全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

04 2015

舞台 こどものおもちゃ 感想

自分はあまり舞台を見に行く人間ではないのですが(機会があまり無かっただけで、舞台自体は好きです)、今回は行くかどうか迷いに迷って、それでもやはり自分にとって大切な作品だからと、勇気を振り絞って行って来ました。
さっそく結果を申し上げると、行ってよかった。とても。

というわけで以下から感想を語りますが。
かなり思い出語りを含む感想になるうえ、いつもどおり見たこと感じたこと、思ったことをそのまま語りますのでご注意ください。
なんか自分でも思い入れありすぎて気持ち悪くなりそうですが、やっぱ自分にとって大切な作品なのでそのまま語ろうかと思います。なのでアホみたいに長いです。

そんな、かつてりぼんっ子だった人間が語るこどちゃ舞台の感想です。
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言葉で例えようもないほど特別で大切な作品と言うのは、誰しも大体一つはあるかと思うのですが、私にとってそれが『こどものおもちゃ』です。
自分が初めて買った漫画でもあるし、初めて買った少女漫画でもあるし、私を幼少期にりぼんっ子へと育て上げた作品でもある。そして、これは初めてかどうかは忘れてしまったけど、アニメの楽しさを教えてくれた作品でもある。私の二次元分野への入り口とも言える作品なのです。

こどちゃとの出会いはまずアニメを見て、幼心にその面白さが胸に刻みつけられ、少ないお小遣いを握りしめて本屋へ行き初めて買った漫画だったというのは今でも忘れずに覚えている。そこから私はこどちゃを追いかけるためにりぼんを買い、そのままものの見事にりぼんっ子へと成長したのでした。発売日には1キロ先のスーパーに開店と同時に買いに行き、今はなきりぼんオリジナルやりぼんびっくり増刊号も、りぼんと名のつくものはすべて網羅して居ました。小遣いの殆どをりぼんに貢いだと言ってもいいぐらい。
そのうち成長したのか皆がたどる道なのか……どうかはわかりませんが、ジャンプへ行ったりサンデーに行ったり月ジャンに行ったりガンガンに行ったりマガジンに行ったり別マに行ったりマーガレットに行ったり花とゆめに行ったりLaLaに行ったりヤンジャンに行ったり何でも読むようになりました。このへんは自分と同じくどんなジャンルでも読み漁る兄の存在が居たからもあるでしょうが。なので、もしかしたらこどちゃが出会いじゃなくてもこうなったであろうとは思うけど、私にマンガやアニメというエンタメの楽しさを教えてくれて道を付けてくれた作品で、自分の根幹にあるとても大切な漫画なのです。

それでも、舞台に行くかはとても迷った。もちろんのこと北海道からの旅費はバカにならないし、自分は舞台はあまり見に行ったことが無かったのでその出来にも不安があった。安くはないお金を出して、やっぱり見なければ良かったという気持ちにはなりたくないので。それが自分にとって何にも代えがたい作品なら尚更。
でも、まだ幼かった自分が、こうして曲がりなりにも大人になって、りぼん60周年という記念の年に自分の大好きな作品で企画をやってもらって、お金を払わずに居てもいいのか……?と考えた時に、『せっかく大人になったんだから、自分で稼いだ金で自分の大切な作品に感謝の意味を込めて金を払おう。貢げる機会なんて今後そうそう無いし、自分が感謝の気持ちを伝えられる方法は金を払うことだ』と思い直して、二組の千秋楽のチケットを購入しました。だから、どんな出来であれ、私がお金を払った時点で大体の目的は達成されていたのでした。

そう、悪く言えば『期待してなかった』。脚本についてもそれは同じで、流れがあって、こどちゃらしいそれが見られれば良い、そんな程度の気持ちで見に行ったら、マスカラお化けになったのでした。

