全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

19 2016

(コルダ4)火積、八木沢、新、土岐、東金 感想

3週目で至誠館狙ったけど新を取りこぼし、4週目で神南組を攻略するのと同時に拾えた。それもこれも火積が何度も仙台でコンサートやらせるのが悪い……。ちなみに神南組は終盤になって「よーしジルベスター頑張るぞー!」と野郎どもよりもコンサートに気持ちに向かっていくところで神南組をいれないでコンサートを開けと言われたり土岐を入れてコンサートを開けと言われたりして軽くVitaを放り投げたくなった……。
とはいえ、やはり同じ学校同士のキャラのが同時攻略はし易い。特に遠征組は加入が遅い為日にちも足りないので。もっと集中してやれば4~5人は同時攻略出来そうだけど、そうなるとかなりのリロードと調整が必要っぽいので、そこそこ適当にやってそれなりに楽しい状況が良い身としては2~3人同時ぐらいがリロード不要でそこそこ楽しめる。想い、想われの調整を気にすればもっと大変なんだろうけど、自分が気にするのはシナリオとコンサートの評価ぐらいなのでそこはあまり気にせずプレイしている。
あとお目当てでない人に対してはバッキバキフラグ折ると後々好感度上がってもいちいちイベントを見なくてもいいことに気付いた……2や3もそうだったんだろうけど、なんとなくフラグ折っちゃうのが申し訳なかったんだけど、今回はそういう慈悲の心もゴミ箱にぶん投げてフラグバキバキ折ってたらこれまたとても快適で……なにか大切なモノを失った気がする……。

そんでもって途中から気付いたけど、コンサートの評価を何が何でも高くしようと言う気持ちは同時攻略では捨てたほうが良いということに……。そしてコルダ無印からの身としては音楽大好き野郎のプライドの高い鼻を、主人公がそれよりも素晴らしい音楽でバッキバキのコッナゴナにしてやれることに楽しさを見出していたので、これがあまりないことが自分にとって想像以上に寂しいというか物足りないというか……。芸術なんてものの良さは人それぞれだと思うけど、やっぱりコルダは競い合ってこそだと思った。


●火積司郎
少女漫画。他のルートも少女漫画っぽいところはあったし、自分は乙女ゲーは少女漫画の延長線上だと思っている人間だけど、火積は特に少女漫画だった。強面だけど実は中身は人が良くて、主人公も皆にその火積の良さを知ってもらいたいけれど、いざ周りに火積が受け入れられ始めると嫉妬するっていう……王道は好きだけど何となく飽きが来たのは、コルダらしさが薄かったからだろう。上記でも語ったけど、コンクールでバチバチやってて八木沢に胸ぐら掴まれて涙流してた火積の方が胸に響いたし感動も出来た。でも、3を踏まえて4をやっている人間としては、こういう良い意味で甘ったるいシナリオだったのはそれはそれで良いと思う……思うんだけど、なんだか物足りないんだよなあ……というのも否定できなくて。
あと何度も仙台でコンサート開けと言われて若干うんざりした。火積は仙台の人間だし、1度ぐらいはそちらで開くのもわかるんだけど、それが何度も続いたので仙台でジルベスターやらせたいのかと気持ちがモヤッたというか。夏の大会を制した主人公が仙台でコンサートを開くのはなんだか違うと思うし、開くなら開くでそれに足る理由を見せて欲しかったと言うか。なので少女漫画の枠は越えなかった。それでも過程は丁寧で、変なシナリオではなかったと思う。
火積ルートで一番楽しかったのは、一緒にスキーに行った時にコケた主人公を火積が受け止めて、もっとひっつく的な選択肢を選んだ時の火積の「ふひゃあああああっ!」って台詞には声だして笑った。ふひゃあってなんだそりゃ……。


