05 2011

愛島セシル 友情、恋愛、大恋愛ED クリア +総評

トイレに行って便座と小一時間見つめ合ってもまだ足りない、このストーリー。
加えて、大恋愛EDでついにフルコンプだと喜ぶ私にEDロールでバグって動かなくなるという素敵な仕打ちが待ち受けておりました。これほど二階の窓からPSPごと放り投げたい気持ちに駆られたことはなかった。

しかしながら私はフルコンプした。フルコンプした。(うれしさのあまり二回言った)

そしてセシルルートは、ダダすべりのギャグを延々と見させられて他のルートとは違う意味でもごもご言っていた。
まず最初にこのゲームで一番に存在意義を問われる女友達の友ちゃん(どのルートでも途中で存在すらでてこない)が早々にお家の事情で学園をドロップアウトなさるところから始まる。
この時点で無事にボディーに拳がめり込んできているんですが、そのストーリーというのも学園長がサタンを呼び出してしまい世界中から音楽が無くなってしまう。黒猫くっぷるの正体はセシルなわけですが、セシルはもともと高級楽器を作る国の王子らしく、私利私欲に走った親戚に呪いをかけられ、それを解くのに……ってもう説明がめんどくさくなるので、大まかに言うと美女と野獣みたいなものです。愛するものがセシルを思って歌を歌えば呪いが解ける的な感じです。(この投げやり感)

それだかなんかよく分からないけど、ミューズ(芸術の神様らしいですね)が攻略キャラ達の身体の中に残したミューズの楽譜をつないでサタンを倒せ、と。他の6人とは違い、話の流れが少し特殊なのが良かった。(もう麻痺ってて褒めるべきところでないのに褒めそうになる)
しかし学園内はサタンの洗脳にあっており、実家がお寺(神社?)の日向先生とセシルと主人公の三人しか正気を保っているひとが居らず、主にセシルと二人で6人を浄化していくお話です。

要するに、かの者を封ぜよってことです。(如何せんこれがあながち間違ってないのが)

ただ、主人公もサタンによって呪いをかけられ、一度眠るとひと月経ってしまうのですが、そんなもん、どのルートでも同じなんで大した問題ではありませんでした。

浄化していった順番に簡単に感想を書いていきたいと思う。
●一十木音也
中の人がシャイニーの喋り方の真似をしていて、非常に心から応援したくなる気持ちにさせられました。正直、それとその後にあった聖川のお話に持って行かれてあまり覚えていません。ただ、自分の生まれをネガティブに語って、親が居らず天涯孤独な自分が自立する方法はアイドルになるしかない、と言っていたのはなんだか印象的だった。ただだからと言って校則破っていいわけじゃないんだよ、とも言いたかった。言えなかったけど。
●一ノ瀬トキヤ
HAYATOとして現れ、主人公を惑わせるトキヤ様。ひゃ、ひゃああああとかなってた主人公のテンションをよそに、画面外の私は真っ白な真顔でやり続けていた。これも聖川のお話に持って行かれてあまり覚えていないんですが、音也同様、闇を持って語るシーンは良かったと思う。あとトキヤ好きながら洗脳が解けたあとの反応が見物。
●聖川真斗
ダダすべりのギャグじゃなく、エロゲ展開の所で一番笑いました。洗脳されたダム様が主人公とセシルを鎖で縛り付け、服をビリビリ破いたり鎖を足に縛り付けたりスカートをめくろうとしたり、非常においしい話だった。ここまでやってくれるといっそのこと清々しい。浄化が終わった後ダム様が切腹する勢いだったのもやっぱりダム様だなと思えて良かった。
洗脳時のダム様の一言『愛とて所詮、肉欲に行き着く』はお前ら耳かっぽじってよく聞いておけ、と言いたいぐらいの珠玉の名言。
●神宮寺レン
音楽を愛してないからそもそも洗脳に掛かってないっていうのは理解できるのだが、その上で主人公を巻き込むレンさんに涙が止まらなくなった。でも、自身のルートでも最後まで中々デレなかったので、結構納得はできました。ダーツの描写は私のおつむがアレという点もあるだろうが、あまりにも分けわからなさすぎるだろう、と思いながらの○ボタン連打が印象的でした。
●四ノ宮那月
分裂した那月と砂月、砂月のほうが洗脳されているんですが、その砂月に那月を先に見つけたら楽譜をやるといわれる。何度も砂月に騙される主人公は圧巻。騙されすぎだろとイライラするより、次はどんな手法で騙してくれるんだ!と楽しむのがオツな楽しみ方だと勝手に思っている。
●来栖翔
幼児化した翔ちゃんに、ヤン化する薫くんを楽しむ月。ショタ好きの貴女に捧げるルート。私はそういう点で大いに楽しんだ。