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会場は小劇場といった感じでそれほど大きくはなく、どの席に座っても見やすいのはとても良かった。席の幅も前の列との間も広くて人が通りにくいということもなく。来ていた年代は自分と同年代の人が多い印象でした。演者のご家族なのかご兄弟と思わしき小さい子を連れた親御さんとかも居た。男性のかたも見かけました。ばびっと組千秋楽は前の方だけったけどスピーカーの真ん前で、演者の声が聞こえない事があったのは少し残念。ほんとの千秋楽では中段の真ん中らへんの席で見やすくていい席当たったなと。
千秋楽が始まる前の自分の隣が家族連れで、どんな事情かはわからないけど、お父さんと娘さんがお母さんに『ママありがとう!』とお礼を言い出してそこからもう私の涙腺はブチブチ弾け飛んでました。

大きくない舞台ながらも、舞台いっぱいを使って憧憬を思い浮かべさせる演出。自分がこどちゃ読んでた時の年代の子たちが、とても覚えきれないようなセリフ量をスラスラしゃべり演じきって、踊りまくり動きまくり。どの子も漫画の中のキャラクターを想像させてくれて、とても嬉しい気持ちになった。子役さんたちは本当に紗南ちゃんたちと同じ年代の子を集めたようですが、私がその年代の時なんて文字通り道草食って帰ってたし草の味の吟味とかしていた頭すっからかんでしたからね。……これは舞台事情わかってない人間で、もしかしたらこれが普通なのかも知れないし優しい目線なのかもしれないけど、それでもどの子も突っかかることなく台詞を発していたし、仕草等も良い演技だったと自分は思った。

脚本はかなりの駆け足で端折られた部分も多かったけど、それでも軸はしっかり建てられていたと思う。羽山の問題(序盤の学級崩壊)、そして紗南の問題(生みの親に会う)。それぞれを描いて、これからの二人の関係を想像させてくれて、すっきり終えられました。かなり端折られていたけれどこどちゃはもともとスピード感ある漫画(アニメ)なので、違和感なく舞台の世界に入っていけました。1時間半という短い公演時間の中で、よくぞここまで話を壊すこと無く、テンポよく笑いあり涙ありのシーンを入れた構成にしてくれたなあとそこもまた感動でした。どちらかと言えばやはり漫画というよりも、アニメを連想させられただろうか。アニメのBGMに挿入歌に、キャラクター達のコミカルな動きも昔に見たアニメを思い出させてそこがまた胸を締め付けさせられた。
でもシリアスだけ収まらず、そこはギャグが得意な大地監督、小気味よい笑いをテンポよく織り交ぜ、それがシリアスな流れを邪魔するわけではなく……シリアスだけども何処か心が晴れやかになるような作りは、漫画のこどちゃと共通していたように思えた。時にチープとも思える舞台セットもあったけど、それを上手く逆手に取って笑いに変えて居たりもして。
そんな『今できる、やれる最大限』をフルに見せきってくれた舞台だったようにも感じました。

ばびっと組もまろちゃん組も、演技力は良かったですが、どちらかと言えばまろちゃん組の方が演技力はあったかなと思えた、これは後ほど詳しく語りますが。あと大人になるとそうそうこの年代の子と話すこともなくなるんですが、久しぶりにこの年代の男の子の声を聞いた時自分が思ったことは、「皆声変わりしてなくてサイコーだな」。ちょっと縄で縛られそうな発言だと自分でも脂汗流しながら打っているが、言い換えると色んな意味で『未完成な状態』が、こどちゃの世界にリアリティを与えてくれたかなと(ちょっとそれなりにまとめようとしましたけど結局変声期前の声を浴びて健やかに干上がってることには変わりありませんからね)。

以下より舞台上でのキャラクター感想と、原作を読んだ時にどう思っていたかをちょろっと語ったり語らなかったり。ここはR18作品の感想も取り扱ってるブログでそれでなくても大体下ネタ吐き散らかしてるので、未成年者の役者名は敢えて控えてます。でもみんな一生懸命で、演技上手で素敵でした。

