全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

04 2014

冥加、天宮、七海 珠玉ルート クリア

いや、なんか、もう、なんと言ったらいいのか……感無量。

神南をプレイした時も思い返したけれど、天音をクリアした後も、コルダ3が発売された当初のことを思い出しました。ちなみに発売発表された時はこんなことを思っていたようです。(というかそんな長い間このブログやってたのかと今別の意味で感慨深くなった)
『こちらの神経すり減らしてくれるぐらい自己中心的な人が良いと思う』と約5年前の私が今も変わらず同じことを思って、言ったとおりの人に頭悩ませてのたうち回っているんだから、色んな意味で怖いです。なんか言い知れぬ恐怖が襲ってきている、今。
3のデザイン発表された時は「ああ全く別のものになるんだ」なんて思ったことを、今でも覚えている。プレイしてみれば高笑いしてる人いるし、相手校にはだいたいなじられるし、ファム・ファタルだかなんだかわけわかんないこと言われるし……でも数年後を経た今、こうして感無量にさせられているのが本当にもうなんと表現したら良いかわからない感情です。


以下より各キャラ感想です。いつも頭のネジを何本かトバしたような感想を書いておりますが、今回は全抜きしたような感想を書いてしまったと自負しております。

●冥加珠玉ルート
プレイ前は、3をプレイした時のことを思い出しながら、冥加はあんなにも小日向小日向言ってるのに、主人公は冥加のことをすっからかん忘れてるのがクッソおもしれえ!なんてゲラゲラ笑うつもりでワクワクしていた自分は見事浄化されて、ファイナルのあのイベント見た時なんかもうニヤつくのもすっかり忘れて真顔で呼吸するのも忘れそうなぐらい熱中してプレイしておりました。というか色んな意味で息してなかった。私の好きな乙女ゲーキャラの中でも3本の指に入るぐらい、彼のことが好きになった。もうジジイになるまでそのままなんか患っちゃってていいから、小日向かなでと幸せになってくれ。それだけが私の望みだ。

彼のルートについてはなんと言ったいいのか、ほんともう、いろいろありすぎて言葉に出来ないです。きっと彼のルートで大方のプレイヤーは笑いをこらえきれないことだろう。最萌のくせして私はもう声だしてゲラゲラ笑いましたよ。冥加が「ククッ……ハハハハ!」って楽しそうに笑うたびに腹筋抱えて机に頭ぶつけながらつられ悶え笑い泣きましたよ。最後は感動するだろうなとはわかっていたけれど、こんなにも深い感動となんか慈悲と慈愛に満ちた気持ちにさせてもらえるとは。

と同時に、3無印プレイして、彼の過去を知った状態でプレイ出来て良かったと思った。彼の両親のことは天音の珠玉では明かされなかったので。もしかしたら逆注目で明かされるのかもしれませんが、まあそれは置いておいて。
この金色のコルダ3という作品に置いて、彼は始まりの人でもあり物語の中心でもある。もちろん良い意味でも悪い意味でも。ある意味、恋愛ゲーとしては卑怯な立場に居ると思う。
主人公が音楽に再び向き合うことになったきっかけであり、決意でもある。主人公にとっても強烈だったであろう冥加との幼少期のやりとりをどうして忘れていたか、を考えた時、きっと音楽を奏でる上で大切なモノを失っていく時にその『辛い記憶』ごと消してしまったんだろうな、と思った。思い出せなくなっただけで、記憶が消えてしまったわけではない……それを取り戻すことで主人公自身の音楽も取り戻していく展開にはもうほんと、恐れいった。

「俺の目には貴様以外映らない呪いがかかっている」
「この女は俺の魂を手に握っている」
「いかに不幸にさせようと手放す気はない」
憎い憎いと言っておきながら、この台詞群。自分の中に相反する気持ちがあるのを、心のどこかでわかっていたんじゃないだろうか……認めるのに大分時間がかかっただけで。自分と同じ所まで上り詰めた時、主人公が音楽を取り戻した時、それでどうなるかもわかっていたんだろうなと自分は感じた。でも単純には認められないから、追い返しキツく当たって、それでも主人公は挫けず立ち向かい結局冥加を照らす女神だったわけで……冥加のおかげで空気が一段と美味しいです。
イベントの一つ一つが、冥加なりの主人公への慈しみと、小動物を可愛がるような庇護欲と、そしてそれに相反する決して拭えぬ憎しみをオカズに私はここ数日ご飯も美味かったです。

途中で冥加を襲うイベントがありますが(物理的な意味でなく)、この展開は本当に上手いと思った。勝ちを望まなかった主人公が、誰よりも勝ちへ執着するその姿……冥加のためじゃなく自分のためにも負けられない闘い。そういう展開へ違和感なく自然に持っていったシナリオの上手さには感服いたしました。苦渋に歪む冥加も美しかったし大変美味しゅうございましたよ。

