全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

14 2012

アロン、ジョシュアルート クリア +総評

まさかの天使が舞い降りて、口から泡を吹きながら生気の宿らぬ瞳でプレイしてた私に、天使ことアルジャーノンちゃんがその無邪気さで私の瞳に光を宿してくれた。
吸血鬼様購入費4630円(送料含む)は全て、彼に捧げるための4630円だったのかと思うと、もう許せてしまえそうな気になってしまうのである。
私の血液(主に吐血と血涙)は全てアルジャーノンちゃんに捧げたいが、そんなものをアルジャーノンちゃんに捧げるのもどうかと思うので私の血は長男あたりに貰っていただくのが無難かもしれない。
その女好きらしい(そういう描写が殆ど出てこなかったので、らしいと付け足す他無い)長男でさえ私の血をすするのは嫌だと申されそうだが、それはそれで一興だと思う当たり、大分アルジャーノンちゃんに救われた。
もともとこうだった可能性も極めて高いが。


●アロンルート
そんなわけで、ほとんどをアルジャーノンちゃんに掻っ攫われてしまったので殆ど覚えていないのだが、簡潔に言うとどうでもいい毒にも薬にもならないイベントを窒息するほど食わされる。あと、吸血鬼とはあまり関係がない。
主にはカップルでもないのにカップルコンテストに出たり、海に行きヨットで遊んだり、海に行くのを断るとアロンがそのまま冒険に出かけて戻ってこなくなるきらびやかなお話である。ちなみに初セックスは青姦であり、しかも前戯を丸々夜空のカットで済ますという手抜きによく似た斬新さ。あとはもう、察していただけると有難い。
そんな輝きとは反比例して私の瞳に宿る光はどんどん闇を宿していくことになるが、ここで、アロンのことがずっと好きだったという女の子・アンリエッタが魔界から現れてくれる。やっと、やっと吸血鬼らしい話かと期待したところで、アンリエッタの双子の弟・アルジャーノンちゃんのご登場である。

唐突ですが、私はショタが大好きである。ショタなら基本どんなショタでもこちらへおいでと手招く不審者へと化すが、特に大好きなのが無邪気ショタである。アルジャーノンちゃんは基本無邪気というわけではないが、姉の想い人であるアロンから主人公を引き離すために主人公を残虐なまでに攻撃する。その時の残虐無邪気なアルジャーノンちゃんはとても楽しそう。その様子に私は満面の笑みを浮かべながら「ありがとうございます!ありがとうございます!」と画面の外で一番気持ちの悪い存在となっていた。
アルジャーノンちゃんが救いだったのは、ストーリーの主役ではないところかもしれない。どんなにアッパラパーな展開になってもサブキャラであるため許せてしまえるのである。それ以前にアルジャーノンちゃんを許せるのは彼自身の可愛さである。真っ黒なゴスロリファッション(短パン)をしているが、私にとってこの血溜まり(自分の血)の惨状に舞い降りてきて下さった可愛らしい天使なのである。
ちなみに前述したとおり彼はサブキャラであるため、恋愛に発展するEDはないのだが、彼に攫われて彼に乱暴なことをされそうになるもなんだかんだしている内に、強く言われると引いてしまう彼の可愛い部分がまた出てきてくれる。ひょっこり現れてきてくれる。そんな感じで連れ回されるほのぼのなエンディングが存在してくれて、エロとかがないのが逆に救いなぐらい本当にアルジャーノンちゃんにはもう……もう(涙を手で拭いながら)。
声優さんも今をときめく夕凪孝さんなので、彼のショタボイスが好きという方、かつ4500円程度を全てアルジャーノンちゃんに捧げても良いという覚悟がお有りな方は是非プレイしていただくと良い。主人公を痛めつけるアルジャーノンちゃん、主人公に触手プレイを食らわすアルジャーノンちゃん、主人公の強気な言葉におろおろするアルジャーノンちゃんなど多種多様な可愛らしいアルジャーノンちゃんを堪能できる。
出来るなら、ずっと成長しないでいてね……と気色の悪い表情で彼を見守り続けていたい。

さてルートの主役であるアロンに話を戻したいところだが、アルジャーノンちゃんがたくさん出てきてくださるので、全然違う意味で胸がときめいていた。
姉のためにアロンから主人公を引き離そうとしたアルジャーノンちゃんが、主人公を誘い出し主人公の瞳に呪いを掛ける。目が見えなくなり、かつ1か月後ぐらいに完全に目が潰れてしまう呪いを解くため、アロンは一人魔界へ向かう。もちろん私は本筋の話には意識朦朧としながらプレイしていたので、語れるのはアルジャーノンちゃん可愛い、ということだけなのをご了承いただきたい。
結局アルジャーノンちゃんが与える試練を主人公に傷ひとつ追わせず守りぬく、と言うことになり、アロンの鎖スチルも軽やかにかわし、なんだかんだ光の姫(ホーリープリンセスって読んだ方は吸血鬼様との相性が抜群です)となり二人で試練を乗り越えてよかったね、で終わり。

