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03 2012

幻想夜話 全キャラ感想 +総評

全員で性病検査に駆り出そう。

BADの後日談を見せることで、ほとんどがクソ男と化しており、そしてこのゲームは18禁であるため総出でお股ゆるゆるっぷりを魅せつけられ、私の心の高枝切りバサミが大暴れ。検査どころじゃない。
兎にも角にも、R18乙女ゲーで男キャラに尻向けられたのは恐らくmemories以来の衝撃でした。いい思い出になりました……いや、良くはないです。複雑な心境です。

以下より、攻略した順のキャラ感想です。大分設定や前に書いた感想を忘れているところもあるので、その点を踏まえていただければ幸いです……。

●藤田
・BAD後日談
むしろ通常運転でした。「どんなプレイを見せてくれるんだ!」と思いながら大爆笑する準備万端でプレイしたのが私だけでないことを祈りたい。出てきたのはもちろんのことお馬さんプレイのスパンキングであり、藤田のタマタマを見ながらひと通り大爆笑した後、ふと我に返って女性としての大切な何かを失ったような気がしました。
このルートは(まあ他のどのBADでもそうなんですが)、主人公が兎に角ビッチというかアレな感じで、斯波さんよりも何よりも生まれた子供が一番可哀想だなと感じました。しかし藤田も相当な寝取られ属性をお持ちでらっしゃる……。このルートだけでもいいから、某エロゲータイトルを拝借して「炎の孕ませ華族物語」みたいな感じにして頂いても私個人としては差し支えないです。ちなみに作中の「姫様の胎内に私を宿してくださいませ」は必聴の価値ありです(オーケンの踊る赤ちゃん人間という曲を思い出しました)。登場人物全員のクズっぷりと、異様な雰囲気のSMプレイをご堪能ください。よくぞ乙女ゲーでやった……。
・TRUE後日談
藤田はいろんなところで礼節を重んじるとかなんか股間ガードが堅いとかそんなような表現をされるのですが、私は藤田が一番お股ゆるゆるなような気がするのです。それは上記の点に加え、作中でお兄さまに女奪われてもそのまんまにしておいた点等々積み重なり、藤田の意志が一番弱いように思えました。
あとこのルートでのお兄さまの言葉「お前の笑顔を壊したくないと、お前の平穏を願う人間にお前は全てを暴露しろとねだるの?」は正直うーんと思いました。他人の秘密を暴くようなら別ですが、これから夫婦として生活していろんなことを乗り越えていくのに、本質を知らずに居るの?と……と思ったら三本目のシナリオでお兄さまのクズっぷりが見えて膝から崩れ落ちました。そしてそれに立ち向かえるのか微妙な藤田。
痛感したのは、主人公のそばにはろくな男が居ないということ。まあ最初にも行った通り総出でろくな男が居ないのですが……。主人公が教えてって言っても教えないくせに、いざ自分の願いが通らないと「何もわかってくれない」と嘆き……私の高枝切りバサミが股間めがけて何度出動しそうになったか。TRUEの後日談なのに、真島ED同様、幸せが続くようには到底思えない後日談でした。

●瑞人

・BAD後日談
いやあお兄さまったら下ネタ的な意味での名言が光ってらっしゃる。でも「そんなだらしない性器ぶらさげて何様のつもりなの?」はさすがに秀雄が可哀想だった、生まれた時から付いてるんだからしょうがないじゃないですか。乙女ゲー男子キャラ全員を敵に回すおつもりか。
とは言え兄様、実は狂ったふりして全然狂ってないんじゃないかなあと。百合子交えて3Pしておきながら、いざ主人公が肉欲に塗れると涙するって(まあ夢オチでしたが)、本当にそっち側いっちゃった人ならもう誰と何Pしようが楽しんじゃえって思うような気がしました。まあ最終的にはそうなっちゃったんですが。
このゲームのBADでは、主人公が色んな壊れ方をするのも見所だと思いますが、瑞人BADの壊れ方が瑞人への仄かな愛情と軽蔑を感じさせるようで好きです。
・TRUE後日談
この後日談では私の乙女ゲートラウマキング夢をもう一度の雪村先生がお得意だった赤ワインぶっかけプレイをキメられて終始笑顔でした。(ちなみに緊縛って言われて緊縛先生も思い出しました。)
しかしながらBADを踏まえてのこの後日談だったので「動物のように欲望を覚えればすぐに組み敷くというようなことをしたいわけじゃない」という1文がキラリと光る……。このルートも何が幸せなんだか、スッキリしない感じがなんともお兄さまらしいなと。