後は林檎ちゃんにキスズキュウーンされたりするシーンに悶えました。セシルに一つも萌えてないのは、この際もういいだろう。急に男声に戻る林檎ちゃんを聞いたときは、中村氏のあまりにも艶のある声に良い意味で殴られました(どういう意味だ)。

あとこのルートでの驚愕の新事実。
一十木音也と愛島セシルの母親は同一人物、つまり彼らは異父兄弟、ということです。
といってもシャイニーだけがその事実を知っているのですが、なんていうか、肌の色が似てるのはそういうことだったんすかね、ということぐらいで、特に似てるというところはあまり無いような気がしました。ただ、俺をお前に刻んでいい?的な台詞を言いたがることです。
身体に湿疹が出来るんじゃないかと思った。

そういえば、テレビ番組に飛び出していったのはセシルも同じなんですが、理由は国に帰れなくなったセシルが有名になることで向こうの国から見つけて迎えに来てもらおう、というきちんとした理由があったので良かった。そういうところは一十木氏が勝っていると強く思います。
が、迎えに来た使者を主人公と離れたくないから見つかりたくねえ!と必死に逃げていたのは、血の繋がりを感じさせました。この無茶苦茶感、流石。

大恋愛ルートは、学園長がセシルを気に入り(どうして音也にそれが出来ない)、国に帰れない間はこの学園で過ごし、卒業オーディションに出て優勝してました。
主人公に宿ったミューズが認められ、セシルのお国でシャイニング事務所所属で作曲活動で忙しい毎日を送っておられるようです。エピローグでセシルが多忙な主人公に休めといいつつ、エロ展開に持ち込もうとしてたあたりは血の繋がりってすごいなと思いました。
やっぱり血が繋がってるなって思いました。

●友情ルート
シャイニーがサタンを消滅させて、なんだかんだでシャイニング事務所に所属することになり、部屋が隣、ということだった。(※深夜に確認作業をせず書いたため、あまりにもそのまま書きすぎたと今更反省しております)
王位継承権第一位の彼が国のことを考えなくていいのか、という意見はここまで来るともう無粋なのでしょう。まあ乙女ゲーにおいて王子っていうのは大概王位とか国とかほっぽり出して女に走るのが常なので仕方が無いのかもしれない。逆も叱りだけど。


【総評】
先に記述しておきますが、アニメからゲームを攻略、リピートではなく無印を攻略しました。それを踏まえての総評です。
・システム
通常のノベルゲーとしてのオプションは充実している方だと思います。ジャンプ機能はありがたかったし、スキップ、オート、セーブも好きな配置に変更できるので助かりました。
ただ、月システムやキャラ選択システムはVitaminシリーズを踏襲している感じがやはり拭えません。あとは選択肢、3つでてくるのにどれも同じような意味だったりするのでどれを選択しても変わらないはずが好感度に差が出てくるのは難点だった。
音ゲーシステムについては、面白いとは言えるが必ずしも良いものとは言えない。楽譜が途中で切れ、縦方向に楽譜が進む、というのは集中すればするほど次に押すボタンがわからなくなる。せめて、太鼓の達人のように横楽譜で並べてくれるともう少し難易度も下がった。判定は甘いですが、早く押すより遅く押す方に甘めに作られています。曲数と難易度の種類は多めだったが、飽きやすいのが残念。

・サウンド

流石のElements Gardenフルプロデュース。エレガ好きならどの曲を聞いてもわくわくすると思います。かくいう私も、エレガ好きなので、全部の曲を楽しむことができました。例えエレガ好きでなくとも、キャラ毎にキャラにあった曲で作られているので、最低でも1曲はヒットする曲があるのではないかと思います。
ちなみに作詞は味がありすぎるので、ミニゲームでは当てにくいですが、楽しめる範疇であったと思います。