姉の方のアンリエッタちゃんはあまり出て来なかったが、こちらの子も結構好みである。残虐な性格をしているが、アロンをほっぽり出して二人で最強の料理を追求するというEDもある。心持ち穏やかなのは何故だろう。

ここまで何一つアロンについて語っていないが、アルジャーノンちゃんに視線が釘付けになっていたことを覗いても、海で泳いでた記憶すらあまり無いのは、本当にフルコンプしたはずの自分でも不思議でならない。
ああ、あと主人公と二人で飯の話をしていた。延々と飯の話をしていた。ルートの半分ぐらいは台所に立っていたのではなかろうか。


しかしながらこのあとプレイするジョシュアルートで、まさかのアルジャーノンちゃんホモ疑惑に襲われることになるとはこの時の私は思いもしなかったのである……。


●ジョシュアルート
主人公の秘密、または吸血鬼様の世界観設定が出てくるのはミハイルルートとジョシュアルートだけだったのはともかく、世界観設定が出てきてくれたのは面白い部分でもあった。ただ目も当てられない部分がそれを圧倒的に上回るため、プレイ後は無事に白目になっている。

更に白目になるのは上記で語ったアルジャーノンちゃんのホモ疑惑である。アルジャーノンちゃんの話ばかりを語ってしまい申し訳ないと思うが、語らせてほしい、アルジャーノンちゃんがホモだったのかどうかを。(血眼)
ジョシュアとアルジャーノンちゃんは幼馴染であり一番の友人である。一番の友人っていうのはアルジャーノンちゃんがそう思っているだけであって、ジョシュアの方はそうでもなさそうなのだが。
「なんでそんな人間の女!」とアルジャーノンちゃんに罵られるのはご褒美なので良いのだが、アルジャーノンちゃんが「ボクのほうがずっとジョシュアのこと……」的な発言をされるたびに精神的な心の臓にホモという名のロンギヌスが突き刺さるのである。
せっかく萌えと言うなの希望の光を与えてもらっても、直後にすぐ見事な嵐が到来。個人的には乙女ゲーでのホモは禁忌に近い存在だと思っているので、口呼吸も鼻呼吸も上手く出来ないぐらい戸惑ったが、ここでようやく自分も正気に戻ったのか、悟りを開いたのか、アルジャーノンちゃんに会えるだけでいい、と思えるまでに至った。
ホモだったのかどうかは結局答えが出ずに終わったが、小学生によくある、友達だった子がクラス替えで別クラスになってしまい、そこでまた新たな友達を作って自分とはあまり遊ばなくなってしまった時の、嫉妬心というか疎外感というか、それに近いものだと思われる。

アルジャーノンちゃんの話はここまでにして、ジョシュアルートであるが、本筋をネタバレしてしまうが彼は「吸血王」らしい。ここで「きゅうけつおう」と読んだ方、安心してほしい。何故かこの正解はきゅうけつおうであり、決してヴァンパイアキングとかそういうのではない。
二人で王と姫として魔界に君臨したりする。アルジャーノンちゃんとアンリエッタちゃんのお城を勝手に奪う際にアンリエッタちゃんに大変残虐な行為をなされるが、なんというか、もう、あれだろう。…………どれだろう。

エロシーンでは長兄並の亜空間ちんこを見られるが、大分アルジャーノンちゃんに意識を持って行ってもらったのでよく覚えていない。たいへん救われた。
あとは…………あとは解決しておわり、である。(自分でも恐ろしいぐらい何も覚えておらず黒目が自然に左右にガタガタ揺れている)

ただ、もう何が言いたかったのかさっぱりだった長男、三男ルートにくられべば大分何がしたかったのかがわかったので、そういう意味ではいくらか楽しめた。のかもしれない。


【総評】
・システム

さすが大本が男性向けエロゲ会社。演出効果はともかく、基本的な機能はしっかりとしていて、かつ軽い。EXITを押すと確認画面が出ずに終了してしまうのは難点だったが、おおよそ不便というところは見つからない。足りないのはジャンプ機能がないところだが、スキップであっという間に流れてしまうぐらいのシナリオ量だったため、そこは特に問題がなかった。
吸血に関するシステムは本当に惰性というか突貫工事。EDに関係するだけでシナリオには全然関係ないのが非常に残念。