・倉田紗南
役者さんはずっとしゃべり通し動きっぱなしで大変だったろうな。大きくない舞台とはいえ、端から端までフルに動きまわり大声でしゃべりまくり。時にはシリアスな演技もしなければならないから緩急も大変だなと。ば組もま組も演技力は良かったですが、どちらかといえばま組の子の方がふとした仕草や演技がお上手だったかなと思う。でもダンスはば組の子の方がお上手だった。紗南ちゃん自身はとても演技力の高い子で、今回は紗南ちゃんの演技力を見られるような描写は無かったけど、もし次があるなら演技力がフルに見られる水の館の演技も見てみたいなあ。
紗南ちゃんほど自分の心の中に何かを産み落としていった主人公は居ないのでは無いかと思うほど。終盤は心の闇が出てくるけど、大人になった今だとそれがすごく良く納得できるのがある意味辛い。それでも環境に負けず、明るく楽しく日々を過ごしている紗南ちゃんの考え方は、今の自分の根元にもあるので、色々教えて貰った人生の先輩でもある。

・羽山秋人
ふたりとも線が細くて『もっと食べて!成長期!』と思ったんですが、その細いのが羽山らしかった。羽山って体格のいい子じゃないので、この線の細さがとっても羽山だった。あと前述したけど、声変わりしてない感じ。アニメの羽山もスタートはこんな感じだったなーと当時を思い出しました。あまり喋ることのないキャラですが、羽山の色気は良く表現されていたと思う。出来ればもうちょっと『カリスマ性を秘めたお山の大将』っぷりが見たかったなあとは思った。
あとば組の時は前の方の席だったんですが、剛が羽山のズボンを下げるシーンがパンツまで下げるシーンに改変されていて、スパッツか何かを履かれていたとはいえ位置的に思いっきりおしりが見える位置で、すごく嫌な汗が流れて身体がかたまった。二次元ではショタ好きだけど、三次元ではやっぱり違うんだと知れてある意味良かったのかもしれない。っていうか何の話だろうこれ。なんで性癖の話になったんだろう。自分が怖い。
羽山はトンデモなく酷いことしてきた人間だけど、自分は当時から羽山に対してはそれほど悪い印象は抱いてなかったのが不思議で。何故なのか考えてみたけど、紗南自身に対してはそれほど酷いことはしなかったからなんじゃないかなと。今の私が思うのは、とても頭の良い子だなと思った。でも心のうちにはとても温かい思いやりを秘めている、紗南ちゃんとの出会いはまさしく運命で二人の出会いに乾杯。

・剛
剛くん役の役者さん、ホント巧い。脚本がそもそも剛寄りにギャグを盛り込んでいたのもあって彼の演技には大分笑かして貰いましたが、それでも間のとり方とか演じ方とかが本当に巧みだった。将来有望な剛くんだった。千秋楽の挨拶も上手で、おそらく一番身体が小さかったけど、一番エネルギーを持っているように感じた。あとパンフレットで別の子が語ってた『いつも稽古場でやってくれる電車のアナウンスのモノマネ』はかなり見たかった。
原作剛は、見守る役目が多かったけど彼が居なかったら羽山と紗南ちゃんは違った関係になったんじゃないかと思える結構重要な子だとも思う。羽山は剛が居たから根元の優しい部分まで腐らずに居られたんだろうなあ。

・玲くんと羽山父
玲くん役の山本一慶さんも本当にお上手でした。個人的には剛とこの玲くんがこの舞台の2強です。大人組は皆とても上手かったけど、この方のコミカルな演技が原作玲くんもちゃんと想起させてくれてそういう意味でもとても良かった。調べたらテニミュの歌のうまい大石だったようで……演技上手くて歌も上手くてイケメンとかこんなことが許されていいのか(反語)。
当時は麻子さんとの関係は、幼心に『中途半端なことすんじゃねえ』と切れていたのを覚えているけど、文庫版のあとがきで小花先生が彼と麻子の今後の関係を『できちゃった婚しそう』と言っていて、大人になってからそれを見た自分はなんか……それすごくよく分かる気がする…な気分になったのが心苦しかった。仕事はちゃんとこなすけど私生活を手抜きそうなところが……。
羽山父はシリアスシーン終わったら途端にギャグ側になったのが原作と同じですごく笑った。あと羽山の「嫌いじゃない」を羽山父がやってたり、羽山と同じ動きを併せたり、父役の本郷さんが子役さんたちを引っ張っているなあとなんとなく見て取れました。千秋楽の挨拶はまさしく大人だからこそのお言葉で、この舞台を作ってくれた裏側の人たちにお礼を送る機会を与えて貰って嬉しかったです。

