20 2013

家康、信長ルート クリア

エロ長様のルートでまさかあんなオチを付けていただくことになろうとは思ってなかった。
家康ルートで心洗われたためのその反動でこうなったのかは未だに自分でもよくわからないが、ちょっとずつちょっとずつ気づかれない程度に後ずさりしていた。

さくさく攻略できるのもありがたいですが、納得させてくれるシナリオで物語に引き込まれる。ただゲームに慣れすぎてきたせいか、花をむしり過ぎてハゲ山になりそうな予感がする。


●家康ルート
棒読みかな?と思える部分も無きにしもあらずでしたが、その棒読みさとやわらかな声質が家康のキャラクターに合っていて、話は終始ほのぼのしていて本当に地蔵のような表情で終えることが出来ました。
昨今思いが通じ合えばすぐに股間系話になるゲームも少なくないと思いますが、そんな中で久しぶりに舞い降りてきた純情なキャラクターだったと思います。熱い萌えはないかもしれないが、キス描写さえなくても、こういう心あたたまる話を見させてもらえて、でも男らしい部分も見れて、流れも何もかもすごく綺麗なルートだった。

それだけに女人が苦手というのに関わる過去エピソードが胃の底にくるような感じでした。家康はもともと野原を駆けまわって鳥さーん鳥さーんって女性よりも動物を追いかけ回す純情ボーイだったのが、お偉い姫にその美貌に目をつけられ、私と結婚しなさいと攻められていたシーンは、ずっと脳内であかんあかん言ってました。家康が純潔のままでよかった。(なんだろうこの表現、と自分でも思うがどうもこれが一番しっくり来る。あとこのゲームがエロゲーじゃなくて本当に良かった。)

そして家康が惹かれるのもわかるほど、主人公も純粋で良い子なのです。忍びとしては甘ちゃんどころではないですが、この子だからこそ惹かれたというのがよく分かる。人の噂にとらわれず、自分の目でみて良い物は良い、そうでなければ家康を柔らかい言葉で促す様子は久しぶりに陽の光を浴びた気分でした。

毎度おなじみの主人公の身バレ展開ですが、純情な家康は驚き傷つくも、主人公の行動を一つ一つ振り返り、よく考え、無理の無い流れで主人公を受け入れてくれた。心が温まりすぎて良質な睡眠が得られそうなぐらい。
「偽りにも、さまざまなものがあるんですね。毒が薬にもなるように、偽りだって…痛みや温もりを内に秘めていることもある」という家康の台詞はまさにこのルートを凝縮しているようでした。

下天は言葉遣いがとても綺麗で安心します。日本らしいというか奥ゆかしい部分を持ちながら、完全に昔の言葉で読みづらいというわけではなく、そのバランスが調度良い。どのルートも基本はそうなのですが、このルートは主人公の言葉が特に綺麗でよかった。

主人公も、家康も、共に成長していくのが感じられて、これからも二人で成長しあっていくんだなあと思える良いお話でした。特に家康は大きな壁を乗り越えて、将としての才能をぐんと伸ばしていきそうな感じがします。


そして此度のルートでも恋天使だった信長様。ご本人のルートではさぞや情熱的なんだろうと思いきや、情熱的すぎてだいぶ後退りする感じだった。以下から通常運行の下ネタが参ります。


●信長ルート
いや、うん、なんなんだろうなあ……自分でもよくわからないんですが、話もそれほど悪くなかったし、……オラオラ系?が駄目なんだろうと思う、申し訳ないとは思うが、相性が合わなかった。
とにもかくにもまあ、エロ長様になったりセクハラ様になったり家康殿との反動が大きく、完全にやる順序を間違ったのもいけなかった。すまない信長様。

主人公が信長に惹かれていく理由もよくわかったし、逆もまた然りだったのですが、正室にするほどの強さを主人公が持っていたかと問われれば、そういう才能は主人公は持っては居ないんではないかなあ。主人公が持っている良さっていうのは、物事を素直に感じる感受性とか、相手にも素直で居たいという誠実さとかそういうのだと自分は思う。
天下をとるために夢のために、信長は相当黒いことしてきてそれを受け入れて来たのに、今後忍びながらも心が真っ白な主人公が信長様のそういう黒いところにただ「信長の夢を支えるため」に側に居られるのかと考えれば、途中で駄目になってしまいそう。
あと結局は天下布武という自分の夢のために主人公を自分の精神的支えとして添えたとしか思えなくて、なんかこう、今の自分なら信長様にすんなりくない投げつけられそうな。
かといえ信長様に魅力がないというわけでもないので、最初の言葉に戻ります。

一つハッキリ理由が合って駄目、というのが、自分の嫁になれと迫り戸惑う主人公にはなった言葉「まだ迷うなら、腕の中に閉じ込めて灸をすえてやるさ」こういうのが駄目なのだろうと思う。私はこれを聞いてかの有名な手塚作品リボンの騎士のフランツ王子のお言葉 『もうきみを離さないよ。これからきみをお城へつれてってたっぷりお灸をすえてやるよ。きみのそのいたずらっぽいかわいいハートへね』のシーンを思い出し、あの時感じた感情をふたたび味わいました。
あと「口づけの刑に処す」ってなんなんだその刑は。いやがられたいのか。

完璧すぎて攻略しがいがないというか、翻弄されるには面白みもないしときめきもない、こちらから攻略しようにも隙がないので。でも乙女ゲーでこういうキャラって珍しいような気もするんです。でもちょっとは頬染めてくれたり揺らいで見せてくれないと、乙女心がくすぐられないというか。

あと本能寺で毎回諦めるの早くないですか信長様。まさか本人のルートでも「これが天意だ」とドヤ顔で決められるとは思ってなく、あんなに夢が夢がと大層なドヤ顔ドヤボイスで語っていたのに主人公の前でそんなこと言われるとは。
そして脱出するのに究極奥義の鳳凰に変化して小鳥→鳳凰への成長に開いた口が塞がらなくなり……ちょっと大空へ羽ばたき過ぎたと思う。

自分の弟には毎回甘すぎるわりには仲が良いエピソードはあまりなかったし、天下布武の邪魔になるなら弟さえもっていう魔王らしさも見られなくて、結局最後は部下たちに助けられてて自分の手柄みたいにしていたちょろ長様のこと見逃したりしてないですから。


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他人のルートで恋天使で自分のルートでキスの刑で俺様とかどこぞの……


というわけで、心温まったかと思えばじりじり後ろに下がってしまった感じですが、全体的に見れば主人公の葛藤シーンも良かったし、美味しい展開が無かったわけではないと思います。
危うく私まで大空へ羽ばたきかけましたが、次は師匠あたりの足にしがみついてなんとか地に足つけたいと思います。
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