全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

16 2015

内田P、お疲れ様でした

本日、昼に駆け抜けた情報には本当に目をかっぴらきました。いい機会だと思って、ときメモGSについても語ろうかと思います。

ときメモGSシリーズの主たるプロデューサーである内田Pがコナミを退社されました。一ファン、そして一ときメモ信者として、まずはお疲れ様でした。という気持ちがわきました。そのあとじわじわ、寂しさのような、切なさのような。
大変驚きはしたものの、ここ最近のコナミの傾向から見れば、『いつかは来るであろう』という予感はしていた。それでもそれをあまり信じたくはなかったし考えたくなかったのは、やっぱりGSというゲームが好きだったからです。そして、内田Pが居なければGSというゲームは生まれなかったであろうと思います。GSの『次』があると細々ながら期待していた身としては、9割9分ぐらい可能性が減ってしまったなあと、悲しい部分も大きい。内P以外がGSを作ったとしても、成功するのは難しいような気もしますし、内P以外がGSの味を上手く料理出来るのかも、難しいところが大きいと思うからです。それぐらい、GSという作品において内Pというウエイトはすごいものであったと思う。

前にイベントに行った時にも語りましたが、私の恋愛ゲーの始まりは初代ときメモであり、乙女ゲーの始まりもGSからです。どちらとも、ときメモが初めのゲームで良かったと感じています。その分、後にやるゲームに対するハードルも大分高くなってしまいましたが……。私の中であれこそが『ゲームらしいエンターテインメントを持った恋愛ゲーム』だと感じている部分がとてつもなく大きいです。

そう、イベントに行った時、司会の森さんに『次はまだですかね?』と話を振られたときの内Pのなんとも言えない表情が忘れられません。キャラデザの小松原さんは作りたいという意欲を見せていましたが、立場上からか何も答えられなかった内P。今思えば、ああそういうことだったのかと腑に落ちています。コーエーに運営移管したときレスのことも。
コナミは今ゲームコンテンツを縮小している傾向にあると思います。ときメモ以前のスーファミ時代から楽しく面白くプレイしてきた思い出がある自分としては、寂しさでいっぱいですが、会社という枠がある以上、それも仕方のないことだとも思います。ゲーム会社としてのコナミが好きですし、何よりお金を払う対価を実感させてくれたことは本当に感謝している。

正直いうと、私はゲームというコンテンツを沈黙させて置きながらイベントだけやるという流れは良くは思っては居ませんでした。イベントに行く度にGS4の発表はまだかと期待していた人は私だけではないと思う。コナミから去ることは本当に寂しいことですけど、また新たな挑戦をするという意気込みがあることを嬉しく思いますし、そのための退社なのであれば、明るい気持ちも寂しさと同じぐらいあります。

何時だかのインタビュー記事か何かで(出典を忘れてしまい申し訳ない)、GSの企画を上に通そうとした時に、当時はまだ乙女ゲーというコンテンツが確立されておらず、こんなものは売れない的なことを言われて戦った、というエピソードが印象に残っています。そのエピソードを聞いた時に、心の底から感謝したものです……まず初代ときメモが好きだった自分は、ずっと女子向けのゲームがあればなあと思っていたので。当時ネットも無く携帯もなかった私はGSというゲームが存在していることすら知らず、たまたま古本屋で見つけたGSを見た瞬間、これぞ私にとって理想のゲームだと電撃が走りました。今でもそう感じております。
鈴鹿を攻略して、途中までときめいていたのに告白でドン引いたのも良い思い出です。彼が記念すべき乙女ゲー初攻略キャラでした。月2回デートしないとすぐときめきから好き状態へと好感度を下げられる葉月王子にプレイ中はむかむかしながらも、EDの告白でいたく感動してすべてが浄化されたのも良い思い出。ああ、そうそう、胸にどでかいハートマーク付けられたドレスのセンスも、サイコーにときめきメモリアルでした。衝撃的過ぎて超良い思い出です。