・倉田実紗子
三石さんといえばセーラームーン……なのはこどちゃ世代はドンピシャなのでは?加えてエヴァもドンピシャなので今回生三石琴乃さんをあんなに近くで見られたことは声オタとしては大興奮だった。大人になってからも相変わらずお世話になってます。本当にお美しい方で、紗南の出生と出会いを語るシーンはさすがの演技力だった。舞台上でのコミカルな動きもとても良くて。倉田実紗子というキャラにもとてもはまっていた。
今回こどちゃを読み返して見て、実紗子の言葉が刺さることが多くてそれがまた苦しくもあったけど、私のすっからかんな頭のなかもちょっとは成長したんだろうかと、当時は読み取れなかった思いが読み取れて嬉しくもあった。

・ちちくりあってた先生たち
三屋先生と紗南の実母を演じた八木さん、田中先生と実紗子の編集さんを演じた平井さん……二人とも一人二役をきっちりこなしてて素晴らしかった。演技はしっかりしてるし、美男美女だし、とても目の保養。紗南の実母は、実際にいたらこんな感じで線の細い美人さんなんだろうなと。サムのくだりで『笑っちゃいけない!私は笑える立場じゃない!』って台詞が舞台演技らしく誇張されていたけど、それがツボにハマってそのシーンを見るのが一発で好きになった。平井さんは編集さんの時の実紗子とのやり取りがばっちりで笑かしてもらったけど、そのあとパンフを見て平成生まれだと知って泡吹いて倒れた。マジすか。こどちゃ連載時に生まれたんですか……マジすか……。

・羽山姉とクラスメイトの女子たちと羽山の子分たち
これもどちらも上手かったけど、やはりま組の方が光るものがあったと思う。特に好きだったのはま組の羽山姉の演技。羽山に当たり散らすシーンがとても自然だったように感じました。女の子たちは作中でも劇やってて二重の演技は大変だったろうに、上手くこなされていました。
羽山の子分たちはすごくいい味出してて五味君が椅子蹴飛ばすシーンがなんかやけに格好良かった。五味君光り輝いていた。

・CHaCK-UP
主催ネルケが推してるグループさん達だそうです。こどものおもちゃで大人の事情なのが笑える。
でも演技もダンスも完璧で、歌も(録音とはいえ)上手くて。それは上手く話の流れに盛り込んでくれた脚本の力もあるだろうけど、与えられた役回りをきっちりこなしていてすごく好感を持ちました。彼らのファンの方が居たのか、千秋楽で彼らの名前が一人ひとり呼ばれていたのは正直何も知らなかった自分はとてもびっくりしたが、舞台にとてもいいエッセンスを与えてくれていたので、名前は覚えてないけど流れで彼らの名前をそれとなく一緒に呼びました。土星人のドッドさんが一番好みなので、とりあえずそこから覚えて帰りました。また良い舞台で彼らに会えるといいなあ。


そんな感じで語彙力ない私は大体『演技上手い』以上のことは言えてないけど、思い出補正もあることは否めないけど、それでも、支払った値段以上のものを与えてくれた気がして、とても感謝しています。
見ていて、この子役さん達がどんな大人になるのかなあ……なんて思ったりしました。原作の最終話で紗南ちゃんが「ああ…誰の上にもちゃんと、幸せが降ったらいいなぁ……」って言ってましたが、千秋楽を見終えたあとの自分は本当にそんな気持ちだった。彼らの未来に幸あれ。