上記の台詞にもありますが、冥加は作中で「俺がお前を想わない日はない」というような感情をありとあらゆる言葉で表現してくれます。そのたびに私は笑いながら冥加への好感度キランキラン↑↑って感じだったんですが、珠玉ラストのイベントで、今までの言葉よりも最もストレートに、そして単純に、冥加の本心を語ってくれる。その台詞を聞いた時にじんわり胸に広がりました。と同時に、呪縛から開放されるはずなのに自らまた捕らわれに来た……と思って、本当に彼には『小日向かなで』という存在しかいないんだなと思った。
7年という歳月、主人公があのことをきかっけにして輝きを失っていく様子を、彼は一体どういった感情で思っていたのだろうなあ。でも、珠玉の最後に言ったあの台詞が、彼の本当の感情であり答えなのだと思うと、ご飯が美味いどころじゃなく目に見える景色すべてが美しく見えるレベル。

そしてファイナル。PV見た時に私はまた冥加がファム・ファタルごっこするんだって思ってワクワクしていたんですが、実際それまでに至る演出と、そしてあのスチルを見た時もう笑えくなってました。演出、スチル、BGM、演技……共に最高の形で表現されていた。最初にも言いましたが、3無印では笑いながら萌えていたのに、今回は感無量すぎて真顔で無心で○ボタンを押し続けていた。神妙な面持ちで呼吸も忘れてPSP画面に向い続ける、傍目から見たら私は相当ヤバイ人だっただろう。多分8割ぐらい息はしていなかった。高圧的な態度と言葉で誤魔化してきた彼の本心がこんなに柔らかで慈しみを持った声色でささやかな言葉だったとは……なんか私も冥加節に感化されているような気がしてきた。

最後に冥加の気持ちを確かめる選択肢で、自分のことをこう思っているのか?と尋ねる選択肢を選んだ時の冥加の返答とその時の表情がもうこの世にこんな奇跡ってある?って感じなので、まだ未プレイの冥加最萌の人に是非選んで頂きたい選択肢。

というわけで、文句なし……といいたいところではあるんですが。引っかかった点が幾つかあるので、記載していきたい。
まず赤面イベントがあること。いや別に赤面してもいいんですが、これで?という感じだったのでそこはちょっと残念だった。冥加にはただ甘いだけのイベントは納得が行かないんですよ、比率1:9ぐらいの甘辛いぐらいがいい。かんでいて飲み込む時にちょっとだけふわっと香ってくるような芳醇な甘さでいいんですよ。憎悪からくる愛情が美味いんですよ。

あと、函館に行った時のあのコスプレは正直言ってただプレイヤーを笑わせるためだけって感じがして、辛かった。冥加はああいうことをしないと思う。そりゃ無印から天音まで最終戦の脳内でファム・ファタルごっことかしちゃってますが、現実でまでするとは思えなくて……。

それ以外のイベントは楽しかったです。触れ合っていくうちに、というのもあるけれど、やっぱり音楽で人の気持ちに訴えるというのが実にコルダらしくて。そういえばPVで聞けた音楽でしか救われないという台詞は、私が取り逃したのか珠玉では聞けなかったので、これからいろいろプレイしていくうちに出会いたい。
冥加のCVが日野さんで本当に良かったです。冥加が壁にあたって屈する時、そして本心を語りかける時、疑いようもないほど感情が乗った演技でした。

きっと冥加は子供の頃から主人公が好みのタイプだったんだろうな、と自分は感じました。あの出来事はきっかけに過ぎなくて、ある意味初恋をものすごいレベルで引きずっている人の物語だったのかもしれません。選択肢もだいたいどれ選んでも好感度上がりますから、口ではそう言っても好感度表示は嘘をつかないよ冥加。
思えば演奏直前に二人で大声で喧嘩したりとか……二次元ショタコンの自分としては冥加のショタ時代もたくさん出てきて美味しかった……いろんなもの食べ過ぎてプレイ後に本当に腹を下してトイレから出られなくなったのもいい思い出でした。


●天宮珠玉ルート
3無印の感想記事で、ついこないだまで天宮のことを『天音』と表記していたこと天宮氏に心よりお詫びいたします……。実は神南プレイしていた時に気づいていたんですが、あとその一年ぐらい前にも気づいていたんですが、直そうと思うたびに忘れて、今回この機に修正いたしました。いや元々何で似たような漢字の名前にしたんだって気持ちも未だにあるんですが……。

天宮については、3無印のころから特別待遇のようなシナリオの完成度だったので、今回も主軸はそこにありました。ただこの天音ではより丁寧で、心の変遷がよくわかった。彼が幼少期、どういった感情で生き、どのように過ごし、そして今彼には何が足りないのか、何が必要なのか。そしてそれを少しずつ取り戻していって、それにともなって最初は無機質だった声が段々豊かになっていく宮野さんの演技も良かったです。

