全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

10 2013

郁人ルート +総評

郁人による、郁人が送る、郁人のための。
思えばこのタイトルも何もかも、郁人がいるからこそ、だったと思うと、郁人の気持ちが報われて良かったなあとぼんやり思っている今であります。


●郁人ルート
どのルートでも、主人公が惹かれているとわかったらさっと後押しして、ピンチのときはきちんと助けに来てくれる。
こんなに思っているのに、ずっと陰ながら見守ってきたのに、ある日あっさり自分の扉開いちゃった主人公を見た郁人の気持ちを考えた時、そしてその気持ちを垣間見た時に思わず「あーあ……」と思ってしまった。ただただ純粋に姉貴ちゃんを見守ってきただけなのに、周りはセックスさせろだの学校でセックスだのハサミプレイだのいい感じのラインナップで本当に、なんというか、もう。
どのルートでも郁人寄りの選択肢を『避け』なければならなくて、郁人への感情移入ができていた身としてはつらいものがあった。

スタートから郁人とは気の置けない仲なためか、少しずつ仲良く近づいていく様子も無理のない展開でした。
ただ残念だなあと思うのは、姉貴ちゃんが郁人への気持ちを自覚するのはわかるものの、郁人がいつから姉貴ちゃんへの思いを募らせて行ったかがあまりわからなくて惜しいなと。郁人がどれだけ姉貴ちゃんを想ってくれているかは、その他のルートやEDでもひしひしと感じられるので、そこに助けられた感じがします。

義弟だからという背徳感もあまり描かれていなかったものの、ひたすら耐え忍ぶ郁人は美味しかったです。その分姉貴ちゃんが背徳感とかゼロもいいとこなので、気持ちを自覚してからあっさり結ばれたのは……なんというか、まあ郁人は幸せそうだからいいか!と思えるまでに降り積もった郁人への感情。

黒金のテーマである『ヤンデレ』は、拗らせすぎた郁人への姉貴ちゃんへの愛が、それまで純粋に支えてくれていた郁人から際立っていて変な汗が流れました、ギャップが凄くて。オナニー見られたのがそんなにショックだったのか豹変っぷりがすごい。
でもなんだかこれも郁人の一部なような気がして、否定出来ない感じもしました。他のルートで後押ししておきながら、あんな男なんか!的な言葉や態度を取っていたので。ずっとそうしたかったという、郁人の一部でもあったのかもしれません。
しかし、パンツに手突っ込まれながら卵割ってみろって……、文字に起こしてみるとなかなかアレな感じでらして……。その時の郁人のワルイ顔がまたなんだか変な笑いを誘ってくれて楽しくもありました。

そういや郁人ルートのBADEDで、また頼んでもいないのにYUKIOが郁人の気持ちを察し、郁人は主人公のことが好きだから、主人公が誰かと結ばれるところを見れば郁人も主人公への気持ちも諦められて万事解決(要訳)と茶の間でセックス強要しおっぱいモミモミし出した時には郁人が殴らないなら自分が殴る!的な勢いで脳内で殴り掛かりました。他人のルートまでそれか、ある意味YUKIOのブレなさが凄い。もちろん、このEDは郁人も郁人でアレだとも思いますが。

HAPPYEDでは無事結ばれたけど、他の女の子からもらったチョコを全部溶かして姉貴ちゃんの身体に塗ったくろうかとか話してて、そこに居直れと握る拳が暑かった。まず結ばれたあとなのに主人公以外からチョコを受け取る郁人にもWhyでしたが、この発言も他ルート同様(頭が)HAPPYになり過ぎているように感じて、全然関係ないところで血を吐かされた感が拭えません。

GoldEDは、ここまで郁人への想いを焦れに焦らされたからか、やっとか……という思いが強かった。ED2つあるんですが、どちらもあまり変わりなかったのには少々残念。でも、エロシーンでもいつもの郁人といつもの主人公だなあと思えるやりとりがあって、そこが良かった。できたら他のルートであった、ドレス姿を見たかったなあと。



【総評】
・システム

発売当初はいろいろ不便だったようですが、現在はパッチで解決されています。
パッチ後も選択肢でスキップが止められたり、いろいろ不便なところもありましたが、普通にプレイする分には問題なく動きました。特に目立った面倒なシステムは無いですが、シーン回想がエロシーンしか無いのはちょっと残念。

・グラフィック
変なところは無いものの、モザイクなしだったり、挿入シーンなのにどう見ても挿入してないようなシーンが多かったのが目についた。あと立ち絵が横着している部分が目立つというか、裸の立ち絵に筋肉が付いていなかったり、おっぱいみたいなのがついてるように見えたり、いろいろすごかった。スチルも文と絵が合っていなく、差分を表示させたほうがいいところも一枚絵や立ち絵でそのままごまかしたりするところが見受けられました。

・シナリオ

ヤンデレというより、本当に病んでらっしゃる方が多いので、病院行こう。
個人的な解釈で言えば、ヤンデレというのは『相手(主人公)』に対して病むのであると思う。黒金のように主人公が発端ではなく、別のことで病んでしまい、主人公を自分の都合の良い受け皿にしているのをすごく感じました。また、病む過程や好きになる過程と言った『過程』が描かれていることが殆ど無かったので、感情移入も出来ないままトントンとシーンが進んでいくのを見守るのはいい感じに黒目部分も白く染まりそうな感じでした。
主人公が引きこもりになった理由も語られず、大抵流されるままぐずぐず、その割には郁人には強情だったり、気弱な部分もあるのに悪い意味で恋に一直線なので、そこを許容出来るかどうかに掛かっている部分もあるかと思います。
シナリオやキャラクター的にも、郁人に対しての比重がすごいですが、だからと言って郁人ルートが完成されていたかどうかというのは口を濁す部分が多い。郁人はヤンデレだとも思いますが、病んでから終わりまでもアッサリですし、ヤンデレ具合を楽しめたかといえば、なんとも言いがたい。それでもこの作品を語るうえで郁人を外せないのは、やはり主人公への一貫した思いが合ったからだと思います。

郁人が気になるのであれば楽しめる部分もあるかなと思うものの、心の動きを重要視するのであればどのルートも微妙なところや突拍子もない箇所が多かった。


オススメ攻略順は、郁人を最後にどうぞ。三人のルートで郁人の動きを見つつ、最後に郁人ルートで美味しく終わるのが良いかと思う。


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肛門に体温計挿されようとしてもそれでも姉貴ちゃんを想う郁人にカンパイ


郁人が可愛いゲームでした。としか言いようがないのが、ヤンデレ好きとしては残念です。
ヤンデレと言えど色んな種類があって選り取りみどりであってほしいなあと思うのですが、最近だと暴力系だったり監禁系だったり痛い感じのが多いような気がして、もっと精神的にジリジリ責められているようなのも欲しいなあと感じておる所存であります。

兎にも角にもいろいろ忘れられない方々とお会いすることが出来て、なんというか、本当にコンプ出来たのかどうか不安になってきました。

お次はぼちぼちうたプリMusic2でもプレイしていきたいと思っております。
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