こどもの頃はああだったのになあ、もっとああすればよかったのになあと、年取りたくねえなあと思うこともあるけれど、でも大人になってよかったと思えることもあります……それは、表には決して見えて来ない、裏側の人たちの頑張りを知ることや察することが出来るようになったこと。あの時見ていた、自分に楽しさを与えてくれたアニメは、監督やアニメーターや脚本や演出や音楽やいろんな人の支えがあって出来上がっていたことや、あの時見ていた漫画も作者だけではなくて担当編集さんの舵切りだったり紙面のデザイナーさんであったりいろんな人の支えがあって出来上がっていること、ゲームは企画やシナリオライター、デザイナー、プログラマーなどなどの、作品という表の部分だけでは見えない人たちの支えがあって出来上がっていること、を、察せられるようになった事が良かったな、と。
ただまあ、その分だけ自分がお金払ってるものに対してはハバネロ並の激辛シャワーを浴びた感想を投げたりもしますが、自分は金銭のやり取りが出来るからこそ洗練されたものを得られると思っている人間なので仕方ない。大人になって、自分が労働で得たお金で、自分が納得できたものにお金を払うという喜びも知れたのも……ある意味大人になったのか、なってしまったのか。

最後に大地監督が、この劇場で監督が最初に監督を務めたりりかSOSの舞台や赤ずきんチャチャの舞台もこの劇場でやっていたのにこどちゃだけが何も出来ずに居て。今回ようやく舞台出来た……としみじみ語られていて胸に来ました。こどちゃに始まり今でもアニメを見続けていて、大人になるに連れて脚本家や監督の手腕も見るようになった人間が、おそらく自分が初めての好きになったであろうアニメの、監督の言葉を間近で聞くことがとても感慨深かった。というか公演前に大地監督がロビーに普通に立ってらっしゃってかなりビックリしました。小心者だったので話しかけられはしませんでしたが、思わずガン見してしまった申し訳ない。今思えばサインの一つでも貰っておけばよかった。
大地監督で最近で言えば「神様はじめました」だったので、心の中で『神はじ見ました、1期はそうでもなかったけど2期は楽しかったです』と心の中で感想を送りました(自己完結)。思えば神はじもアニメから漫画を買い始めたので、上手く監督の手の平で転がされているような気がしないでもないです。あと大地監督で思い出深いのは、フルバ。あれは一時期かなりハマりました。ほっちゃんを初めて知った作品で、原作よりもアニメの方が好きな稀有な作品でもある。
ちなみにアニメこどちゃのスタッフを今更ながら調べたところ、私が大人になってから相当踊り狂わされ大金を投げまくったアニメうたプリのシリーズ構成を書いた金春智子さんがこどちゃの脚本を書いていて泡吹いて白目向いて倒れました。自分、あまり成長してないんじゃないのか。(昔から少女漫画系の脚本を多く書いてらした)

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お祝いを送った皆様方。つんちょもこどちゃ出てたことを後から知った。

舞台を見終えたあとは文庫本を全巻揃え(実家には初版本が眠ってる)、改めて読みなおしてみたけど、うまく言葉には出来ないけれども、当時とはまた違った見方や解釈が出来るようになっているのが、感覚的にわかって少しせつなくもなった。大人に振り回された子どもたちは、大人よりも大人な部分があるなあと、大人になってから思えるようになった。DeepClearを読み返したくなったけど何故100kmも離れた実家に置いてきたのか自分よ……あと過去の読み切りも改めて読み返したくなった。この手をはなさないもかなり読み潰したけど、一番印象に残っているのは白波の幻想。Honey Bitterもゆっくりじっくりお待ちしている。
アニメを振り返ろうとも思ったけど、今の自分だとアニメに対してはかなり捻じり曲がった見方をするので思い出はそのままにしてあります。それでなくても当時から後半のオリジナル展開を良く思ってなかったので……今の自分だと更にブチ切れるか、健やかな穏やかな心で見逃すかの振り幅激しすぎる二択なような気がする。いつかBDBOXが発売されたら振り返ってみようかなと思う。
今ではかなりアニメ会社も増えたけど、ぎゃろっぷは思い出深い会社……だと思ったら今でも遊戯王でお世話になってた。なのでこれからも小さいお友達には優しく、私を含め大きいお友達を存分にカモにしていただきたい。