その後ネット開通し、GS2が発売されると知るとなるともう、もう。PV公開日はパソコンの前で正座で待機でした。当時高校生だったでしょうか、親が居ない時にプレイしていたのに、志波からの告白のタイミングで親が帰宅し、親の前で志波から告白されるという大変ありがたいプレイも体験出来ました。親が何も言わなかったのが心から血の汗がにじむようでしたが、あれで忍耐力を養えたような気がしないようなそうでもないような。
ゲームの出来に関しては、1には勝てなかったなあと思いつつ、2ndSeasonで見事GSシリーズの中で不動の一位を築き上げることになるとは。

GSがDS版で出る時は、私はDSを持っておらず、友人からDSを貸してもらってプレイしてクソ熱く感想を語って感謝の言葉と共にDSをお返ししたら「喜んでくれてよかった」と言いながらも顔がドン引きしていたのも良い思い出です。(オタ友人です、念のため)
GSに大好きなホッシーが出ると知った時は本当に嬉しくて、真っ先に攻略しに行きました。髪の毛は黒にしました。大変おいしゅうございました。

GS2DS版は、配達のヤ●トの兄ちゃんを驚かせるぐらい勢いよく扉を開けたこと、あの時の驚いた顔は忘れられません。GS2の親友状態の心の機微がシリーズで一番好きです。友人とスカイプで実況プレイして真嶋太郎を二人でゲラゲラ笑いながら攻略したことも、今思えば何が楽しかったのかよくわかりませんが、とても楽しかったです。ちなみに私のGSで一番好きなキャラは真嶋太郎です。いつかイベントで生の太郎を見れるかな?とこっそり期待しておりました。太郎の人気は私が一騎当千の勢いで支えます。

GS3が発売されると知ると、本当に震えたもんです。ビズログ買いに走りました。声優を知って叫びました。当時のビズログは今でも大切に保管しております。
ゲームについては、良い意味でも悪い意味でも『今どき』になってしまったなあと感じて、プレイ当時はあまりよい評価をしては居なかったと思うのですが(それでもそれはシナリオに対してであって、『ゲーム』という出来に対しては完成度はかなり高いという評価)、イベントに行くことで気持ちの落ち着きどころが分かったという、自分にとってちょっと変わった位置にいる作品となりました。
PSPでpremiumを出すと知った時は、まさかと思ったのでにわかに信じがたかった記憶が強い。ぬるぬる動くし、どこまでも挑戦的でユーザーの期待に答えるスタッフ陣に感動しました。

幸運にも、イベントにも参加させて貰いましたが、いちばん思い出に残っているのはやはり2013年。イベントの中身も実際に参加してとても楽しかったですが、会ったこともない話したこともないその日その場に近くに居た方々とGSトークに花を咲かせたことがとても良い思い出として残っている。同じゲームを好きというだけで、ここまで楽しくお話できるものなのだと、良いゲームを好きになったなあと感慨深かったです。

内Pといえば、ラブプラス。3D出だすと聞いてかなり不安でした。時代を先取りしすぎたときメモ3のことを思い出したからです。いや、私は3も大好きなんですけど、世間様からボロクソに言われているのを知っていたので、盛大にすってんころりんした3Dで大丈夫なのか?と思ったら大丈夫どころの問題じゃないぐらい花火を打ち上げられていましたね。(花火で思い出したけど、GSシリーズの花火のグラフィックがめちゃんこ好きです。なんとなく、すごく気合が入ってるような気がして。)その後、友人に誕生日プレゼントして頂いて、愛花を愛でました。三人共愛らしい子たちで、男性向けでも女性向けでも結局手玉に取られて悔しくも清々しい気持ちも少なからずあったような。
(同じくラブプラスのキャラデザを務めたミノ☆タロー氏も退社されたようです。お疲れさまでした。セーラー服に内包された色気のあるイラストが好きでした。ありがとうございました。)

退社日が、去年イベントを終えた辺りの日だというのも、なんだかいろいろな縁を感じます。
思い出語ってしまってなんだかお別れみたいな感じですが、これでときメモGSが完全に終わりだとも思っている自分も居ないし、内Pが、例えば女性向けゲームでなくとも、どんなゲームを作るのかはものすごく楽しみにしています。
これからもモノづくりに関わってくださるようで、大変感謝。これからも一消費者として、作品を心待ちにしています。なので、明るい気持ちでありがとうございましたという言葉を残したいと思う。
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