全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

22 2016

(コルダ4)天宮、須永、冥加 感想 +総評

いやー……折れた、骨が、バキバキに……疲れた。最終的には6周したのだけども、4周時点で正直大分飽きが来ていた。やりこみ要素あってそれが自分にとって楽しければ何周でも出来るんだろうけど、今作ではそうは捉えられなかった。それでもカツカツな中でやりくりするのは以前のコルダから好きな作業ではあったし、相変わらずなキャラに囲まれてワイワイガヤガヤするのは楽しくもあった。
ちなみに5周目で天宮と須永を、6周目で冥加+横アリ満席SSSを攻略したけど、5周目は余裕すぎてゲームとしてはおもしろみが少なく、6周目は終盤微調整とリロードの嵐だった。でもその微調整が面白くもあったので、満席にした時の達成感と感動が凄かった。若干冥加とかどうでも良くなってた。ちなみに難易度は全部普通。2とか2fでは難しいでも楽しんでいた記憶があるけど、4ではちょっとやる気が起きなかった……のはやはり自分にとってのモチベーション要素が少なかったからだと。

3同様、今回も大筋のシナリオとEDは見終えたので一応フルコンプということにします。こまごまとしたイベントの回収は余力があればぼちぼち目指します。たぶん途中で倒れると思うけども。


●天宮静
そのお洋服は一体どこで買ったんだい……。
周りの人が結構普通の格好をしているにもかかわらず(あの襟立て冥加でさえも)、彼だけ異色な格好をしていた。妖精にでも何かされたのだろうか……でも天宮らしかったし、妙に似合っているのが逆にすごい。これでこそ天宮。
天宮も響也と同じく……それを言ったら若干冥加もそうだったんだけど、シナリオのテーマがこれまでのものと同じだった。とにかく彼は恋がしたい。こちらも魅せ方は違うけど、しょっぱなから『恋ってなんだろう』って始まって、こちらとしては3~4回ぐらいは彼に恋とはなんたるかを叩き込んでいるので大分飽きていた。響也は最初にやったから良かったものの、自分が4に飽き始めた頃に攻略したのもそういう気持ちになった理由の一つだったように思う。
しかしながらこちらも流れは綺麗でそこに対しての文句は殆ど無い……無いんだけど、やはり流れが似ているからかこれと言って心に残るようなシーンもなく、そこはただただ残念。ウィーンに留学して、将来は離れ離れという喪失感を煽られたかと思いきやお互いそうでもなかった感じが、気持ちにブレーキを掛けたかなと。いや、最終的には離れ離れにはなってしまうんだけど、その喪失感が薄かった。2fアンコで月森が留学するときぐらいの喪失感は欲しかった。「ああ、本当に居なくなっちゃうんだ」感が物足りなかったかなと。作中でのお試し留学は期間が短かったし、そのせいでもあるんだろうけども。
ちなみに一時的にウィーンに留学している時に想像で一緒にウィーンの街を歩くというイベントがあったんだけれど、「一緒にクリムトを見に行こう」と言われた時はクリムトが一番好きな画家な自分としては嬉しかったと同時にちょっとビビった。画家の紹介や経歴の話題で絶対場が凍るけどそれはいいのか、むしろ分かってて言ったのだとしたらやるな天宮。


●須永巧
チャラ男っぽいけど良い人でいい先生だなあと思っていたら、まさか本当に良い人止まりで終わっちゃう人だったとは思わなかった。言い換えると同世代の華やか組の煽りを食らった人。更に言うと柚木と月森のおかげ。何故おかげかって言うとそのおかげでかなでちゃんという女神に出会えたので。
実はチャラ男キャラは作っていて、中身は普通の良い人……良い人だったんだけど……申し訳ないことに自分の好みは豪速球で変化球投げるような人間なので、心惹かれはしなかった……でもこれは完全に自分の好みの問題なので、ルート的には大変美味しかったと思う。二周目で壁ドンしちゃったことに悶てたことが発覚した時は思わずキュンと来た。しかしこんな耳に心地よい重低音ボイスを周りの女子がほっとくのか……もったいねえなあ。
いやしかし本当に良い人で、まともな人だ。生徒と恋愛しちゃうことを良しとしないしちゃんと線引しようとするし、それでも女の子に免疫が無い為主人公の押しに椅子から転がり落ちたのは可愛らしかった。こういうキャラを可愛いと思えるのは乙女ゲーならではかもしれない。シナリオも押し押されを繰り返してムキになった主人公から本当のやり取りが始まるのも素敵でした。
こんなライオンみたいな髪型にしたのも、彼にとっては想像以上に覚悟の居ることだったろうなあ……今の風貌と中身から察すると本当に彼のいろいろ迷ったが故な努力と決意が見て取れるようで面白かった。オチのほのかに今後の関係性を示唆するような感じだったのは余韻が残ってとっても良かった。きちんと待つだろうし、そしてちゃんと待っている須永先生を小日向かなでが165kmぐらいの豪速球で倒す未来が見えてとても良い。

でもごめん須永先生……自分は小倉先生のほうが気になった……申し訳ない……。「ヤラしーなお前、生徒と何してんだよ」って台詞あるけど小倉先生と何かしたかった。というか自分、言葉が辛辣なほどときめいてる傾向があるな……でもそういうやつほど音楽でガッツリ見返してやれた時の快感は何事にも代えがたいと思いませんか……思いませんか……。

