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01 2011

死神と少女 第二章 感想

一章よりは大分ストレートに振り回してくれる展開で面白かったです。
ストーリーを通して、各々の意見や意思、そしてプレイヤーに考えるという作業を与えてくれるのにはただただ純粋に面白いな、と思える。

大体のあらすじは、兄様が書いた童話の主人公が主人公たちの前に現れ、『作者にあって物語の結末を変えたい』と訴える。振り回されながらも、タイムリミットである日暮れの時間までに、兄を探すことを決めた主人公ご一行。しかし、兄を探しても見つからない。主人公が呼べば空を飛んででも出てきてくれるんじゃなかったんですか!兄様!
兄を探している中で、童話の主人公であるルイスは違和感のある行動を多々し、主人公はそれが本当の『童話の主人公』であるのか『ルイスを演じている』のか疑いながら進む、というストーリーです。

物語の中で出てくる童話『ユメミルセカイ』は、本を読むのが好きな主人公ルイスが、ある日ローザという少女につれられて異世界を救いに行くも、結局それはルイスが見ていた夢でBADEDでした、という救いはないんですかー!な童話でした。兄様がいかに捻くれた思考をお持ちか、よくわかりますね。物語を書けば殆どBADになる(兄様は普通のEDだと思っている)など、お前はどこの虚淵玄だと言いたくなるBAD具合でしたが、第二章のストーリーとの重なり具合は良かった。
というのも、主人公の物語と、ユメミルセカイの物語がシンクロしながら進んでいくのは、行き過ぎた演出もなく、かといえ薄くもなく、非常に良い塩梅で進んでいきます。
まあ結局ルイスはただ特別になりたかった普通の人が演じていた、という心証に悪いオチだったんですが、これが考えさせられます。第二章の重要なテーマです。

ルイスを演じていたこの人、自分は至極普通に生きてきて、特別すごい能力を持っているわけでもなく、そんな普通というものに悩んでいたところに『ユメミルセカイ』の話をたまたま何処かで読み(売れてないらしいのによく見つけたな)、酷く共感を覚え、一度自分を知らない街でルイスを演じてみたい、と思い及んだ犯行でした。
その時点でもう普通じゃない、という指摘はさておき、誰でも悩むテーマなのではないかと思う。

人間には優劣があり、その他大勢の人より困難なことを得意とする、いわゆる優れた『特別』な人達は、そうでないその他大勢の人の目を引くことになる。しかし、その他大勢の中の一部でありながら誰しも自分は特別なんだ、と思うか思わないか。
そもそも自分しかない視点の中で、自分を特別でないと思うほうが珍しいことだと自分は思いますが、人は誰しも優れた力を持ちたいという気持ちがあるのは至極真っ当な感情なのではないかと思います。ルイスを演じていた人も言っていましたが、誰の目にも圧倒的だったり魅力的だったりする能力に憧れるのは誰にでもある感情だよなあ。
しかしながら、『誰の目にも奇特に映る存在』が、必ずしも『特別』というわけではないし『主人公』というわけではない。そもそも特別という定義が人によって様々だし、そう思わないといえばそれは既にその人にとっては『特別』ではない。ただこのルイスを演じていた人が普通でないとは思いません。誰にでも持っている感情を持っているからです。そういう意味ではこの人は、本当に普通の道を歩んでいる人なのだと思う。
で、最初に戻りますが、自分は自分以外の視点には成り得ないわけです。『我思う故に我あり』という言葉がありますが、簡単に言うと物事を否定して行っても最終的に自分だけは否定できない。つまり『自分は居ないのではないか』と考える自分がいる時点で、自分が居ることの証明になっている、ということです。周りは否定できても、自分は否定できない。
じゃあ自分は自分でしかないし、特別じゃん、と思う程度でいいんじゃないですかね。
と私は思いましたが、ここまで来て何を言ってんのか自分でもわからなくなってきたので、そういうことです。どういうことだ。私今日本語喋れてますか。

でも、人より優れているというのは何物にも代え難い快感です。
全然関係ないんですが、今絶賛話題中(なんだこの日本語)のHUNTER×HUNTERに、支配欲というものはどんな欲望にも代えられない、というのがあった……ような気がします。確か、王軍のビゼフのセリフだったかと。それを思い出しました。(私のおつむではこの曖昧さが限界)
あの場面を読んだ時、私は非常に納得したのですが、それと通ずるものがあるなと。支配欲と言われれば、なにやら残虐な感じも受けますが、自分の思い通りに事が運んだ時、すっきりしたりよかったと思うのは普通のことです。それの延長線上にあったりするのではないかと自分は思います。