彼にとってアレクセイがどれだけ絶対的な存在で、それを切り離すのが難しいのかがよく感じられた。彼の場合は身寄りも無いし、自分を支えるものも音楽とアレクセイだけ……なのであれば、何としてでも恋とやらを手に入れてアレクセイに認められ両足で立てるぐらいにはなりたいと思う彼を否定することも出来なかった。神南の律ルートとは違った意味の『私はここにいるぞお前を迎えに来た』イベントも合って、その後に覚悟を背負って今までを断ち切って、これからを受けれいていく彼を素直に応援したいと思えました。
ファイナルで彼がアレクセイに言った言葉が立派で、この親(アレクセイ)にして出来過ぎた子だと。でもアレクセイもわかっていてやった節があったので、なんとも言えない部分もある。アレクセイもクソジジイだと思う派ですが、人を成長させるにはこれ以上ない存在だとも思う。

紙飛行機に始まり紙飛行機に終わるお話でしたが、紙飛行機は強い風がなければ飛び続けていられないので、これからも色んな壁を乗り越えていって欲しいと思えるお話だった。

そういや彼と一緒に函館山ロープウェイに乗ったんですが、人が居なさすぎて「こんなことでロープウェイの経営は大丈夫なのかな」とか言われて大丈夫じゃないからもっかいデートに着て一緒にハートマークの夜景でも探してくださいよ……って思った道民です。でもあまり函館感がなかったというか、見たことある景色過ぎてあまり感動がなかった自分を殴りたい。今度函館行くことあったら聖地巡礼してこようと思います。

此度も良いシナリオの完成度で、アニメで彼がなんかオカシイ感じの人みたいに演出されていたのが本当にもう悔やまれるというか、というか、アニメ……アニメとは……一体……。


●七海珠玉ルート
正直言うと3無印の七海ちゃんの話はあまり覚えていません。チェロ落とすなやめろーイベントぐらいしか……あと冥加があんな感じなので、言いたいことが上手く言えずに、でもなんだかんだファイナルでは演奏できるレベルになっていた、みたいな薄い記憶が有ります。

そんな自信のない七海ちゃんが少しずつ少しずつ自信をつけていく様子は、違和感なく進んでいってとても良かった。ただやっぱり、上の二人に食われていた部分がやっぱりあったように思えるのはちょっと残念です。
でも七海のお話は他の二人よりも特殊で、非現実な感じなんですが、七海のキャラだからこそこの非現実的なものがピッタリ合っていたようにも思えました。冥加の面と声で妖精とか言われても……いやファム・ファタルがあるから行けるような気もしてきた。

個人的に七海ちゃんのルートで一番楽しかったのは、七海が横浜ファンだということ。(ダイヤイベントレポートの記事でも書きましたが、自分はプロ野球ファンであり日ハムファンでもあります)
地元球団を応援する、その気持ち、本当によく分かるよ七海……ハマスタ出てきた時の私のテンションの爆上げぐらいといったらものすごかった。背景にあるソレは、ほんまモンのハマスタだった。音楽で上げずに野球ネタでテンション上げてどうする……。
しかもこのイベントを起こした時、21年日ハムを支えてくれた生え抜き選手の引退試合でして……引退セレモニーでボロ泣きした後にこのイベントが来たので嬉しさのあまりこれからはセでは横浜応援しようかと気持ちが揺らいだ。一体自分は何をやっているのか自分でもわからない。
「ダンスをするマスコットが可愛いんですよ!」と言われてホッシーが浮かんだのも、自分がセの方を追っかけていた年代だなあと思いました。今はハムスターが居るようですね。
一緒に試合を見に行った時に選んだ選択肢で「通ですね先輩!」と返されてゲラゲラ笑ったのもいい思い出です。ちなみに試合は9回裏に4番の選手TTGUが逆転満塁ホームラン打ってて、ハムファンとしては『なんて胃が飛び出るような試合をしてるんだ』と思いました。でも私の操作するかなでちゃんは日ハムに魂売りかけてるから交流戦とかだと1塁側と3塁側で席が分かれるけど仕方ないね……。

ようやく話を戻しますが、上二人の話が特殊な分、七海珠玉ルートは等身大の男の子で可愛らしかったです。ぐらぐらうじうじする部分もあったけど、なんとか自分を取り戻して自信を付けて壁を壊していく様子は素直に応援したいという気持ちにさせられました。ED直前のスチルの七海ちゃんらしいお姿は、ファンには必見かと。



というわけで、今年度最大級のキモさを発揮して感想を書いてしまいましたが、まさか自分でもここまでなるとは思っておらず。シナリオ的な意味でも、ゲーム的な意味でも、存分に楽しむことが出来て本当に感謝です。

全体的に見たら遙かなる金色のコルダ感が神南よりもすごく、そしてファンタジーっぽい感じも大きいというか。函館で妖精とか普通に出てきてコロポックルかな?とか思った。天宮のBGMとかが遙か4とか5を連想させて、登場してくるたびに遙かを思い出してしまいました。
負のオーラにとりつかれた天音学園がエンディングムービーではすっかり浄化されてて、というかファイナルで某方とか音楽で本当に彼の者封じちゃいましたよ。ここの龍脈はもう大丈夫だね!


次は響也とモブ部員とは身分が違う氷渡さんと、逆注目を行けたら行ってみたい。最近はすっかりコルダ漬けですが、存分に楽しめているので本当に感謝です。
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