●八木沢雪広
響也とはまた違った、自分の将来を考える話。菓子屋を継ぐためにはどうしたら良いのか、今後の身の振り方というか在り方を模索するようなお話。こちらも本編は越えなかったなあと思えるのは、やはり音楽にはあまり関係してこなかったからだと。序盤の展開で一日離脱せざるを得ないイベントを挟まれたのも気持ちが濁った…序盤で開くコンサートは一曲だけだし、そのつもりで日程調整もしているのに。せめて半日にして欲しかったなあ……。
それでも八木沢さんらしいイベントでほっこりしたのもありました。八木沢さんのお母さんにご挨拶出来た展開はニヤニヤした。この母親からこの子っていうのがツボったというか美味しい展開だったというか。というかなにげに榊に負けず劣らずスペック高いよなあ八木沢さん。老舗和菓子店の息子で進学校で成績優秀で品行方正でイケメンって……コルダキャラはスペックに溢れすぎてる。
八木沢さんの懐の大きさも相変わらず感じられた。でもなあ、言ってしまえば『それだけ』で、それはもう知ってるのでもっと違った一面も見てみたかった。もっと滾るような激アツな恋愛してほしかったけど、穏やかなまま終わってしまった。それはそれで八木沢さんらしいけども。
ちなみに上記に語った序盤のイベントで、上野の美術館に行きたいという展開があってとても興奮した。というのも、ついこないだ上野の美術館に特別展を見に足を運んだから。結局作中では芋食って映画みて美術館には行けないオチだったんだけれども、それでも八木沢さんも美術好きで仲間を発見したような気持ちになれて嬉しかったです。ちなみに上野駅って近隣に美術館3つに博物館2つぐらいあるので、そういう芸術の場所なんでしょうか。次行くときは八木沢さんのことを思い出しながら足を運びたい。


●水嶋新
本編を丁寧にやり直したようなシナリオだった。でもあれにちょっと不満だった身としてはこれはこれで良かったと思えた。4の新も結構気軽な気持ちで主人公を落としにかかるけど、主人公ならではの良さや魅力にどんどんハマっていくのも良かった。あの目にゴミが入ってからの一連の流れが悪い意味で忘れられなかった身としては、ちゃんと乙女ゲーしてるなあとなんだかよくわからない目線に……。運が良い新が、一番大事に演出しようと思っていたクリスマスイブに一番運が悪くなったというイベントも、既定路線ながら面白かった。お調子者でのらりくらりと上手く生きてきた新が、真剣になれるきっかけのイベントだったのかなとも思う。
新は笑えるような楽しいような、そんなイベントが多かった。本気で腕相撲を挑んで「グギギギギ」と発する主人公には新と一緒に笑ったし、自分のことを普通と評した主人公に「君の『普通』が俺は好きなの」と笑顔で返した新には素直にキュンときた。新も主人公も、歳相応でとっても可愛らしかったルートだと思う。欲を言えば、もうちょっとチャラ男な新の本気度が見てみたかったけれど、楽しく明るいイベントで気持ちが晴れたのでこれはこれで良かったです。
あと押しが強いかとおもいきやそうでもなく比較的紳士だったのも高ポイント。下記で語るけど土岐なんて主人公の膝小僧撫で回してたからな。


●土岐蓬生
主人公に膝枕してもらって勝手に膝小僧撫で回したあげく何故か恋の音が上がる土岐蓬生氏のご登場です。相変わらずで私は安心したよ、そのまま変化球投げ続けていってくれ。
気だるいアンニュイ野郎はそのままで、本気になれない土岐が主人公を気持ちよく弾かせるだけで手を抜く。そんな土岐を音楽で殴って目覚めさせることが出来たのは良かった。東金とはまた違った形で、主人公を『ナメている』。東金はどストレートに言葉を発して「私はあなたをナメていますよ」と示してくれるけど、土岐はそんなことはしない。静かに心のなかで判断して相手に気づかせないように人をナメる。そこが土岐らしくてとても良かったと同時に、圧倒的にレベル上げした主人公の音楽で目を覚まさせてやるのも超楽しかった。
アナスカでもそうだったけど、土岐は何かをやる前に諦める傾向がある。でも別に本気になりたくないわけじゃなくて、本気になった後に自分の健康上の理由で諦めざるを得ないような状況になるのが怖いんだろう。そんな土岐の臆病さは嫌いじゃないし、それでも主人公の成長っぷりに一緒に音楽を奏でたいと思えるようになったのは心地よかった。
EDではまた膝枕楽しんでて笑ったよ、どうぞそのまま健康に気をつけて元気にその道を突き進んでいってくれ。