・グラフィック
散々言われて来たことですが、背景はキラキラだったりふわふわだったり、初期の美蕾でもリスペクトしたのかという出来です。骨格は崩れており、立ち絵すら彼らは本当に立てているのか不安になる、特に翔ちゃんの立ち絵に至っては病院に駆け込みたくなるような出来です。キャラクターデザインの絵からよくぞここまで崩せた、と逆に褒めたいぐらいでした。
やっていれば慣れるという問題ではなく、明らかに手を抜いたような絵であるのが問題だと思う(きちんと背景が必要な絵にはある程度の背景が書かれていた)。
ただ今更もう何故ベストを尽くさないのかと問うても無駄なので、無印を購入してしまった人は私と一緒に肩幅を楽しみましょう。

・シナリオ

アニメから入った人へ注意したいのは、主人公とキャラの設定・性格がいくらか違うということと、好きになる過程がほぼ皆無であるということです。前者というより、後者がより危険だった。
キャラの設定変更はまだ納得できる範囲であると思う。ただシナリオは音楽面には特化しているんですが(専門用語や業界への視点など)、それ以外はまるきし明後日な方向へ言っている。ギャグはただずっと滑っていて、キャラの使い方も上手くなく、好きになる過程は一切無く、ただ甘ければいいだろと挟まれたエロイベントが滝のように流れてくる。選択肢にはキャラにイエッサーと答えなければならず、ちょっとでも否定しようものなら好感度は上がらない。これがこの作品が地雷となるか楽しめるかのキーポイントになるであろうと思う。
萌えられるイベントが適度あれば楽しめるであろうし、ストーリーに意味がなければ私のようにずっとごぼごぼ言っていることになる。

アニメでお馬鹿で華やかな彼らを楽しみたい、という軽い気持ちがあってやってみたいなのならばオススメは出来ません。いろんな方の感想を読んで悩んでから購入することをお勧めします。
ある程度の設定が同じなだけで、ゲームとアニメは共通点さえあるものの別物と考えていいぐらい内容物が違う。アニメで計算されたぶっとんだギャグや楽しめるキャラの性格も、ゲームでは悪い意味で滲みでていたり、アニメでは省かれた設定もゲームでは出てきてしまうので、そこはただただ眉間にシワを寄せることしか出来なかった。
そういう点でアニメはゲームで突っかかっていた設定を省いているので、より多くの人が楽しめるアニメになっていると思う。

あと、たとえ中古で安くても無印でなく、リピートを買ってください。リピートでも崩れているらしいですが、これだけは声を大にして言える。このキャラをボコボコに凹ましたような立ち絵よりは絶対にマシだ、と。

オススメ攻略順は、
【那月→聖川→音也→翔→レン→トキヤ】
なるべくダメージが少なく、途中で給水をはさみながらの攻略順です。A組を攻略しないとS組が攻略できないので、最後を良い味で締めたい方はトキヤを最後にすることをお勧めします。
修羅の道を歩きたい方は、
【音也→聖川→トキヤ→レン→那月→翔】
翔ちゃんルートを最後にしたと思うと、攻略した身からすれば震えが止まりません。


というわけで、殴られすぎて幾度と無く目の前が霞んだりもしましたが、私はうたプリをフルコンプ出来ました。ありがとうございました。無事に朦朧としています。
途中で放り投げようと思うことも多々ありましたが、それでも続けられたのはやはりアニメがあったからだと思います。作画が初代に似てきたり咎狗に似てきたりしていましたが、今でも楽しめているし、萌えてもいるし、私はやっぱりなんだかんだうたプリが、す、す……す。
でもなんだかんだ音ゲーは楽しめたし熱くなれたし、キャラ毎の曲を聞けたときはゲームとして楽しむことができていました。

ただ、忘れてはならないことが一つだけあります。
私はこのゲームをWelcomeセットというもので買ってしまったということであります。つまり、ファンディスク付き。

よろしくない意味で心のダムが決壊しそうですが、NOISE、あと積みゲーになりかけてる死神と少女と3セットでなんとかやっていきたい。絵のグレードは上がっているらしいので、その分口から何か出す量も種類も減ると追われる。
いやでも、なんだかんだあの潰されたようなキャラ絵に魅力を見出してきたので、それとお別れするのもなんだか寂しい気がする。結構それに笑顔を貰ったこともあったので、肩幅とか。
立ち絵とはお別れできませんでした。お別れしたかった。

完全にそっちの性癖に目覚めてしまった。うたプリって凄い。


拍手を押してくださったかた本当にどうもありがとうございました!
思えば乙女ゲーをするのにこれほど『頑張ってください』と応援されたことはなかったかもしれない。その応援に後押しされここまで来ることができました。本当にどうもありがとうございます。おかゆを食べます。
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