●秀雄

・BAD後日談
この後日談が一番腹の底にキました。他のキャラは本質的にある程度の状況に対応する能力を持っていましたが、秀雄はそういう能力を持たないのでそのままぐずぐずと崩れ落ちて狂っていく様が恐ろしくもあり悲しくもあり辛かった。融通は訊かないけど、真面目で普通の人です。そこが秀雄の愛らしくもあり弱いところでもあると思います。
このルートの斯波さんの言葉が、この世界での真実であり真っ当なお言葉なように思います。恐ろしくもあるし、普通ではないですが、蝶毒の世界ではこれが普通……と評したくはないんですが……。
「彼女はきみのことも失いたくないんだろう。けれど同時に、俺の財力、そして愛しい子供も絶対に手放したくはない。だから方方へいい顔をするのさ」
それは秀雄にも言えること。家を飛び出して主人公をさらう勇気も持てず、ずるずると引きずった結果がコレ。状況にいつまでも適応できず妥協を知らない秀雄が最後に迎えた末路を見た時は最高に胃の中が渦巻きました。
でも一番不憫だったのは、このルートの婚約者である佐和子さんだろうか。佐和子さんの幸せを願います、本気で。
・TRUE後日談
BAD→TRUEと見ると現状が繋がって表現されていて息苦しかった。もうなんとも言えない。秀雄の甘さは結局BADでもTRUEでも変わりはないのですが、こちらはいいふうに働いたようで切なくもあり安心もあり……複雑な心境になりました。しかしながら、「どうせお前も心の底では格下の家に嫁いだことを後悔しているんだろう?」はホンット最低だなと思います。そのだらしないイチモツと根性をもう一度鍛え直していただきたい!
この世界にとってはまだまだ甘ちゃんな二人ですが、でも欲望や黒い空気が渦巻くこの世界での綺麗な存在で居てくれるようで、どうかこの二人が穏やかに暮らせるように斯波さんは黙っててくれないかな……と感じたお話でした。

●斯波
・BAD後日談
乳首に鈴つけるだけじゃ飽きたらず、股間に鈴埋め込まれたときは「何してんのこの人?」と画面に向かって問いかけてしもうた。
斯波の気持ちっていうのは愛情とかそういうのよりも、もはや執念でしかないように私は感じます。白い桜が赤くなったように、癒され憧れた気持ちが黒く渦巻いた感情に取り憑かれ、最初は愛情だったのに最終的に別の物へ変化を遂げた。最初はそんな純粋な気持ちが原動力だったのに、最終的に主人公のせいにして……斯波の気持ちが報われないルートは全部その執念が問題なのだと。主人公が幸せだろうがそうでなかろうが、その取り憑かれた何かが主人公の心までを考えられずただただ執着に走る、そういう寂しさが見えるようでした。
子供ができることなんて、わかっててやっていて、絶望したフリして別の目標が欲しかったようにしか自分は感じられませんでした。
・TRUE後日談
真島覗いたメンバーで童心に帰って遊ぶんですけど、いい年こいた大人たちがはしゃぎ回るようすは怖くて仕方がなかった。特に童心なんて失うどころかぐっしゃぐっしゃのけちょんけちょんにした後熱々の業火で燃やし尽くし塵も残さないような生き方をしてきた人たちがかごめかごめとかで遊んでるんですよ……怖くないですか……。
斯波さんのあこがれの気持ちが憧れの気持ちのままで居られるのは、主人公の気持ちが向いてくれたこのルートだけしか無いのが切ないです。

