全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

12 2016

アンジェリーク ルトゥール 雑感

総評は全員分攻略した後と大体決めているけども、これに関しては全員攻略するよりも大体の印象を語って終わってしまいそうなのでひとまず雑感だけ。プレイしていく内に書き直して総評とするかもしれないけど、それも望み薄というか…

端的に申すのなら、早速飽きたのである。

というわけで、以下より雑感。キャラ感想はクリアした人たちのみ。攻略する度に追加・修正していきます。ちなみにアンジェリークシリーズは初プレイです。


・システムについて
アンジェがシミュレーションゲーだというのはわかっていたしある程度の作業を覚悟はしていたけど、あまりにも作業過ぎた。守護聖に陣地を増やすお願いをして、余った時間で適度に仲良くしたりデートをしたりする……おおまかにこの繰り返し。考えることが少なく、これらをED条件を満たすまで繰り返す。ときたま定期試験みたいなイベントや御茶会などもあるけれど、それも定期的な流れに組み込まれている。やることは大体決まっていて、難易度も優しく序盤からライバルとの差はそこそこ開いて、最終的にはロザリアの味方をしたくなるぐらいの差がつく。強すぎて申し訳ない。
遙かやコルダも作業って言ったら作業だし、アンジェもそこは変わらないけれど、その割には大筋の恋愛部分がサラッとしすぎている。デートを重ねて、仲良くなって、恋愛に発展してそれだけ。中身が悪いというわけではなく、過程が薄くサラッとしている。コルダや遙かでの作業的なゲーム部分と恋愛ADVな部分の按配が好きだった身としては、これが非常に物足りなかった。キャラの中身を知りたいという需要に供給が追いついてない感じというか。
それでも遊べないわけではないし、丁寧に作ってあるのもわかる。大筋のシステムに対してそれを快適にプレイするための補助もあった。初めてでもとっつきやすくわかりやすいし、プレイはし易い。ただ、この一定の作業との相性が合わない身としてはただただ続けるのが億劫だった。
それほどADVを重視していないと(自分では)思っているけども、それでも『今』に発売するならば、現在のネオロマ作品のADVとゲーム要素のバランスを保って欲しかったなというのが正直な感想。逆にこの作業に楽しさを見いだせれば続けられたのだろうけど、システムが難解でなくプレイしやすい反面、考えてプレイすることも無くて逆にそれが足を引っ張っていた。
あと必要以上のランダム要素が多すぎて、一部ロードゲーっぽくなってしまっていたところも作業感を強めさせた。ランダム要素も上手く使えば楽しくなりそうだけど、キャラ設定まで一部ランダム要素にされていて、そこは結構萎えた。あとクラヴィス様はA型なのかO型なのかどっちなんすか……(O型が正解らしいんだけど、お菓子作りの時に聞かれる選択肢でA型と答えると正解になる)。

・グラフィック
立ち絵も綺麗で、スチルも骨格が崩れているというわけでもなく、場面に合わせた綺麗なスチルだった。スチルが出てくるのは結構楽しみな出来でした。デートを重ねて好感度を上げていれば自然に出てきてくれるのは良かった。枚数は各キャラ8枚と多くはないけど、その分攻略キャラが多いうえ、キャラの枚数に差があるわけではない少ないとは感じなかった。

・キャラ(シナリオ)感想
前述もしたが、良く言えばとっつきやすい、悪く言えばサラッと終わり深く掘り下げられない。どのキャラクターにも特別な思い入れが出来なかったのは少々寂しいというか残念というか。ただ、キャラクター構成というか、キャラクター自身は今の乙女ゲーにはない感じですごく楽しかった。あの当時に作ったからであろうキャラクター達で逆にそこが新鮮でした。

