全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

20 2011

来栖翔 友情、恋愛、大恋愛ED クリア

これほどまでにごはんがススマナイくんだとは思わなかった。

進まないどころかあまり調理されていないネタを絶望するほど食わされた後に真っ逆さまに釣り上げられて全部戻した。そんな感じのルートでした。
しかしながら、翔くん自体は別に悪いわけではないのです。恋愛禁止校則様を破っても自らその罪を認めつつ、その上で自分の魅力をアピールする、という真面目に勝負してきたこともあった。(一十木くん見てるー?)
その上でこれを入れときゃ萌えるだろ、とやっつけ感がたまんないネタを次々に盛り込んできてくれて、もうこんなに食えないよ、ご馳走様、と全部平らげたプレイヤー(私)の鳩尾を殴るエピローグは、筆舌に尽くしがたいほど、マジ許さない1000%だった。

そんな数々のおかずを紹介するが、Aクラスとの水泳勝負に負けて罰ゲームで女装した翔ちゃんのキャラが思いの外受け、それを皆に広めたいと思った那月が勝手に雑誌に写真を送る、という暴挙から始まる。翔ちゃんの裸一貫立ち絵に言いようのない不安を感じる間も無く、翔ちゃんが美少女としてデビュー。卒業おめでとう。
瞑想して心の呼吸を整えて挑んだところに、あっさり自分を見なおして女装をやめたところで翔ちゃんの持病が発覚。この時点で口に入り切らないぐらいモゴモゴ言ってるのだが、ここで双子の弟の薫くんの登場。

彼は驚くほどまともだった。
いや、まとも、という言い方は間違っている。一般人で常識人だった。ただ、周りがあまりにアレなので、聖人君子が地上に舞い降りたかのような錯覚を覚えるのでありまする。

どうやら彼もこの学校を受けていたらしいのだが、受験当日熱を出したらしく受験できず、医者を目指すため系列校の医学部コースに進んだのだとか。この学校には一般人は入学できないのだと痛感したところで、翔ちゃんの病気(心臓に関する病というこのアバウトさ)が悪化する。なんでも、ドキドキしたり過度な運動したりすると悪化するらしい。
ここにいてはマジ危ないから(色んな意味で)帰ろうという薫くんをよそに、翔ちゃんは首を立てに振らず。

「翔ちゃんが自分の体を守らないなら、僕が翔ちゃんを守るっ!」

と主人公をスルーして主人公が言うべき台詞を言うものだから、もうそっちのゲームでいいんじゃないかな。翔ちゃんも『こいつが支えてくれる』等の台詞を言わない所がここのポイントです。
見事に空気と化したところで(ぼっちっていうのはまだ存在があるんだなってありがたみを感じた)、翔くんが心配で居座る薫くんを帰らせるために、主人公を模擬彼女として薫くんの目の前でキスっぽいことを見せる。ここまでくると定例行事のごとくだんだん恋愛禁止校則ちゃんが息をしていない感じになるが、どんなに校則さんががんばろうが恋愛ゲームなので結果的には消滅するわけですけども。
あと、ここで一十木音也氏に見習って欲しいのは、「あんな形でキスなんかできるかよ。まだ告白もしてないのに」という翔ちゃんの台詞です。耳かっぽじってよく聞いておくように。

まあなんだかんだ付き合っちゃうことになったが、ここでまた美味くもなんともないおかずを投入される。
那月が唐突に泳ぎたいと言い出し、主人公の水着を勝手に購入、三人でプールに行くことになる。
まあどのルートでもそうだが、那月は翔ちゃんが病気だということを知っている節があるのに、こういう無茶ばかりさせる。本気で殺す気なんだと思った。
イケメンだからっつってやっていいことと悪いことがー!という私の画面外の叫びも虚しく、主人公が溺れ翔ちゃんがそれを(助けんでもいいのに)助け、病気がさらに悪化する。君らは本当に何やってんだ、コントか。

ここで薫くんが再び登場。
「翔ちゃんの心臓、本当はもう限界なんだ」と悲壮感たっぷりに言う彼を眺めながら、私の精神も限界を迎え始める。
翔ちゃんと別れて、アイドルをやめさせてよ、の言葉に頑として首を立てに振らない主人公。選択肢さえプレイヤーに与えない。
このままじゃ死んじゃうんだよ、と必死に薫くんが訴えても「翔くんが大丈夫と言ったら、絶対大丈夫だと思うから」と根拠もくそもないことを返す。