●真島
・BAD後日談
さあ私の大本命真島先生です、よろしくお願いします。
上海愛玩EDは私の一番好きなBADだったので、この経緯が知れてとても嬉しかったです。そしてこれが真島の気持ちが報われた形の一つなのだと……。るろうに剣心で「幸せの形は一つではない」といったような表現がありましたが、これが正しくそうなのではないかなと思います。全てを理解しなくとも、それが二人の幸せならばそれはそれでと思わせられるあたりが、現状の『どうしようもなさ』を表現しているようで、切なくもありました。
然しながら大筋の話が厨二病真っ盛りで、真島のBADだけ雰囲気違わない?むしろこれBADなの?何が悪いのこれ?この人おもいっきり報われてんじゃん!と私は大変笑顔になりました。大分お薬が効いているようです。
あと、今読んでいる観用少女(プランツドール)を連想させました。ミルクと愛情を糧に生きるプランツドール、このルートの主人公もそうして生きていくのかなあとぼんやり思いました。
・TRUE後日談
本編でも語りましたが、こっちのほうが幸せなんだかそうでないんだか。現状の本質を知らない主人公、それでも着いて行くという真島への気持ちは、果たして数年後も続いていけるのでしょうか。相手は『危険』という言葉を楯にして(まあ実際危険どころではないんですが)、主人公にはなにも語らない。これは後で語りますが、『肝心なことを話さない。現状を完全に打破しない』からこそ蝶毒という作品なのかなという考えに至りました。でもそれで、本当に百合子は真島のことを信頼し続けることが出来るんでしょうか、疑問です。相手に信頼してもらえないのに信頼し続けるのはとてもむずかしいことだと思います。
全員のBAD・TRUEをクリアした後に出るキャラの心情がわかるルートでは、主人公がさらわれた時『この苦しみから解放される』と感じた真島の事を思うと、この人の幸福には一生常に暗いものがあるんだと改めて感じました。それでも主人公を手放せない、一生のループにど嵌りして抜け出せない、そんなお話でした。


●ミニゲーム、おまけシナリオについて
ミニゲームは蝶毒に関する知識を試す問答と、占いです。どちらもぶっ飛んでおり楽しかった。問答に関してはTRUEルートでキャラたちがそのキャラに関することを聞いてきます。私は殆ど覚えておらずすっからかんだったので、300回ぐらい質問されたんじゃないでしょうか。真島の質問はメタ的な意味で面白かったです、「俺の本名は?」「俺の父親の名前は?」とか。普段隠し事ばっかりしてるからこんな目に合うんですよ真島さん!(個人的に本名の質問に正解した時の真島の反応は真島ファンなら一見の価値あり)
ちなみに問答を全問正解すると旅行スチルが見られます。旅行先でもおっぱいモミモミしてたのが兄様ぐらいでいろんな意味で彼は絶好調でした。
占いは真島しかやってないので他はわからないですが(欲望に忠実)、鏡子さんがコレまたいい味を出しており常に笑った占いでした。健康運、恋愛運、金運とか占えます。結果によってコメントが違うのでそういう意味でも面白いです。
問答を全員正解すると幻想夜話でのおまけシナリオが開き、そこで皆大好き三郎くんがものすごい変貌を遂げます。正直言って見た目的な意味で一番好みです。ほんとイケメンに限る。
話はテンポのイイギャグで、メタ発言あり、現代ネタありのなんでもありでずっと笑ってました。
ちなみに上記のおまけシナリオも全部見ると、幻想夜話でのフルコンプシナリオが見られます。猫耳のお話でした。私は大丈夫でしたが、乙女が狼狽えないか心配になる下ネタや、本編に関わる下ネタ、下ネタ、下ネタなどの単語が飛び交いますが、フルコンプ出来たのなら見ても問題無いだろうと思います。
自分は皆さんのご想像通りずっと下ネタで笑っておりました。


【総評】
・システムについて

蝶毒本編のものと代わりありません。特別不便なものも無かったのですんなりと受け入れられると思います。バグも見受けられませんでした。
音楽ももちろん本編のものを引き継いでいて、違和感を覚えるような使われ方もされておらず、上手く場を表現していたと感じます。
もちろんのこと、声優さんの演技はどの方も完璧以上のものでした。個人としては藤田の役者さんの狂いっぷりにドン引きするほど感心しました。聞いている人を本気でドン引きさせるって、素晴らしい演技だと思うのですよ……。