●東金千秋
そんな「あなたを無茶苦茶ナメていますよ」な東金だけど、ナメるのには理由があるし、これは主人公への期待値の高さでもあるんだろう。本当に歯牙にもかけないような人間だったら、見向きもしないはず。こだわりを持った矜持の高さは大好き。芸術は全て音楽に通じる考え方も好きだし、才能があるからといって努力も怠らない。思ったことは正直に口にして、言葉はキツいけどそれは相手を傷つけるためではなく奮起させるものなのが良い。そして自分が負かされたとしても、それが自分が素晴らしいと思えたものならばちゃんと評価して相手を認めるのも良い。ある意味、出来た人間であり、バイタリティに溢れてる。設定盛られすぎお金持ち3人目。
そんな東金のような人間が主人公のような子にずぶずぶなのが本当にときめかざるをえない。想われイベントでモブ子に東金にラブレターを渡してくれと言われた主人公がそのまま行動に移して、東金が憤った後にヘコむのは超美味しい展開だった。お前は郵便局員かっていうツッコミには笑った。これも少女漫画では幾度と無く繰り返された展開でそういう意味ではちょっと萎えたけど、東金の主人公へのずぶずぶ度が分かって楽しい。
上記で語った終盤に神南組を入れずにコンサートを開けと言われたのは土岐と同時攻略してた身からするとちょっとガックシくる部分もあったけど、対決バンドはとても熱い展開ではあったし、主人公がした努力を素直に認めてくれるのは達成感もあった。
あと東金の発言で一つ、気になった以下のものがある。

「コンクールで評価される演奏家とコンサートで求められる演奏家は
必ずしもイコールじゃない
コンサートで演奏するならコンクールには求められなかった技術が必要だ」

言っていることはわかるけど、具体的にどういう違いがあったのかは見たかったなあ。演奏曲の違いは言わずもがなだけど、もしかしたらコンクールの時はコンサートとは違う技術を魅せていたのかなと思うとその違いを感じてみたかった。これはおそらく冥加にも言えることだけども。感覚的な技術、と言われてしまえばそれまでなんだけど、もうちょっと突っ込んで知りたかった。
余談だけど、序盤の東金のイベントのハコを埋めるコツみたいなアドバイスは、毎年イベントを繰り返していらっしゃるネオロマンスの経験からの発言かなと思うとちょっと笑えた。


至誠館組は普通の高校生過ぎる。そこが悪いというわけじゃないんだけれど、自分がコルダに求めているのはそこじゃないというのは改めて気づいた。あくまでも「音楽」が重要視されていて、そこが大切にされていてこそコルダなんだなあと思えた。だからコンクールに熱中していた3のシナリオのほうが至誠館組はまだ好きになれたと言うか……今回はただの高校生の恋愛におまけして音楽がついたって感じだろうか……。
ぶっちゃけるとそこそこマンネリ化が起きている。アナスカのシナリオは越えないのはこれだけ大所帯を攻略人数に据えた時点で覚悟はしていたし、悪いシナリオでも無いけれど、物足りなさを多く感じるのも事実。
ゲームシステムについては大きな文句はないけど、主軸は同じなのに想い想われの違いだけでEDを埋めないとスペシャルが見られない仕様なのはちょっと面倒くさいなあと……やりこみ要素もあるにはあるけれど、やり込めるほど面白さを感じるシナリオではなかった。残念でもあるし寂しくもあるけど、楽しんでいる自分が居るのもまた事実で、なんとも言いがたいというか。

そうは言っているけど、まだまだコルダに浸かっていたいのもまた事実なので、次は新キャラ須永先生と天宮あたりを狙いながら、もうそろそろぼちぼち横アリのハコ埋めてこようと思う。
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