全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

24 2013

光秀ルート +総評

夢見たあの日から、ここまで清々しい心地で攻略できるとは思っても見なかった。例えば鈍色した感じのものが来ようとも、私は全身で下天を受け入れる覚悟でした。むしろそういう感じで楽しむ予定でした。
初めこそ物理法則丸無視のムーンなんとかパワーでしたが、やればやるほどそれぞれのキャラクターの個性、主人公の清純さ、何より基本的に恋愛よりも目的のために目指すものが会ったのも良かったと思えた一因だったように思います。


●光秀ルート
そんなこんなで大本命光秀殿のルート。
昨今乙女ゲー業界ではドSの大安売りが流行っており、兎に角言葉責め、物理的にも心も痛めつければ満足だろと言わんばかりの攻略キャラも居たりしましたが(いや某吸血鬼とかそんなこと言ってないです)、私はずっとこういう愛あるドSを待ち望んできました。
相手がこういう反応をすると分かっておきながら敢えて相手が嫌がる行動をする、ただし相手への慈しみを忘れない言葉責め。たまに甘やかすような巧みなデレ、本当に光秀殿は策士でござりまする。

最初は主の命令だけ聞いておけという光秀の命令を無視して質問しまくりの主人公に(思わず華ヤカを思い出した)、笑顔でまんじゅう食わせまくるスチルを見たとき、私の心は浄化されるとはまさにこのこと。久しぶりの愛あるドS萌えに己の感情を素直に認められず、頬染め萌えながら笑ってごまかすという意味不明な行動に走ったりもしました。
お茶目で可愛らしいドS加減、失くしたものを見つけたような感情すら与えて頂きました。「そうだねえ」ってどうでも良さげに主人公の話を流す光秀殿、でもちゃんと話しを聞いている光秀殿、主人公が地蔵になっても鳥になっても見分けられる光秀殿。まんじゅう超うまいです光秀殿。

話しを戻して。(といったけど最初からこんななのにどこに戻るのかと正気に返った)
諸説ある三日天下の光秀殿でしたが、下天での黒幕は信行で、光秀が一途に信長を慕う理由もこのルートでちゃんと説明してくれてよかった。その理由も短いながらも納得できるもので、噂などに流されず能力や事実を見る信長だからこそ、というのを感じられて凄く良かった。
光秀は信行と似ていて(好きな花も同じですし)、でも違った意味で人を信じられなくなった形でした。それぞれ個性が出ていて、最初からわかっていて人が自分を信じられないようにしつつそれでも人を信じたい光秀と、人を信じたいのに環境がそうさせず信じられなくなった信行と、その対比が面白いルートでもありました。
簡単にまとめると、光秀は信行とは違い、将の才能があったということです。

そんな感じで主人公の最強の魅力である「誠実さ」が此度も荒んだ三十路男の胸に突き刺さります。
誰も信じられず、一人で過ごす光秀はひょんなことから体調を崩し、一回りもしたの女の子に身体を拭いてもらっちゃったりするオイシイプレイもありました。これをプレイと言わずになんというんだ。
そんなんで頬なんか染められちゃったりして三十路男骨抜き状態。

ただ途中から本気になっちゃったらしく、デレまくられた時はなんか違う、とも思ってしまった。こういう愛あるドS系っていうのは、たまにデレるから良いのであって、好きになったら態度を変えたりされるのが一番残念なのです。光秀殿は途中からそれを取り戻したのか照れもせず許可もなく口づけの刑を……って全然ドS取り戻してない気もして来ました。

そんなこんなで、二人の心を近づけていくやり取りは見ていて無理がない展開で、純情主人公がエンディングスチルで完全に男を知ってる顔になってて軽く絶叫しかけましたが、大いに萌えさせて頂いたし、満足のルートでした。
歌声が全然光秀殿じゃなかったですが、それもまた光秀殿の魅力のうちの一つかなと思えるあたり、相当私もごっそり骨抜きにされたのだと思う。


●大団円ルート
締めには調度良いルートでした。みんな仲良くハッピーエンド。信行はやっぱりちょっと可哀想なことになってましたが。
ただこれのバッドエンドが本当に救いがないので、光秀ルートを終えた直後にバッドエンドを見て息がつまりました。このバッドエンドの信長様の発言もなかなか腸に直撃しました。というわけで、大団円で〆るのがいいものの、大団円ルートのバッドエンドのほうが色々心に響く描写がありました。


【総評】
・システムについて

いつものベースのネオロマシステムなので、それになれた自分としてはとても快適でした。個人的にはネオロマシステムが一番扱いやすいシステムです。
ゲーム性は微妙といった感じ。面白みが感じられないけども、コルダ初代除き遙かとかも極端にゲームレベルが低かったので、今までよりはシステムが単純化しただけで、攻略度というかレベル的には今までのネオロマとさほど変わっていないと思う。最低でも、直近から振り返って5作目ぐらいの作品までは。

