る。こういう理由で踏ん切りがつくこともあるんだな、と自分でも驚いてます。

ちょっとやってみましたが、広瀬ルートがびっくりするほど鋼の精神を持ったむっつりスケベだった。

もうそろそろこういうのとは逆のゲームというか、精神いたぶりゲーみたいなのをやりたくなってくる性分なのが困る。今なら夢をもう一度に挑めるかもしれない。(そして結局立ち塞がる)


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