全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

15 2013

ふたりきねんび。 感想 +雑記

ひっそり発売されたふたりきねんび。を発売から数週間経ってからようやく聞きました。「ふたりでねんきん」に空目してから、長かったような短かったような、何故か感慨深い気持ちでいっぱいです。

ふたりきねんび。 初回生産分
岡本信彦
bisCROWN (2013-03-29)
売り上げランキング: 80,724


自分が得意ではない囁き系ドラマCDを開拓して楽しみを見つけてみようと思い決意し購入、割りと囁かれなさそうな表紙およびキャラデザを狙い、パッケージも華やかだし、相手は「中堅企業のシステム開発部に勤める会社員」らしいし、これは股間系話は来ないな!なんてなんの構えもなしに無防備で軽く聴き始めたら。

まあびっくりするぐらい囁かれること囁かれること。
ダミヘを使用しているのでヘッドホン推奨らしいですが、以前聞いた愛病でも男の喘ぎ声を視覚という補正なしに聴き続ける行為に相当虚ろな目になったため、最初はヘッドホンなしで大丈夫そうだったらヘッドホンにしてみようと思っていましたが、最後までヘッドホンにすることは無かった。自分のような耳弱い人や、兎に角クソ甘い台詞を延々吐き続けられる囁き系が苦手な方はオススメ出来ません。(全部自分のことです)

そんでもって内容はと言うと、自分は「中堅企業のシステム開発部に勤める会社員」という部分が妙に引っかかっており購入に至った部分もあったですが。この設定が割りと身近な自分としては、どういった内容でくるのかなあと思っていたら、全然来なかった。中堅企業も引っかかってなかったし、システム開発部なんて全然関係ないぐらいで、来たのは最初のほうで「この仕事はスケジュール通りに行かないんだよな」と言われた台詞ぐらいで、あとはバカップルのどうでもいい記念日をなぞって行くだけの内容で、『今日は●●記念日にしよう(ハート)』と言った感じの内容が来るたびに心が荒んでいき、最終的には奇声を上げて壁を殴るのに必死記念日。

中身は本当に、シチュエーション囁きCDそのものと言った感じで、ストーリーはないに等しく、延々と会社員の攻めゼリフ「オレでいっぱいにしたくなる」「ちゃんとこっち見て、オレに集中しろ」とか言われて、そういうのを言われるたびに拒否反応記念日だった自分としては、なんというか……もう。この設定って本当に必要だったのか問いたくなる記念日でした。
このパッケージの表情と設定から、内気な彼が照れながらも初々しく距離を縮めていく二人、みたいなほんわかCDを想像していた自分は、彼の二人きり時の攻めっぷりやバカップルっぷり(例「家出る時は、行ってきますのちゅーだろ?」)に口から泡を吹きながら再生と停止ボタンを繰り返すはめになったのでした。

流れとしては、付き合ってデートしてクソどうでもいい喧嘩をして仲直りキスしてクリスマスやバレンタイン等のイベントを踏まえて同棲したりして結婚というホント美しすぎて何の山も谷もない平坦な記念日が通り過ぎて行きました。そのたびに男の方から「今日は●●記念日だな」と嬉しそうに語られ、記念日のバーゲンセール大安売り。その内365日が僕らの記念日とかでも言い出しそうでした。

良かったところといえば、CVを担当された岡本信彦さんの新たな演技を聞けたところでしょうか。割りと好青年だったり、少年だったりを担当していたように思うのですが、これでは少々落ち着いた低い感じの演技で、それが割りと違和感なく聞けたので、岡本ファンなら聞いて損はないかもしれません。


また一つシチュ系CDとの距離が遠くなった気がする。まあいつものごとく斜に構えるのが悪いのだろうと思っていても、まさか本当に記念日をなぞるだけのCDだったので、ある意味いい勉強になった記念日でした。



以下から雑記。
アノ作品の中の人たちに聞いてみた♪ (エンターブレインムック)

エンターブレイン (2011-09-30)
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二期も始まったことだし、デッドオアデッドのうたプリ先生との熱いファイティングとの前哨戦にでも「ゲームうたプリ」がどのようにして出来たかを知れそうなこのムック本を手にとって見ました。
頭を悩ませるようなゲームをやるたびに「どうしてこのゲームが出来上がったのか」が気になって仕方がない自分としては、ゲームが出来上がるに携わった方たちの声が聞けるこの本は貴重なもののようにも感じました。(かと言え自分は製作者にはとことん日陰で居て欲しいと感じているので、『こういう機会』が無い限りはあまり表に出てきてほしくないなと思う)
ちなみにディアラバの時と同様、うたプリの制作陣の話については、聞いてよかったと思えるものは無かった、という感想でお察しいただきたいと思う。シナリオについてはもはやほぼサンドバッグになっている自分ですが、アニメが始まる前の無印で、絵が肝とも言われる乙女ゲーで今にも複雑骨折しそうな立ち絵を繰り広げた事を忘れないで居て欲しいとしみじみ感じました。
アニメ制作陣の話も見れたのは良かったです。ただそっち系アニメも好きな自分としてはA1が繰り広げた咎狗も忘れてほしくないなと思っております。二期はプリンスの影響かものすごく作画が気合入っていて、それが妙に切ない気分にさせてくれてありがたいやらそうでないやら。
うたプリに関してはこれからも複雑な表情で見守っていくんだろうなあと思う。

他にもシナリオライターや皆さんご存知であろうテニプリの許斐先生、声優森川さん、デザイナーだったり結構色んな分野の色んな作品のインタビューがあったのは読み応えがあってよかった。個人的にはその中でも更に日の目を浴びる機会が少ないプログラマー等のシステム関係についても知りたかった。

乙女ゲーだけでなく、「女性向けのアニメ・漫画・ゲーム」関係のクリエイターについてほぼ網羅していると思うので、自分のように興味のある方は買って損はない隠れた面白い本でした。


あとはキネトグラフとか見ていたのですが、ゲーム本編の総まとめでそこまで目新しいものは無かったという印象。OVAならもっと頑張れたような気もしますが、華ヤカが好き、という方ならそれなりに楽しめるものではないかと思います。

下天の華もほそぼそとプレイしたのですが、想像以上に面白くて良い意味で裏切られました。主人公もちゃんと仕事をしていて、キャラとのやり取りも楽しくて、ほぼ動きのないゲームなのにここまでのシナリオを作ったなあと、遠い日のネオロマが戻ってきてくれたような感覚になって感慨深かったです。


今は完全にどの乙女ゲーをプレイしたらいいか路頭に迷っている記念日なので(アムネシアCROWDももうそろそろですね)、またほそぼそとプレイして行きたいと思います。
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