・グラフィックについて
攻略前からずっと思っていましたが、どうしてせっかく既存のネオロマのイメージを打破出来る味のあるキャラデザを貰っておきながら、いざゲームにすると今までのネオロマと変わらない感じのキャラデザに変換されているのか。そこが凄く残念でした。
ただスチル自体は調度良いタイミングで来るし、枚数も多からず少なからずこれまた調度良かったです。骨折スチルもなかったし、表情とかもたくさんあり、そういう意味では凄く良かったです。
背景もこれまた凝っていて、遙か4のように違う場所なのに背景同じという使い回しはほとんどなく(まあ場面が大体同じなので使い回しと言えば使い回しですが)、雲が動いたり、障子から光が漏れ出ていたり、背景にきちんとエフェクトがかけられていてそこは凄く感心しました。一直線に飛ぶ鳥を眺めるのも楽しかったです。

・シナリオについて
共通ルートが少々長く、話に物理的な動きがあまりないので、閉鎖的な話で、全体的にコンパクトに作られています。ただ自分はこれが『短い』とはあまり感じなかった。長ければ良いというわけでは無いだろうし、無駄な部分がない分集中して物語に入り込めたからです。長さはないものの、押さえるところや納得させるポイントはちゃんと踏まえていて、むしろこの長さでよくこれだけの話しを構成したなと驚いた部分もありました。
忍びの仕事や覚悟については、本編で語られていた通り甘ちゃん、または甘ちゃんどこではないぐらい激甘でしたが、乙女ゲーなのでそれはご愛嬌だと思う。おそらく主人公は人を殺したことがない忍びなんだろうけれど、時代背景に沿った考え方ではないと思っていても、キャラにはあまり人殺しをして欲しくないという気持ちも少なからずあります。だからといって、人を殺めた描写が合ってもこの時代背景なら納得出来たと感じます。
主人公については、今時珍しいぐらいの誠実さで、騙しあいの世界に居る武将たちが惚れるのもわかるぐらい綺麗な子でいてくれました。このゲームの魅力の一つは、この子だとも思う。

もちろんそれぞれキャラごとの魅力も持っていて、どの人たちも憎めません。簡単にまとめると、年下であれば清純で、年上組はちょっといろいろプレイが好きな感じでした。大人って卑怯だ、と思う部分も結構あった。
ただ、ネオロマらしい健全さはちゃんと残っているので、近年ありがちな一般ゲーなのに股間系話がなく、そこが素晴らしく良かったと感じました。


オススメプレイ順は、
【蘭丸or家康→秀吉→信長→光秀→百地→信行】
年下組でほのぼのし、大人組でプレイを知る順番です。最後を信行で〆るのは切ないですが、ある意味スッキリすると思います。途中で信行をやってその後で信長をやると、関係性が密になってより感情移入出来るような気がします。信行の前は百地が一番感情移入しやすくて良いかなと。
光秀は雇い主なので、真意を知りたい方は後においたり先においたりしても良いかと思います。秀吉はお好きな所で。


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おかえりなさい、ネオロマンス


あの日、まるで鳩尾に数発キメられたかのように感じたネオロマンスから、まさかここまでのものをプレイできるとは思わず、予想外のものが来て戸惑っている状態が未だ続いております。
下天は深く煮詰めた作品とまでは行かないものの、きちんとポイントを押さえていて、演出や設定にこだわっている点も良いと思いました。
ゲーム性についてよく聞きますが、個人的には現状のADVが主流の乙女ゲーに選択肢以上のゲーム性を搭載するのにはアイディアが必要になってきて、またそういう開発費とかを色々考えると現状では難しいような気もします。かといえ私も最初にこのボタン押すだけのこのゲーム性には正直がっかりしました。もうちょっと忍びと関係するゲーム性だったら良かったようにも感じる。

とは言え、自分にとって好きになれた作品なので、今後また何かあるようなら見守ってゆきたいと思います。出来るなら、今後もネオロマンスには前を向いて行ってほしいな、とネオロマ好きとして感じておる所存です。




次は、何をしようか色々迷っている状態だったのですが、覚悟を決めてうたプリASにでも転がろうと思う。
評判が良いらしいので、まさかDebutの一十木氏ルートのようなものが来たらどうしようかと今から武者震いが止まらぬ勢いです。プレイする前に砕け散る予感もします。
かと言え私はDebutをオモックソ途中で積み、先輩が主流のASで、唐揚げ弁当先輩と藍ちゃん先輩ぐらいしか面識がないので、その二人を攻略し終えたらまたDebutに戻る可能性も無きにしもあらずで、Debutに戻ると考えただけで武者震いがただの震えになりそうな気も以下省略。

ちなみに今のところ救われているアニメに関してはもちろん楽しめています。ただあのセックスアピールダンスはちょっと残念でした。尻文字にはなんとも言えない笑みがこぼれ、一十木氏の隣がセシルなことに一瞬呼吸が止まりかけたりもしました。セシルに「みんなでつながろう~」と歌わせるあたり恐ろしさを感じざるを得ない。
また、毎度のごとくニコ動で見ていたら「なんか一人多くない?」というコメントが流れ意識を失いかけました。

あとビックリするぐらいこのブログにSHOWちゃんの病気関係のキーワードでいらっしゃる方が多いのですが、彼になにかあったんでしょうか。考えるだけでドキドキで脂汗が止まらないセンパーセンラッな日々を過ごしております。
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