30 2011

藤田、兄様ルート クリア

ダメ男育成ゲーム!

なのは前々作でもそうだったのですが、今回は話がでかい上に、人を殺しただの殺してないだのの火サスばりのお話でした。かつ周りの男達の不器用っぷりとダメっぷりが最たるものを極めていたので、『これに付き合わされる主人公っていったら…』とわりと主人公に同情視線で見ていましたが、なんとか幸福になるルートもきちんとあって良かったです。いくら嬲られるのを喜んでいるドMの私といえども、最後はハッピーエンドでいたい。(本当にドMか)
前々作の月ノ光太陽ノ影をプレイして、甲斐先輩とSMプレイに勤しんだ時からこのライターさんの陰鬱で耽美な文章に惚れ込んでは居たのですが。今回も、拒絶の壁を一歩踏み込んでしまいそうで、ぎりぎりで踏みとどまっている描写がとても巧みでよかったです。

というのは、まあ極端な話、例えば、人殺しの攻略対象を『攻略対象』として許せるか。と言われたら人それぞれだと思います。
その攻略対象がどんなに辛い過去を持っていても許せない方は許せないでしょうし、辛い過去を持っていなくたって、ちらりと弱い部分を見せたりしただけで許せる、そういう方もいるでしょう。その線引きは人それぞれだと思います。
で、その線引きがとても上手いなあ、と。あと一歩踏み込んでしまえば許せなくなるようなキャラも、様々な思いと、エピソードで『許せる行為ではないけど、同情してしまう』という気持ちにさせられている。そういう思いや行動に至った理由がちゃんとある、そしてそれが納得出来る形であったこと。
全てが全てそうであった、とは言えませんが、自分としては読んでいてとても同情したので、ひたすら、もう報われてもいいんじゃないか、という思いがあります。

たかが二次元と言われればぐうの音も出ないんですが、そういう考えに至らせてくれるゲームに出会えてよかったなと思います。

今回は考察みたいな形になりそうです。感想も考察も変わんねえよな、と自分では思っているんで、結局は変わらないかも知れない。いつものことです、すみません、ありがとうございます。


●藤田ルート
てめえは何処でその変態を培ったんだと教えてほしいほどの、月影の先生を上回るほどの変態っぷり。変態っていうか、いいや、なんかマイナー性癖を極めた感じではありました。体液フェチ、みたいな。文章に書き起こしただけでもゾワゾワ来る感じですが、この性癖が女性の愛情に飢えてママっ子だった藤田によく合っていてしっくりはきました。
しかし、しっくりくるのと萌えるのとは別問題。
いやはや、しかしこんなデカイ図体したキャラにママっ子属性を付属するとは、わかっていらっしゃる、という気持ちと同時に「そうか…」と考える人のポーズをして深く考えたくなる。考えたって結局体液フェチで母乳好きは変わらないのですがね。そこ変えたら、藤田はラーメンの具・麺なしみたいなものですよ、主役脇役全部不在。

しかし、母乳プレイは世の18禁乙女ゲーマーたちの度肝をブッコヌイタんじゃないかな、と思う。
自分は割と耐性がある方だったので大丈夫だったんですが、そんな中追い打ちをかけるように鼻水を(以下略)したのには、右から殴られたと思ったら左からも殴られていた、といったような感じでした。どんだけじわじわ来る攻撃を仕掛けるつもりだ、と思ったらその攻撃がいきなり爆発して背筋がビッキビキになる。突然くる背筋矯正は背骨にとてもキました。

各所(どこでだ)で噂になった藤田のイチモツですが、出てくる機会はそうそう無いので、一度拝んだら二度お目にかかるのは難しいシロモノでした。たかが藤田のイチモツごとき、と言われればその程度だが。しかしながら、そっち方面では徹底的に話題に事欠かないよなあ。
18禁乙女やってて、別ゲームですが男性キャラにマンコを連呼された時はさすがにそこまで言わすかとは思ったが、たかだが息子がデカいことがこちらの気持ちを微妙にさせるかといったら……微妙と言うよりなんとも言えない気持ちにはさせられた。
しかしながら、このサイズで世の乙女ゲーマーたちの視線を釘付けにしたことは評価したい。この評価がなんの評価になるのかはサッパリであるが、今までイチモツで話題になったのなんて、作画崩壊によるあり得ない長さであったり、確実に生えてない位置に生えているものだったりするので、そういう意味では、藤田は純粋に勝負してきた。そういうことになりませんかな。そして勝ち取った勝利です。(なんのだ)

こんな藤田のイチモツで話広げても仕方が無いので、次。(自分で広げておいてこの体たらく)

ですが、姫様が居なかったらこの人は駄目になったのか、と言われれば結構大丈夫なような気がする。母乳プレイなんて誰でも出来るさ、ということではない。出来るならしないほうが世の乙女たちのためであろう。藤田、母乳はキミのために存在するわけではないのだ(当たり前だ)。
彼はそのハーフであることと母子家庭に育った境遇でこうなって、女の人を求め、母性を求めるようになったらしい。しかし一時は女の人も居たらしい。ただ兄様に二度も奪われた、という閉口するしか無い状況。この館だけで穴兄弟量産するなよ……。
ただ、ひたむきに藤田本人を愛してくれる人が欲しかったのかな、と思う。見目を馬鹿にせず、生まれを気にせず、ただ自分だけを見てくれている人……それが今回姫様に当てはまっただけで、別にそういう人が出てきたらそちらでも良いんじゃないかという疑問がぬぐいきれない。
ただ単純に、他のキャラの百合子に固執する理由が激しくて、藤田の理由が霞んでいるというだけかもしれないが。

