全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

04 2015

村雨、九段ルート クリア

些かなる不安を抱えながらプレイをし始めた遙か6ですが、なんとか心地よい気持ちのままプレイを終えられそうです。未だ残る忍人ショックに引きずられながらも(一体何年引きずられているのか)、ちゃんとみんな各々の形のハッピーエンドを迎えていて普段下ネタを撒き散らかして暴れまわってる私も穏やかな表情でプレイ出来ています。まさか、ここまでのものを繰り出してくるとは思わなんだ。

以下より気怠い感じの村雨さんと、まさかのおもしろ枠だった九段ルートの感想です。
いつもどおりネタバレ込みで感想を語りますが、村雨さんは何も知らない状態でプレイしたほうが面白いかと思うので未プレイの方はご注意。九段は某方の正体がバレますのでご注意。今更ですけども。


●村雨ルート
今のところ村雨ルートが驚きという意味での抑揚がストーリーにあって、そういう意味では一番楽しかった。きっと彼を一番最初に攻略すれば、展開に驚かされっぱなしになってより楽しめるのではなかろうか。

自分は最初のキャラ感想で、「この人だけは神子を普通の少女として見てくれる」と語りましたが、まさかその理由を語ってくれるとは思いもしませんでした。神子の現代時での後ろ姿が写った写真を持っていたのを見た時の衝撃感は色んな意味で半端無かった。「え……ストーカー……?」とか思った自分をひっぱたきたいぐらい真っ直ぐな理由を持っていてほっとしたやらなんやら。
初回プレイで村雨さんが暴動側だったことにおおお!と素直に驚いたものですが、それにくわえて現代から来たというこの展開が初回にプレイにすれば二重に楽しめたのではないかなと思った。コレまでのルートは基本的に展開というよりも、各々の心の流れを見るようなルートだったと思うので、『裏で何があったか』の事実がどんどん出てきて面白かったです。

しかし、神子と一緒に時空跳躍に巻き込まれて先に数年前にこちらへ飛ばされるって展開に思わず将臣を思い出してしまいましたけど、なんとなくうまくこなして生きていってるところがすごい。将臣はどこでも生きていけそうな感じですけど、村雨さんとか比べるのもアレだけど、村雨さんってどこでもってわけではなさそうなので。きっと頭脳プレーで頑張ったのでしょう。アテもない状態でしたけど、九段に拾われるってことはやっぱり八葉との因果かなにかがあったんでしょう。
元は新聞記者で、『世を変えたい』と思っているところが現代的ともこの時代とも共通するテーマだなと思う。そして、現代ではそれで上手く行かなかった、というところがなんとも言いようのない気持ちになった。
未来から来たので民意を操りやすいだろうに、ちゃんと自分の思いをうったえかけていたシーンは感動しました。それと同時に、『こんなにうまく行くのは二次元だから』と思ってしまった自分もなんとなく切なかったし、なんとなくさびしい気持ちになった。作中では訴えで動いた人側が描かれていたけど、そうでなかった人も居たんだろうな~って思ったところに寂しさを感じたのかもしれません。
「見知らぬ場所に連れて来られて崇められるわ、利用されるわ、さんざんだろうに」と、一市民であるには変わりない神子が何万人分の重責を背負わされていると憂いながら、「何万人が立ち上がれば未来は変わるかもしれないのに」と語るシーンは胸が痛かった。自分は平民だと思いながら、やっぱり自分にない力を持っている人がいたら『自分の代わりに頑張って欲しい』と思うところは必ず持ってしまうので。村雨さんは最後までちゃんとそれに立ち向かっていて良かった。

そうそう、神子との恋愛は、この35歳め女子高生に骨抜きにされろ!と思いながら神子が一生懸命に攻めて行ってたのが印象的でした。でも村雨さんは正直、まともな35歳です、いや、まともなっていったらアレだけども。ちゃんと自分をセーブしていたというか、線引しようとしていたところに神子がぐいぐい攻めるもんだから、見ているコチラ側としては心がブレイクダンスでもカマしそうなほど勢い良く踊りました。
最初は『黒龍の神子としての役割を背負わされたただの少女』として見ていたのに、次第にそれを線引のために利用するのが大人ってズルいよねって思いました。素直になればいいのに。(汚い笑顔を見せながら)
でも今まで攻略してきた乙女ゲー界30代の中では、彼はずっとずっと紳士で誠実でした。なあ…ほんとなあ。(いろいろ思い浮かんだけど胸に秘めておきます)