・グラフィック
上手くはないが下手くそでもない。可愛いといえば可愛いが、見れて有難いという気もしない。
可愛らしい絵なためかキャラが歳上に行くに連れて、よくわからない感じになっていたのは残念。あとどう見ても適当に描いただろうちうのが受け取れるようなスチル、本当に同じ絵師が描いたものか疑うようなスチル、特に魅力のない一辺倒な吸血スチルなど、ある意味個性豊かなスチルが見受けられる。
台詞と表情が合ってないことがままあり、エロスチルは大抵男のほうがニコやかで朗らかな表情をしているのが琴線を良い感じに刺激してくださる。どうしてそんなイチモツを描いちゃったんだろうという個性的なイチモツも見れます。そんなに見れるものではないので、見れた際には是非拝んでみてください。
エロスチルに限らないですが、大抵はなんかキラキラしていますが、美蕾様で鍛えられているので(背景キラキラ亜空間セックススチル)自分はあまり気になりませんでした。
骨格がおかしなことになっていて、構図もまあありがちですが、見れないというわけではないし、塗りも綺麗といえば綺麗です。
個人的にはキススチルが好きで、ときめくことも多かったんですが、如何せん使いまわしが多くて萎えることのほうが多かった。

・シナリオ
吸血鬼モノにした意味を小一時間問いたい。
世界観設定は悪くないが、つなげるストーリーが上手くないというか、記憶と思考をすっからかんにして挑んでも納得出来ないストーリーなのはある意味スゴイ。血を吸ってどうこうなるということはなく、血を吸ってパワーアップするということもないので、吸血にいよいよ意味が無い。吸血=エロいという解釈なのなら雄叫びを上げて吸血鬼様を抱えながら駿河屋に奉納したいぐらいである。
ちなみに一般的な吸血鬼には『血を吸われたほうは性的快感を得る』という設定もあるが、そういうエロ利用できそうな設定さえ何の欠片も出てこなかったので、吸血鬼とは、エロとは、何であるか、を真剣に考えさせてくださる。
(更に言うと、処女の血しか吸わないだとか処女の血は美味いとかもあるが、そういうのも出てこない。まったく、出てこない)

あとすごくスピードが早い。かの超高速ゲーだったmemoriesには遠く及ばないものの、それに近しい展開の無意味さ、スピード感、ED後にハッと一人「一体何をしていたんだろう?」気がつく孤独感。プレイ後には何も残らないか、よくわからない話に時間を割いてしまったという喪失感、よくわからないけど感じる倦怠感又は疲労感を存分に堪能できる。

個人的にはアルジャーノンちゃんのために買ってくださいと言いたいところだが、そのアルジャーノンちゃんもおまけ程度であるためよほど好きで無い限り白目から赤目に出来ます。

血も吸われてないのにプレイ後に体中の血液が溢れ出す、そんなゲームである。


オススメ攻略順は
【次男→長男→三男ハッピー→アンリエッタED→アルジャーノンED→四男】
次男から始めないと世界観が全くわからないため、その他のルートから始めるといきなりダークプリンセスとか言われて頭の中が疑問符でいっぱいになる。世界観を味わいつつ物語を終わらせたいのなら上記の攻略順をおすすめするが、アルジャーノンちゃん目当てなら最後に回しても全く問題無いです。


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アルジャーノンちゃんに捧ぐ4630円――――――後悔なんてひとつもない。


白目になりながら可愛らしく愛らしいショタに出会えただけでも、このゲームをプレイしてよかっただなんて思える私はそうとうアレだなと思うが、それでなくとも、そういう意味で、大いに楽しめたと思っている。
このセンスはなかなか出せるものじゃない、私はね。そう思うんですよ……。


次は何をプレイしようか迷っている。というのもアニメ緋色の欠片が楽しくなってきたからです。
8話であんなに主人公になすりつけていたのに、最近では皆デレ初めて笑いが止まりません。

かといえうたプリDebutも待機している。早く彼らをDebutさせてあげなければ、という気持ちにも何故か、なっている。
しかし、Debut出来るのであろうか……そもそもDebutとは一体何なのだろう。

とりあえず、気ままにプレイしようと思います。


以下より拍手お返事です。押して下さった方もメッセージをくださった方もありがとうございました!
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●ななこさんへ
こんばんは!望月と申します。ご覧になっていただけてとても嬉しいです!

もしななこさんがショタコンもしくはショタに興味が御有りなら、是非アルジャーノンちゃんを回収してください、といいたいところですが、よくわからない内にお怪我を負わせることになりそうなので、近づかないほうが懸命だと思われます。
ちなみに2年間の水投下期間ですが、あれはいろいろ噂があったのですよ。特に開発会社の親元のお家騒動的なものが原因なのではないかと勝手に推測していますが、本当に水を投下し続けたのかもしれませんし、真相は闇(ダーク)の中です。

うたプリのレビューを楽しみにしてくださるとのことで、本当にどうも有難うございます。
次は強烈な評判でプレイ前から胸がときめいている那月ルートですが、もうプレイし終えた気になっているのが不思議です。
これからもお暇な時で構わないので、遊びに来てくださると幸いです。それでは!
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