あとせっかくりぼん60周年なので自分のりぼんの思い出も語らせてください。ここまで長い感想書いたらもうどんだけ長くなっても50歩100歩。
私が読んでいた頃で思い出深かった作家さんは、藤井みほな先生、水沢めぐみ先生、吉住渉先生、椎名あゆみ先生、倉橋えりか先生、亜月亮先生、長谷川潤先生……が好きでした。藤井みほな先生はGALSは好きではないけど、このブログでもだいぶ前に感想を書いた秘密の花園という作品は今でも大好き。吉住先生はママレよりもミン僕派。
今でも色々有名なありなっちも初期から読んでいたけど、本当に初期の作品が好きです、かんしゃく玉のゆううつとかイオンとか。しかしそんなありなっちには昨年の夏コミで出した本で思い出ぶち壊クラッシュされたのでした。そんなところもありなっちらしいとは思った、良いか悪いかは別にして。
有名でない作家さんで好きな方を上げるなら、朝比奈ゆうや先生、木月庭子先生、中瀬アサキ先生が好きでした。特に中瀬先生は好きだったのでもっと描いてほしかったなあ……派手な話や作品ではなかったけど、空気感がとても好きです。今もどこかで描かれてないでしょうかね。
わりと最近のりぼんで好きなのは感想も書いた夢色パティシエール。アニメをみて夢パティで悠木碧ちゃんの演技に惚れました。って今調べたらアニメやってたの2009年で全然最近じゃなかった。あと近年で言えば……もうこれも近年じゃないかもですが絵柄がよく似た方を別の雑誌で見かけるえばん先生のブルーフレンドが好きでした。
そうそう槙&持田姉妹では持田先生が好き。蝶々くらべという作品でかなり惹かれて、今でも記憶に残っている思い出深い作品です。姉妹作家といえばミキマキ先生を大人になってから某乙女ゲーの二次創作で再会した時はいろんな感情が湧き上がりすぎて小田●正の言●にできないが脳内に流れた。でもとても嬉しかった。
こどちゃのために十数年ぶりぐらいにりぼんを買いましたが、私が知ってて今も活躍しているのは春田なな先生、小花先生のアシスタントだった酒井まゆ先生、武内こずえ先生ぐらいだろうか。春田先生は当時のりぼんで『中学生(高校生?)でデビュー』ってことがかなり宣伝されていたけど、読んでいた年代層としては全然その凄さがわからんかったのを今思い出した。どなたも私の中では『新人』という印象が未だに残っているけど、もう10年選手ぐらいになると知ってまた口の端から泡が吹きこぼれそうです。
一度終えたと思っていためだか田中先生が未だに連載されていて、めだかなのに長寿だなと思った。これからも長生きして欲しい。

かなり今更だけど、この60周年っていう大人が考えた大人向けの企画にまんまとハマってんなあと……子供の頃に大切だったら大人になったら更に思い出深くなるのを利用してというか……最近そういうの多いなあと思っていたけど(コスメ化したりとか)、今こうして大人になって財布から金取り出せるようになったのも良い機会なのかもしれないな、と大人の策略にはまりつつも今回でそういった解釈もできるようになりました。
小さな頃に夢中になっていたものに、大人になってからも振り回されるってサイコーだなあ。りぼんの漫画は今はもう読むことは少なくなってしまったけど、楽しければ何でも読める人間なので、これからも色んな物を読んでいきたいし、提供していってほしいなと思う。りぼんを作っているいろんな大人の皆さん、期待しています。

今も昔も変わらず、ずっと少女漫画を読み続けて、ずっとアニメを見続けていて、ああだこうだと言い続けているけども、自分の原点を思い出したりして、あの時こどちゃと出会えて本当に良かったなと改めて思えたそんな舞台でした。DVDでまた見返すのを楽しみにしてる。次があるならまた見に行きたいし、また思い出を与えてほしい。

クソ長い感想をここまで読んでいただきありがとうございました。
私が北海道の自宅に到着するより先に、大地監督のおやすみツイートが流れていってオチもついた……とても濃密で素敵で忘れられない二日間でした。
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