現代から来た組なのに、コチラでやるべきことがあるからとこちら側に居残ったのは驚きました。政治家になるっていうオチはちょっと肝が冷えましたが、でもまあ行き着く先がそこなのは理解は出来た。あと民衆の前でキスをぶちかます35歳に私はまた手からVitaが滑り落ちそうになりながらも「最後までズルい男だった……」との言葉を残し食べる飯が美味しかった。
最後に。作家な村雨さんが梓ちゃんに「悲しい話は書かないんですか?」と聞かれた時の「作り話の中でまで嫌な思いをさせることはないだろう」に「せやろな!!」って大声で返事しました。


●九段ルート
まさかのおもしろ枠で、神子を好きと自覚してからの行動は笑いながらも萌えたり本当に可愛いお方でした。初回は神子を呼んだことにどう思っているのか気になっていたのですが、とにかく神子を敬い、神子を主導として考えているところが少々恐ろしささえ感じるほど。ルートでちゃんと明かされましたが、小さい頃から叩きこまれた星の一族としての教育(と呼ぶのもなんだかアレですが)からでした。でも九段はそこまで狂気の子ではなく、ちゃんとワガママ言ったりもしていたのでその按配がちょうどよかった。
個人的に星の一族ってそこまで重要なポジションでもないみたいな意識だったんですが(直前にやっていた遙か3の星の一族の描写があっさりしていたからだろうか)、この世界では、よ!星の一族!みたいな、星の一族の言うこと聞いておけば絶対みたいな流れになっていたのでそこに少々驚きました。この時代でもその流れが残っていたのにどうして現代では残ってないのか。どこに居るのか星の一族。(そうか、譲かと打った後に気づいた)

このルートでの、大筋の肝はやはり対の白龍の神子である千代ちゃん。九段とのやりとりも可愛らしくて、もう千代ちゃんとでも良いのでは?と思っていた自分に、ちゃんと千代ちゃんとの関係性を描く展開があってスッキリした。そしてそれがちゃんと主軸の話に繋がっていたことも。
千代ちゃんが主人公の祖母だってことはこれまで周回してきてなんとなーく想像出来では居たのですが、ちゃんと事実として明かされるともう感情移入が凄かった。千代ちゃんの頑張りを6周も見てきた身としては九段ルートなのにそちらへの感情移入も半端無かった。梓ちゃんが生まれてきた時の千代ちゃんの心境を考えるだけでたまらない。冒頭の送り出すシーンは、この子なら大丈夫と思って、願いながら送り出したんだろうなあと思うと、ほんと……ほんと……。

そんで神子とどう恋愛するのかなーとおもいきや流れがこれまた綺麗で、ちゃんとお互いがお互いを気にしていく様子がわかってよかったです。どのルートも展開に無理はなく流れはきれいなのですが、九段は持ち前の可愛らしい感じがちゃんと出ててよかった。九段はよくも悪くも、感情をそのまま口にだすことが多いので、そこがおもしろくもあり心地良くもあった。最後の直球ドストレートな告白シーンと、そのままぬしの世界へ行く!ってなったのも、なんだか九段らしいと……ある意味最後まで九段ペースでした。身体の大きな子供のようですが、やるときゃやる男です。

神子がどんな人連れてきてもおばあちゃんはきっと喜んだでしょうが、九段連れてきた時の喜びを思うだけで心が明るくなれる。しかし、現代でどう生きていくのかが気になりますが……村雨とはまた違った意味で上手く生きていきそう。そういう星の下にいそう。


ここまで順調に攻略出来たのは久しぶりで自分でも大変驚いております。
さて最後は足の引っ張り合いを交わしてきたダリさんことダリウスとの一騎打ちとなります。出だしから「お転婆な猫だ」みたいなこと言われた時からもう私の背筋はバリッバリに凍りついておりましたが、自分でも何故彼が一番好きなのかよくわかりません……ていうかほんとに好きなのか?よくわかりません。(二回目)
でも彼が喋れば私は爆笑するぐらい明るくなれるし笑顔になれるし、彼が神子を弄る度に心がソワッソワするのでなんだかんだ楽しんでいます。
最後まで存分に楽しめることを祈りつつ。
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