全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

15 2011

天空聖龍~イノセント・ドラゴン~、ニブンノワン!王子 感想

遙か5があまりにも暴発なさるので、ここいらで萌えとやらを補充しないと、私はずっと乙女ゲーをしてもときめきを得られないんじゃないかと思い、少女漫画を買うことに。

偶然にも同じ「龍」というキーワードが入っていますが、
向こうのドラゴン様は言わずもがなあんな状態ですが、
こちらのドラゴン様は切ないながらも、ふんわりとした温かい気持ちになれるので、その優しさに包まれんが如く感動できました。

あとここ最近やった乙女ゲームは恋愛過程をぶっ飛ばしブーストだったので、丁寧に描かれている展開に、何故か涙が止まらない。
あと偶然にも、ふたつとも双子の王子がバトルってる漫画でした。

天空聖龍~イノセント・ドラゴン~ 1 (花とゆめコミックス)
白泉社 (2015-03-09)
売り上げランキング: 83,872
この漫画に出会ったきっかけは、何か面白い少女漫画はないかなーと思い立ちAmazonで少女漫画コーナーをむさぼり見ていたところ、非常に好みで綺麗な彩色(しかもCG絵じゃない!)に目を惹かれて購入。
展開は無理なくそして切なく、絵柄は少し古いかな?と思うものの丁寧で綺麗な線でしっかりと描かれているウマさがあるので、読んでいてとても安定感がある。

謎が少しずつ明かされていく様子は、すっきりすると同時に、どんどんどんどん切なくなっていくので、後半に行くに連れて続きが読みたいけど読むのが少し辛い、胸苦しい、という少女漫画ならではとも言える気持ちを味わえました。これだよこれこれを待っていた!

そんでもってヒロインが、辛い状況でも一生懸命で明るく、ドジっ子ながらもきちんと反省して、その上でカラカラと明るい笑顔をみせてくれるので、「これが正しいヒロインの図だ!!」と思わず拳を握りました。

このお話をすごく簡単に説明すると、悲しい伝説に巻き込まれてしまったヒロインと双子の王子の話なのですが、最初に出てくる双子の兄・ラムカよりも、あとに出てくる双子の弟のサニン様の方が不憫すぎてそちらに感情移入。とはいえ、ラムカもラムカで辛い状況にあるので、どうにかしてふたりとも幸せに出来ないかなあ、と心苦しい展開にさせられた。
ヒロインであるカナンは幼い頃にサニン様のお世話係をしていて、その明るい性格でサニン様の闇を振り払うのですが、そのせいでサニン様がカナンに執着、という少女漫画にありがちといえばありがちな展開なのですが。これも、サニン様がカナンを簡単に受け入れるからではなく、だんだんとカナンの優しさと明るさに救われていく様子が、本当に切なくてたまらない。
サニン様は一言でいうとヤンデレで、カナンへの執着度は半端無く、世界にカナンとふたりきりになってもいいと思っているかなりぶっ飛んだお方なのですが、そう思っても仕方ない境遇と、サニン様がカナンに救われてよかった、という

でもカナンはラムカが好きなんだよな、と思うと遙か5に与えられた気持ちとは別の意味で頭をかかえることとなった。

ラストは救いがなさそうな展開ですが、ほのかに灯る温かさのようなものも感じられて、この漫画とであってよかった……としみじみ感じることになりました。

読後、そこには作者である山口美由紀先生の漫画をかき集める姿が。
調べてみると、ほとんどどれも評判が良いようなのに絶版になっているようで、本当に悲しいです。
展開的には少女漫画にありふれていますが、丁寧できれいで繊細なストーリーとイラストには感服せざるを得ません。こんなにいい漫画家さんなのに、自分もどうして最近まで知らなかったのか、悔やんでいます。

小中高生が読むような絵柄や話ではないし、華やかさも無いけれど、心に残る温かく切ない気持ちは他の漫画には得られないものがある。素晴らしい漫画と、漫画家さんに出逢えてよかったな、としみじみ感じました。



ニブンノワン!王子 1 (花とゆめCOMICS)
中村 世子
白泉社
売り上げランキング: 67,667
もう一つ、こちらはいまザ・花とゆめで連載中の中村世子さんの漫画です。
中村世子さんの漫画は、私がまだ花とゆめを購入していたときに読んだ短編がずっと心に残っていて覚えていたんですが(未だ単行本未収録で切ない)、花とゆめ本誌でようやく連載ものが来た!と思ったら友情モノで結構がっくりきた思い出があります(内容は良かった)

久しぶりに、時間つぶしにザ花を手にとって読んだ最新号の展開が、それまで一度もニブンノワン!王子を読んだことがなかったのにも関わらず、心惹かれるような展開で気になって1巻だけ買ってみたところ、ものすごく面白かった。
こちらのヒロインである月子はたくさんのコンプレックスと、弱さを抱えながらも、次第に強くなっていく様子には面白いと同時に王子もろとも頑張れ、と応援したくなる可愛い子です。
ギャグ調ながらも切ないときはきちんと切ない、押さえるべきところは押さえる展開には読んでいると次第にニブンノワンワールドにハマっていきます。

王子であるジンは強い衝撃を与えられたり、弱ったりすると犬の姿になってしまうというこれも結構少女漫画ではありがちな展開ですが、それによる弊害や苦悩もしっかり描かれていて、その上での王子の姿勢や優しさ、気持ちがあるのは無理ない展開で切な良かった。

個人的には、キャラクターの表情も魅力的です。泣き、苦しみなどの切ない表情もぐっと来るのですが、なにより月子の笑顔がとてつもなく可愛い。王子が元気をもらえるのも分かる気がする、とびっきりの笑顔です。
あとトーンの使い方が可愛い。


偶然にも、二つとも双子の王子(ニブンノワンはちょっと違う)がバトる漫画で、でも二つとも味が違って楽しかったです。



さて、ここまで十二分に萌えとやらを補充できたら、あとは越えられない壁である遙か5が待ち構えているのですが。
二つの漫画に与えられた表情がまた『無』となりそうですが、それでも無心でプレイすれば、壁を壊せるのではないかと希望を持っている。

その希望をぶち壊してもらいに、また遙か5に特攻してきます。
そこには、祟くんと一緒に消滅させられる姿が見えるかもしれない。
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