このまま語ると話題がサドとマゾとは何かについて変わってしまいそうなので。
ここまで主人公という立場にプレイヤーに感情移入させまいとしてきているのに、『主人公』について考えさせられるエピソードを入れてきたのは面白いなと思う。自己投影という点では紗夜はまるまるもりもり失格ですが、主人公のキャラ立ち、性格、という点ではこれほど立派な二本足で立っている子は、今の段階ではそうそう居ないと思う。

この物語はあくまでも遠野紗夜の物語であり、プレイヤーの物語ではないんだよ、というのを暗示しているようで面白かった。
しかしながら、あまりにも共感できるエピソードが少ないといくらキャラ立ちができていようとユアメモのようにプレイヤーをタコ殴りにする状況になってしまうので、これからどうプレイヤーを共感させる事が出来るのか期待したい。
タコ殴りにされても、もうなんだかそれでもいいやと思ってしまいそうな気がしなくもない。(ドMについて語るウォーミングアップ中)

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BADEDばかり描く兄様にマゾとは何かとご高説を賜りたい。


いつも拍手ありがとうございます!
ヒャッハーしながら喜んだり笑ったり嬉しんだりしております!
以下より拍手お返事です。
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●やしろさんへ
わんばんこ!いつもお世話になっておりますです!
死神と少女は、蝶毒とはまた違った、精神的な重さが今のところは心地よいです。気分は明るくなれそうにもないですが(笑)、プレイヤーに考えさせるという行動を与えるストーリーは、今のところ楽しめています。

ちなみにうたプリについては、超がつくほど金と暇が余っているときに是非購入してみてください!
あとプリンス達のトルネードのような暴れっぷりを見たくなって両手がPSPを持ちたくなるほどが疼いて仕方が無い時にでもやってみてください!
死神と少女をプレイ後の私の特攻の様子も是非ご覧になっていただけると、私も全力でうたプリに特攻できる励みになります(ボロッ)

話を戻しますが、2章はすごく考えさせられましたね。
なによりこの乙女ゲーらしからぬ個性を持った主人公に、平凡と特別を持ってくるなんてある意味勝負に出てきたなと感じました。楽しませるために敢えて主人公に没個性を付属させるゲームもあるのに、このへんはほかと違って私は楽しめているのですが、アマゾンネット(Amazon)様のレビューを見る限りはやはり賛否両論のようですね……。そういう意味では、今後乙女ゲーを作る人達にとっては、難しいテーマだなあと思いました。

いえいえ、メッセージどうもありがとうございました!どの記事の拍手を押されても、有り難いし嬉しいのでどんとこいですよ!
私もやしろさんの感想を楽しみに見守っております。お互い死神と少女のセカイにねじり混みましょう!それでは!



●ヨーコさんへ
こちらこそ、いつもこっそり隠れて楽しく記事を読ませていただいてます!
>うたプリは本当に買わなくて良かったです。
梅ジュース吹き出しそうになるほど笑いましたw
逆にこちらも笑っていただけてありがとうございます。うたプリに痛めつけられた傷が浄化されていくようです。ありがてえ、ありがてえ……っ!
もし億が一にでもうたプリが手元にあった、うたプリという名のラオウと戦うことになったという事象が起こったなら、是非その戦歴をブログの方に書いてくださいね!応援部隊は任せてください!

死神と少女のほうの感想も見てくださったようで、ありがとうございます。
プレイ記事のほう、楽しく読ませていただいています。ルイス(役者)に対して『一発くらい殴っても良かったと思う。』にはヒーヒー笑わせて頂きました。
あと、言の葉システムのことすっぽん抜けておりました。試してみますねー。
私も今のところ、主人公のぶっ飛び具合より、兄様のお空へ羽ばたくような深い愛(笑)が気になって仕方が無いです。兄様ルートでどこまで兄様が羽ばたけるか楽しみですね!空も飛べるはず!!

十二国記のあのやり取りは今もずっと心に残ってます。名場面ですよね!
文字数制限と戦って下さり本当に有難う御座いました。嬉しかったです!
ここでこんなこというのも本当になんなんですが、これからもヨーコさんの感想も楽しみにさせて頂きますね。独特の言い回しがツボっております。
あと、絵にドキッとしております。悪い顔の丞相、いいですよね。あやつは悪い顔すればするほどいい男になるんです、きっと(笑)
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