以下は攻略を終えたキャラクター感想およびED感想。

・ルヴァ
最初に攻略できたキャラだけど、好みから外れるうえシステムが合わないのもあってなんとも言えない感じに終えてしまった。恋愛EDだと女王にはなれないっていうのもなあ……せっかく途中まで頑張ったのに放り投げてしまった感が残ってしまって。ルヴァにしても本好きの人っていう印象だけで終わってしまったので、もっといろいろ深いところが見たかった。ひとつ楽しかったのは、湖でのデートで滝で遊ぶとアンジェリークが「きゃっ冷たい!」っていうのに対しルヴァが「そうですか、そうでしょうね。滝の水は冷たいでしょうね、うんうん」って答えたのが超絶ツボにハマって1分ぐらい笑ってた。そりゃ滝の水が冷たくなけりゃおかしいよなあ。

・オスカー
こういうキザなキャラって昔ならではで、今では本当に絶滅危惧種的だと思いながらプレイしていた。昔の少女漫画にあるようなヒーロー像。元祖俺に惚れると火傷する感じ、そしてそういうひとの答えは大体自分が火傷して終わるっていう……古き良き少女漫画が敷いたレールをまっすぐ走ったようなキャラだったけど、むしろそれが今にない感じで楽しくもありました。若干ナルシストな部分も「らしく」て好き。
具体的な悲しい思い出は、オスカーから初めて手紙をもらった時にアンジェリークがそれをしまうときの音がどう聞いても『クシャクシャッ』って感じで笑ったと同時になんか申し訳ない気持ちに……情熱的なラブレターがどう聞いても丸められとるやんけ……。(ちなみにアンジェリークは登場人物全員の手紙を丸めてる)

・シルヴァン
実の正体は別の宇宙の守護聖で、記憶が戻らない兄のために一時的に補佐役をしていたということだったけど、ショタ好きの私はそっちの宇宙の女王になりたかった……。イベントも可愛らしくて萌えたし、いつも一緒にいてくれて厳しいことも言ってくれて支えてくれる存在ってのは本当に貴重だし、このEDのタイトルが『シルヴァンの初恋』っていうのが思いが叶わない切なさも感じられて苦々しくてとても良かった。(大神官ちゃんが成長されてしまった今、すがる対象がシルヴァン一直線になったのだと思われる)

・女王ED
男どもほっぽり出して使命に走るのは楽しかった。遊びに来る守護聖たちを玄関前で叩き返し、ひたすら育成のお願いをしまくりロザリアにダブルスコアを叩きつけるあの快感。だからこそシステムの難易度をもうちょっとあげて欲しかったんだけど、こちら側で意図的に縛りプレイするしか方法がないのもな……やりこめば楽しいのだとは思うけども。
もともとの使命をちゃんと果たすので、終わった後の爽快感みたいなものも良かった。女王とディアとの関係性は垣間見る程度だったけど、なんだかホッコリする感じでよかったし、ロザリアともそういう関係になっていくんだろうなーと思うと……ボッコボコにしてごめんよ……。



ルトゥールが初プレイだった身としては、初代アンジェリークに思い出がある人向けのゲームだったと感じた。恐らくだけど、初代を踏襲して変えないで居るところがあるんだろうなあと感じる部分が多々見受けられた。きっと自分が物足りないと感じたシナリオの部分も、敢えてこの程度で済ませたのだと。
自分がアンジェを過去にプレイしていたならこのリメイクは大変ありがたいと感じそうなんだけども、これが初プレイなので物足りなさだけを感じてしまった。もうちょっと盛ってくれてもいい部分はあったんじゃないかなと。今のネオロマのシナリオ作りなら、きっと下手なようにはしなかったはず。そう思えるから、もうちょっと深いシナリオに触れられると思っただけに残念。キャラデザを変えてまで現代向けに仕上げてきたと思いきや、それほどそうでもなかったというのも。
それでもやはり丁寧に作ってあるとは感じられるから、余計になんとも言いがたい……遊べないわけではない、ただ自分との相性が合わなかった。

むしろこのゲームをプレイして初代のほうが気になったというか、今発売されたゲームだと意識せずに昔発売された初代をプレイしたほうが楽しめそうだなと。逆に言えば今発売されたからってことを気にしなければ良かったんだろうけど、もうそれは無理な話だからなんとも言えない。ただ、乙女ゲー最初期に発売されたゲームを体感出来たことは素直に嬉しかったです。
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