ちなみに私が一番初めに見たEDは三郎ですが、その後に秘密倶楽部というアブねーところで体を売って借金を返すという救いも何もないEDでした。狙いの男のケツ追っかけてる時に、兄様の折檻プレイ程度気にしちゃいけねえってか。切ない。


●兄様ルート
自分の体たらくっぷりを親のせいにするなよ、とは思ったが、生まれが生まれなのでこうなるのが仕方ないように思えてなんとも言えなくなる。前述したこの線引きが巧みで、とても切ない気持ちにさせてくれた。
半分血の繋がらない兄だと思っていたら実は赤の他人、なのはなんとなく雰囲気で分かったものの、そうそう簡単に兄を兄以外として見られないという感じも少なからず出ていたので、そこは良かった。まあ、もともと半分は血がつながっていないと思っていたので、それが他人だとわかればある程度の気持ちの開放はあるだろうな、とも感じた。ただ、真島のBADルートで、『百合子の兄は瑞人ただ一人なのである』的な表現があって、それの方がしっくりきた。
個人的な話ですが、自分はあまり血の繋がりって重要なものだとは思っていない方です。それよりも一緒に過ごした月日の時間や、共有した出来事や感情などが家族を形成するものだと考えているので、すぐに兄を受け入れるか迷っていたり、兄が妹の気持ちを否定したりしていたのはとても納得できた。
兄のほうは自分の出生を既に知っていたので、幼い頃から百合子をエロい目で見ていたと言われても、まあそうだよねという気持ちにはなった。年頃の好きな女の子がどんどん大きくなっていくのをただ見守るのって、自分の出自も加えて辛いよなと思う。彼が事実を隠し通して妹プレイに走らないところはそんなところにあるのかな。いや、お兄様をあまり訂正させないのは爆走しているようにも取れるが。
妹への気持ちを必死に抑えた後は、爆発したように主人公一筋になっていたのは良かったなあ。これで花街へ突っ走られても、それはそれで涙を誘う展開ではあるが。
BADEDではそれまで主人公を大切に扱っていて抱くのも抵抗あってやっと一線超えた→蔵の中でヤリまくる、という展開は突拍子も無い感じはしたけれども分からなくもなかった。先程も言った感情の爆発、兄の切羽詰った感じはよく表現されていたと思うし。しかしながら私の気持ちは藤田を攻略した時点で真島に行っていたわけですから、この兄妹の事実を知ったときの真島の心情を考えると居たたまれなくて居たたまれなくて。兄妹ルートなのにしっかり真島に萌えてる意味不明な現状になってしまいました。萌っていうのは時に残酷。
EDでは、家族が欲しいといった切実な願いが、背徳感も残しつつ温まるものもあり、どんな家庭を築くのだろうかと疑問な部分でもありました。
愛する人を一人に決めることが出来た兄は、やはり血の繋がりなんて関係ないのではないかとそう思います。

3Pルートでは秀雄のぎょっとした表情がツボに嵌ってずっと笑ってました。すごい童貞の奪われ方したなあ。24年間、立派に百合子一筋で童貞死守してきた彼がまさか瑞人と穴兄弟になり3Pで童貞喪失、これは彼にとってある意味本望なのか。兎にも角にも、立派なトライアングル三兄弟の出来上がりだぜ!

しかし兄様、一番死亡率が高かったんじゃないかと思います。サスペンスでは第二事件で皆に「また事件が!?」という衝撃を与えて死ぬタイプ。その死に方も痛いやらひどいやら。最後のほうでは他キャラのBADでも兄が死なないとホッとしました。
たとえ妹が他の男にぞっこんラブになろうとも、筆プレイという新境地で花街を極めようぜ瑞人!



というわけで、私は真島が好きです。(唐突に真島宣言)
何処へ行こうと出口がない、螺旋をぐるぐる回って抜け出せない彼が大好きです。抜け出せる道はあるのに、怖くてそれを選ぶことが出来ない。結局どのルートでも、どのEDでも、彼が真から人を信じ、そして愛することは出来たのかどうか……私はそうは思えなかった。でも儚くて、ささやかで、優しくて痛い真島の愛情が感じられるルートは、山を全力で駆け上った先の山頂で真島への愛を絶叫したいぐらいの萌えを頂いた。

そんな真島の話はともかくとして、


ともかくとしたいけどやっぱり真島が好きだと叫びたい!

遙か5に萌えという萌えをゴッソリ削って頂いた衝動からか、助走が長いぶん高く羽ばたけた真島への妄想が止まらない。ハッピーエンドのその後を考えてBADEDにしてみたり、BADEDからの復活を考えてみたり、妄想が爆走して暴走列車。むしろこのまま列車ごと銀河へと羽ばたいてしまいたいぐらい妄想が止まらない。(混乱中なので比喩もうまくいってない)

そんな真島に効き目の強すぎるお薬を処方してもらったところで、次は幼なじみもとい軍人の秀雄ルートと成金の斯波ルートです。秀雄はまっすぐ、斯波は上手くいかないけどある意味まっすぐ。
ただ秀雄は童貞歴が長すぎたせいか、プレイが右斜め向こう岸に行っていて、真顔でプレイすることになった。
蝶毒は経験多めの人のほうが、意外とノーマルなプレイをしていて気持ち的に楽に見られた。BADでも痛いセックス見せられたのは藤田と軍人だった。貴様らは保健体育の教科書をガン見して、瑞人にレクチャーを数回受けてから来い。

でも秀雄と執事以外は絶対性病かかってそうだから病院行こう。


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イチモツのご利用は計画的に。

最近何かこのブログに足りないものがあると思っていた、それは一時期隙あらば織り交ぜようとしていた下ネタだったのだ。
蝶毒は私に大切なモノを思い出させてくれました。
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