全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

18 2012

逆巻アヤトルート クリア

発売後一ヶ月熟成期間を起き、未開封のまま寝かせて置いたディアボリックラヴァーズの包装ビニールを破り捨てる。
OPを見ただけでドSとかどうでも良くなってしまうディアボリさんの魔力は凄まじいですね。

このゲームはセックスをありとあらゆる言葉で表現する曲が有名なアレのソレなので(お察しください)、まあセックスぐらいは押さえて来るだろうなと思っていたけれど、それだけじゃなかった。それもまあそんな感じだったが、それ以外もとてつもなかった。
しかしながら何故私にとっての見えている地雷なこのゲームを購入したかというと、私はドSも吸血鬼も大好きだからです。
ただし自分は、乙女ゲーにおいて「ドSと名乗れば名乗るほどドSじゃない」「吸血鬼ゲーは地雷」という法則を見つけているうえ(あくまで個人的観点です)、つい最近似たような設定のゲーム(吸血鬼様)をプレイして自身で血の海を作った過去が記憶にあたらしいため、見えている地雷どころか戦車がそこに居たようなものだった。
それでも何故突撃したか、それでもドSと吸血鬼が好きだったからです。

出てきたものは予想の通り、延期をしたのにも関わらずスッカスカなクソ男物語だったため、私はこのゲームで罵倒されるたびにクソゲーに甚振られているんだ……と別の方向で楽しむことを編み出しました。

少し切ないけれど、楽しくもあります。

以下よりそんなディアラバドS特攻隊長アヤトさんの感想です。

彼のルートを一言で言うならば、クソ男物語です。
彼が母親から虐待を受けた事(目の前で不倫行為見せられたり、暴力振るわれたり等)を考慮しても、主人公に対して何の愛情もなくただただ嗜虐心を満たすためだけに行われる行為には血を吸われても居ないのに血を毒霧出来るほどです。
シナリオはあっても無くても変わらない程のうっすいもので、意味のない吸血行為とドS(と評したくない)行為が淡々と続いていく。アヤトの行動には愛情がないのに主人公がだんだん好きになってきたみたいな描写が続き、ストックホルム症候群でも見ているかのよう。
愛の無いドSはただのクソ男なんだってことを今一度学ばせて頂いたような気がします。

そんでそんな中身はというと、簡単に言えばありとあらゆるAVネタをかき集めたような感じです。あっつあつの蝋をぶっかけられたり、服を引き裂かれたり(毎回同じ服)、短いスカート履かせていざ見られてると知ると凄い勢いで『帰るぞ!』と言ってきたり、ココアぶっかけられて脱げと言われたり、はちみつプレイをしたり……他にも多種多様なAVネタを取り入れ、それで何がすごいかってそこまでしてまだ主人公が処女なことである。
アヤトさんのTNKマジ鋼鉄……とときめきを禁じ得なくなったところで、何の意味も山場もなく貞操を失うので、彼はだいぶ我慢するのが好きなタイプなのかもしれませんね。
ちなみにそのドS行動も、剣山ベッドで寝ろと言ったり(結局寝ない)ナイフを口に突っ込まれたり(ちょっと口の中切っただけ)で後は気を失うほどのエロ展開が繰り広げられるだけだった。
そもそもしょっぱなから俺の寝床はアイアンメイデン→だけど棘は取ってあるけどな!と言われた時からアヤトさんの摩訶不思議な感じはスタートしていたのかもしれない。今思うとシャツ前全開でネクタイしてる感じもいい感じに彼を表現している      ような錯覚を覚える。

寝ているとスパンキングのようなSEで起こされるのも大分慣れてきて、4回目ぐらいの風呂スタートで毎回風呂に現れるアヤトの変態さにもときめきを感じるようになったころ。
そんなAVネタを繰り返しているうちに、嫌がりながらも流されるだけで何もしない主人公が

私たちは、恋人のような甘い関係にはなれない。でもきっとそれ以上に深くつながっている。それなら……この関係に名前などなくていい――」 

と何かを悟り始め(病名をつけていただくのが良いと思われる)、思わず私も『……生まれてきてよかったと思えるセックス?』(R18乙女革命児memoriesの名言)と思ってしまって、終盤になってようやくこのゲームに慣れてきました。楽しみ方が、わかってきました。

最終決戦はアヤト母の不倫相手。アヤトが殺したアヤト母の心臓が何故か主人公に移植されていて(理由はわからない)、しかも何故か処女喪失で主人公に魔族としてのそれが目覚めたらしく、不倫相手が主人公を求めてやってくるのを阻止して終わった。
ちなみに終盤は首筋ではなく『心臓のあたりを吸う』という表現をされていたがどう考えてもOPPAIでした。

記憶に残っているのは、校内放送で主人公の喘ぎ声を聞かされた全校生徒の心情を考えたあの時でしょうか。


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愛の無いドSはただのクソ男。愛あるドSは愛しいダメ男。


恋愛過程はなし、イベントはぶつ切り、甘くもなんともないイベントがディアラバを彩り、よくわからないエロを口の中いっぱいになるぐらい頬張る。
ダミーヘッドマイクで音にこだわっているのかと思いきや、服を破る音は服ではなく『買ってきた新品の布』を『まっすぐ綺麗に引き裂いた音』で演出、池ぽちゃした時の動きの音が風呂の壁に水をぶっかけたような音であることも記述しておきたい。

延期をしたのにも関わらずご覧の有様なこの感じは、“そっち系”ゲーマーとしての血が騒ぎます。

今時の子は『カマトトぶる』という単語を使うのか、それとも一応あったアヤトさんの読書描写がそれを震えながら支えているのか。

あまりにもAVネタすぎるので「このゲームはきっと男が作っているんだ、そうでしょ!?」と自分に言い聞かせてきた一つの柱が、ゲームを終えたあと見たスタッフロールがほぼ女性を占めており自分は卒倒しました。

アヤトのCVを務めた緑川氏が数回発した「処女」という単語が耳奥で繰り返し、虚しく響いています。


このゲームを耐えていることによって、自分のドM心がくすぐられてきました。もしかしたらそういう意図で作られたゲーム……だったら凄いなあ。
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