全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

01 2011

NOISE 総評

ギルフォードおよびEND0の感想は、END0のその後に出現するものを読んだ方のみが分かるパスワードを設定しています。
お手数ですが、【パスワード入力】から記載されているヒントより閲覧パスワードを入力してください。

以下より、総評です。
前作・Diaryと比べている箇所が多々あります。

【総評】
・システム

前作同様、不自由ないシステムでした。クイックセーブ・ロード、バックログ、オート機能など、PCゲーで必要なものは満たしている。普通の世界観の用語解説もついていて、用語の意味が分からなくなった時もすぐに調べられるのは便利。
特に、好感度が確認出来るシステムは非常に便利だった。物語の本質(END0)を理解するには周回プレイが必要なゲームなので、共通ルートまでは好感度を調整でき、そこから分岐することが可能。だとすると共通ルートの存在意義が薄れそうですが、この世界観を理解するのには必要だったとは思う。
個人的にはグラフィックやイベント回想を置く場所はOptionではなくextraという表現にして欲しかった。Optionってconfigと同じ役割なゲームが多いので。

・声優について
おそらく代永さん以外は無名の新人と言ってもいいんじゃないだろうか。私の声優の知識が深いものではないので、正確にはどうなのかはわかりませんが、名前を見るかぎり見たことのない方が多かったです。
前作、Diaryで活躍していた方もいらっしゃいました(ウィズレイが古賀先輩なのは気づかなかった)
演技については初々しい感じがして、聞いていて新鮮ではありましたが、ヤクザもの、闇世界ものとしては物足りない所がある。圧倒的に迫力不足です。脅したりする部分も、演技にヤクザっぽくない雰囲気が出ていてなにやら緊張感がない。
Diaryは棒読みと初々しさが、何考えてんのかわからない零さんのキャラにマッチしていたのでそれが逆に良かったのですが。
個人的には、女性声優の方のほうが上手かったです。
新設ブランドなので有名声優を使う余裕がなかったのかどうかはわかりませんが、まだ知られてない声優を使ったことは評価したいです。乙女ゲーでは有名声優が飽和状態なので、聞いていて飽きることはなかった。
出来るなら、有名無名関係なく、キャラにあった演技が出来る人を起用するブランドになってほしい。

・グラフィック

目が大きい、とにかく主人公の目が大きいのが気になった。前作でも言いましたが、きしめんみたいな髪の毛の塗りも慣れようと思えば慣れるものですが(拍手でアルミプレートと的確な表現をしていた方が居らっしゃった)
主人公の貧乳設定はともかく、ロリフェイスなのにはあまり突っ込まれることがなくてどうなのかなと思いました。かといえ、アダルトな女性もきちんと描けているので、是非その中間の女性を主人公にするべきだったのではと思う。目が大きいのでとても17歳には見えない。
無理な構図や不思議骨格はあまりなかったです。数も多すぎず、少なすぎず丁度良かった。
キャラクターデザインに関しては、描き分けが出来てない部分が少々あった。主人公の兄、零さんに似てませんか……中身もだけど。そのお陰でときめいたこともあった。
ここまで言っておいてなんですが、絵に不満はそれほどありません。全部やっていけば慣れるんですが、闇世界設定としてはこの絵柄は当てはまってないんじゃないのかなと思う部分がある。

・シナリオ
ハッキリ言います、前作Diaryの方が面白かった上萌えもあった。
まず言いたいのは、闇世界設定なのに、チャンバラ劇以上のものが得られなかったということ。闇世界の話だから死に対してのハードルが下がるのは当たり前といえば当たり前なのですが、孤児院出身の主人公が死に対して恐怖を抱くイベントが少なかった。一度そういうのが出てくることもあるんですが、尾を引くわけでもなくいつのまにか受け入れられている現実。
いつ殺されるかの不安感もないまま、とんとん拍子で話が進んでいき、戦闘シーンはチャンバラ劇以外の感想が見つからない。
というか、零さんのほうが強いんじゃないのか。あの人手当たり次第ナイフでバンバン人殺してたよ。作品が違うとはいえ、零さんのほうが強いと思わせられる当たり、もっと恐怖を描くべきだったんじゃないのかと思う。

個人的には、例え闇世界のものであったり、創作であったりしても、死は軽く扱うものではないと思っている。理由が無いと、納得が出来ない。死にとらわれすぎるのも創作としての楽しさがなくなるので按配がとても難しいとは思うが。軽く扱い過ぎているというわけではないが、素通りすることが多かった。

もう一つ、主人公の外観と中身が変わるシステムについて。これは前作Diaryでもそうでしたが、闇ルートは必要だったか。
主人公は闇世界とは関係ない存在だからこそ光るのであって、それが無くなったら個性の崩壊に等しいです。闇世界に入った時点で他の女性構成員(ブレイド)と変りないという事になってしまう。主人公だけが持っていた特別な設定を、敢えてシステムで消すことは無いのになと感じた。

歌使いという設定ながら、その力を発揮することもあまりなく。特別前にでてくる設定では無かったのは残念。

あと至る所に散りばめられている微エロ表現(というかもう完全にアハーンな展開になっている)は、ルートに寄っては必要だったとは思うが、いるかいらないかって言ったらどうなのか。闇世界ということを考えれば合ってよかったとは思うが、このロリフェイスで微エロ表現匂わせられると、普段ショタだわーいなんて言って喜んで薄れかけていた罪悪感が蘇るというか……。

問題のEND0だけでなく、いろんな設定がプレイヤーに委ねる展開なのはもやもやする事が多くスッキリしない。だんだんと謎が明かされていく、というわけではなく、細切れで出された情報をプレイヤー自身がつなげて行かないといけないので、衝撃や謎が解明された時に得られるカタルシスがあるわけではありません。あくまで『こういうことがあるんだけどどう思う?』という情報の提示です。

あと地の文が主人公視点なのにもかかわらず、相変わらず様をつけたりするべき人を呼び捨てにしていたり語り口調だったのは慣れるが違和感。

総合的に見ればそれなりですが、期待していたほどでもなかったのが残念で仕方が無い。ただ、ギャグやキャラのやりとりは楽しかった。闇世界ものという設定を忘れてずっとみんなでワイガヤしてるだけでも楽しかったのに。
大きな矛盾はなく、本当にたんたんと進んでいくので、話の流れがわかりやすくはあるが、設定が難解で足を引っ張っている。

私は前作、Diaryの方をお勧めします。

にほんブログ村 ゲームブログ 乙女ゲー(ノンアダルト)へ
にほんブログ村
なにはともあれ、なんだかんだ次作にも期待しています。


次はEVER17の感想を書こうかなと思っている。粗はありましたが、それを凌ぐ素晴らしい謎回収でした。やり終えたあとの爽快感が凄い。
今現在はうたプリSSをプレイして無事サンドバッグと化しているところです。本人は嬉しそうな顔をしていますので心配ありません。

拍手押してくださった方有難う御座いました。毎度毎度励まされております。
関連記事