だから大丈夫じゃねーんだってばよお!
握る拳を振りかざしたい気分になったところで、これ以上話しても堂々巡りでお話にならないので薫くんご帰還。
しかし薫くんに翔ちゃんと主人公が校則を破ったことをタレコミされる。
なんなんだろうこの薫くんが悪いみたいな雰囲気。飯も不味いし空気もまずい。

ただ冒頭でも言ったとおり、ここで言い訳をせずに校則を破ったことを認め、かつ自分たちの魅力を相手に伝えようと必死に訴えたことは良かった。良かったと思えるのは、ある意味一十木氏のアレがあったおかげでもあるかもしれない。(だが認めたくない)
学園長もそんな翔ちゃんたちを認め、翔ちゃんに外国で手術をするようにすすめる。そうして検査入院で戻ってきた翔ちゃんに対する選択肢『元気?』はあまりのセンスに画面をかち割りたくなるほどの衝撃を受けた。
元気じゃねえっすよ。

ボロボロになりながらも卒業オーディションできちんと優勝し、病気を治しに海外へ。エピローグに。
このエピローグが、翔ちゃんルートの真骨頂であることを心に刻まなければならない。
手術も無事成功した翔ちゃんと電話をしていると、今すぐ会いたいかどうかの選択肢が出てくる。
・会いたい
・無理しなくても
まあ結局どちらを選んでも同じなのであるが、ここから私の鳩尾をガツガツ殴るイベントが起きる。
空港へ向かった主人公、だが一向に飛行機がついたという連絡が来ない。そして、太平洋に飛行機が墜落したという連絡が入る。生存者がいるかどうかすらわからない。この時点で吐くものもないぐらい殴られているが、さらに凄いのはここからである。これだけでもすごいってのに。
悲しみで現実を信じられない主人公の前に、翔ちゃんが現れる。
「お前を残して死んだりしない」とずっと会いたかったと抱きしめてキスし合う二人、空港で。飛行機事故起きてるのに。

君らは無事でも、無事じゃない人達がいるんだよ?という私の霧のような問いかけも虚しく、画面に吐血してエンディングを迎えた。
ここまで胸糞悪いどんでん返しは初めて見たぐらい、ただただ純粋に酷い。
持病を持ちながらも一生懸命音楽に取り組み、それでも那月のほうが才能あるという設定に、なにか恨みでもあんのかと思うぐらいだったが、それの遙か上を行くぐらいの酷いのが最後にきた。大恋愛EDのエピローグで。

たかがバカゲー混じりの恋愛ゲームでこんなことを言うのもどうかと思うが、これはないだろう。
拍手で『翔ちゃんは許せても翔ちゃんルートは許せない』という名言を産み出したルートだと聞いたが、それに相応しい翔ちゃんルートでした。(ゲロッ)


●友情ED
今では友情EDのほうがまだまともなんじゃないかな、と思うぐらい。翔ちゃんにドキドキさせないためには、三人で居ればいいんじゃない?との那月の提案にほいほいと従うEDです。この後に3Pみたいなことになったらどうすんの?という疑問だけが残る。自分、友情EDで絶対3Pという言葉を出さなければならない症状が起きているようです。
しかしながら、那月といても苦しいだけなんじゃないかと、真面目に考えたりもした。無駄に終わったけども。那月のようなハチャメチャキャラに理由を求めるのもどうかと思うが、それでも何か那月に共感できるようなものがないとただのソッチ系の人で終わりじゃないか。
これで那月は自分の音楽は凄くはない、絶望したと言っているのだから、本当にもう翔ちゃんに止めでも刺したいのか。


終えた後は無事脂汗が止まらない病気にかかりましたが、ゲームを終えた後も心証を悪くさせ続けるシナリオには、本当にすごいと言いたいぐらいです。一十木、那月とはまた違うヒドさだった。下半身ネタがかすりもなかったのは良かったが、逆のネタでガチンコ勝負をしてきた。
もう何も語りたくないぐらい酷かったので、次に行こうと思います。(吐血)
次はアニメでは一番好きなダム様こと聖川真斗くんです。思いやりのある行動をしてくれるのですが、どのルートでも一番フェードアウトを食らっているので全身でダムを感じながらいきたいと思う。どうせボコボコに殴られることはわかっているので、さらなるドMに目覚めるつもりでチャレンジしていきたい。

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私の心のダムは既に決壊している


拍手ほんとうにどうも有難う御座いました!
その他の記事にもぽちぽち押されていて、自分でも『あーこんなこと書いたりしたなあ』と思い出すきっかけにもなっています。
しかしながら下ネタ言ってる分際で一十木や那月のこと責められないな、と思ったりもしたけど、あれはないと思うんですよ。(口から泡)
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