・グラフィックについて

個人的には本編よりもっと成長して綺麗で丁寧なスチルが見られたと思います。構図もきちんとしており、枚数も満足出来るぐらいありました。特に感じたのは、本編よりも主人公が可愛いスチルが多かったことでしょうか。
新規背景も沢山あって(もちろん場面に応じています)、そこは手抜きでなくて感心しました。

・シナリオ
私は本編の真島の感想で「乗り越える話を見てみたかった」と書いたのですが、そういう話は一切見られませんでした。然しながら(あえてそうしたのかはわかりませんが)、そこが蝶毒らしく、蝶毒の良さなのではないかとこのFDをプレイして思いました。
現状はなにも解決せず、ほの暗く悲しい物語だけが続いていきます。それはBADだけでなく、TRUEでもそうです。普通ゲームだと(ゲームでない他のエンタメ作品でも)、何かしら壁が発生して、それを乗り越えて、そこに読者が感動や共感、カタルシスを得るみたいな流れがあると思うのですが、蝶毒はそれがありません。人一人の人生が、どうしようも無い現状に出会い、どうしようもない結末を迎えていく。ある意味他のゲームに見られるような主人公またはその攻略キャラらしくない。いわゆる、蝶毒には総じてヒーロー性がなく、問題に立ち向かえず堂々巡りの負のスパイラルに皆ひかかってぐるぐる回ってる。何かを乗り越えるような強引な強さじゃなく、ほの暗いトイレの中でずっとげーげー吐いてるような感じです。(このへんのヒーロー性の話は、君が望む永遠の主人公鳴海孝之くんに通ずるものがあるのではないかと。ちなみに鳴海くんはヒーロー性をゴミ箱に突っ込んでゴミ箱ごともやしたような主人公です。もちろん理由はあるのですが……)
そんな暗くどうしようもない現状の中で、小さく薄い幸せに浸っている、そんな話なように自分は感じました。

これを面白いと取るか、ほんとこいつらやってばっかだな現状打破しろよ!と感じるかは個々人の問題だと思いますが、私個人としては他のゲームにはない物を感じることが出来て、いろんな意味で蝶毒という作品は面白いなと感じました(吐き終えた後の便座を抱えながら)。
蝶毒には他のゲームにあるような「完全に幸せになった感」がない。ハッピーエンドのその先はお先真っ暗なようなグズグズ感、それこそがこの作品なのだと思います。

また、主人公については狂った形とはいえこの状況に順応したりするので、そっちの意味での素質はあるのかと。順応し過ぎてクソ女っぷりが目立ちますが、それもまあこの作品らしいといえばらしいです。特別優しいわけではなく、特別強いわけではなく、特別頑張るわけではなく、特別頭がキレるわけでもなく、それでも物語の中心にいる。主人公らしからぬ主人公。でも見事な狂いっぷりを披露するそういう意味での『らしさ』はお持ちでいらっしゃいました。


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(FDがでたけど)真島を幸せに出来た気が全然しなかった……。


それでも、雀の涙程度の幸せでもまあ幸せを感じることが出来たとは思いましたが、うーん。
一般的にはやっぱり、何かを乗り越えなければ強い感動は得られないと自分は思います。全てを投げ捨ててでも押し通す強さがないというか、いや斯波さんみたいなのはアレは違うんです。結局皆、現状を手放す勇気も覚悟も無くて、でもそれはすごくよく納得もできる。今ある立場を捨てるっていうのはすごく勇気がいる現状なんですよね、登場人物全員。
全部素っ裸になって相手の懐に飛び込むことが出来るのは主人公ぐらいなだけなんじゃないかと。でも飛び込んだ先が幸せかというと……ごらんのスパンキング(有様)だよ?という感じです。


胃の中の物を全部出したところで(我ながら綺麗に吐瀉したと思う)、今度はディアラバで吐血です。こちらは綺麗に吐けないでしょうが、これはこれで面白いかなって……スパンキングとかされたらどうしようとかそんなことを懲りずに思っている自分が居ます。
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