須永先生も小倉先生も、2でモブとしてちゃんと出演していたらしく。須永先生はなんとなく名前を見たことがあるなと思ったらそういう理由だったのかと納得。こういうつなぎ合わせは面白いなあと思えるし、それを踏まえてのキャラ付けは良く考えられていて素敵。ちなみに何故名前を覚えていたかというと某プロ野球投手と同じ名字だから。珍しくないですかね、この苗字。


●冥加玲士
冥加さん、お久しぶりです……そして相変わらずなようで自分はとても安心しました。三段笑いも相変わらずで一緒に高笑える日がまた来ようとは思いもしませんでした。
3同様主人公はかっさらわれるし、3を連想させることが(それほど多いわけじゃないけれど)何度かあった。3での心臓宣言(俺の心臓はお前)は4でも言い回しを変えてされた。そして最後にここまでプレイして、今までの焼き直し感はネタが無くなったとかではなく、わざと3を焼き直しているんじゃないかなと思った。真相はわからないけれど、そう思ったほうが気持ち的にも良いしそう思うことにしました。ただやっぱり一度見た展開だから、マンネリ感は否めない。
自分は3もアナスカもプレイしているから冥加のキャラクターを受け入れられるけど、4から始めた人は何こいつで終わりそうな気がしないでもない。まあ自分はプレイ済みなのでニコニコしながら一緒に高笑っていたけど、冥加の良さはあの過去と今作では全く出なかったアレクセイとの関係性、3でのファム・ファタルまでの流れを見てこそだなあと感じた。「実はもう小日向かなでに心臓掴まれてるんです!」な冥加節は今作でも楽しめたけど、あれらの台詞は上記の部分を知ってこそ活きてくると思うので。
それでもやっぱり乙女ゲーで1、2を争うほど好きなキャラなので無茶苦茶ときめいたなあ……相変わらず小日向かなでに翻弄される冥加玲士は本当に美味しかった。いつまでも見ていたかった。

「拒絶…しないのか? 今、拒まなかったことをいずれきっとお前は後悔する
俺はもう自分をとめる術を失ってしまった」

大分頑張って我慢したんですね……そして我慢してアレだったのかと思うと二度美味しい。
自分が狂気だとわかっている発言なので、自分を自覚している彼は向こう側へとわたらない人間だと改めて思う。たまに自覚しながらそっち方向へ走る人もいるけど、冥加は自分のかなでへの気持ちを自覚しながらああいう言い回しをしていると思うので、中身はすごく真っ当……いや、そうでもないけど……音楽やその他諸々で素直に自分の感情を認められない部分でごちゃごちゃになりつつも、なんとなーくそっち方向へ走ることを拒否しているのではないかと。そっち方向へ走らない代わりにあっち方向へ爆走しているけど。止めようとした時点で自制が働いている証拠だと。
今作でもあったファム・ファタルごっこは笑ったけど、仲直りイベントのあの場面でかーと思ってしまったのはアナスカで史上最高級のファム・ファタルごっこを見たから。あって嬉しかったし笑ったけど、無理矢理入れなくてもいいのになあと思ってしまったのは、私も冥加さんにファム・ファタル級の思い入れがあるからだろう。最高に舞台が整った状態でファムファタって欲しい。そのほうが、価値のあるもののような気がするし、そのぐらい価値のあるものであって欲しい。
あ、そうだ。八木沢さんといけなかった美術館は、冥加ルートでいけました。しかも横浜美術館!初めて足を運んだ時はあの美術館のシャレオツさにかなり衝撃を受けた記憶が……作中でいつか行ってくれないかなあと密かに願っていたので、大好きな冥加ルートで行ってくれて無上の喜びでした。聖地から超近いので、巡礼の際は是非どうぞ。


【総評】
・システム

大筋の部分は変えずに、枝葉の部分を大きく変えてきた。結局大きく変わったんだけども、それでもプレイしていて昔のコルダシステムで鍛えられた頭が働く部分もあった。今作ではコンクールではなくコンサートなため、自分で開催時期を決められ、完成度もどのぐらいに仕上げるか自分で調整できる。余裕を持ってきっちりコンサートを開きたい場合、きっちきちで縛ってプレイしたい場合、自分でおおよその難易度を合わせられるのは良かった。
ただ今までのように股がけプレイしたい時は上記のシステムが弊害になり、自分がきっちりコンサートを仕上げたくても評価低いコンサートを開かねばならない時もある。場所も指定される時がある。なので自由度高そうに見えて、意外とそれほど高くもないのかなと思った。
イベント関係はまだしもアイテム関係は相変わらずランダムで、それ関係のリロードを多くさせられた……まあ既存からそうだったんだけど、アイテムの種類が増えたから余計にリロードしなければならずそこは中々うんざりした。ただ、バグはないし読み込み時間もないし動作はサクサク。
想い、想われ要素は正直想われてなんぼだと思っているところもあるのであまり想いイベントは見て居ないのでなんとも言いがたい。(たぶんこのシステムが好みじゃないので、おそらくは今後もやらないような気が…)
音ゲー部分は簡単な太鼓の達人。以前までの音ゲー部分は入力部分じゃないところでボタンを押してもミスにならなかった気がするけど、今作ではミス判定を食らった。難易度は選択できるけど、「難しい」にしても曲によってちゃんと難しい配置のもあれば、長押しばっかりのもあって、基準がよくわからない感じになっていたのはなんとかして欲しい。フルコンボ数は「難しい」で平均して100~150ぐらい。時間は長くても約1分。これは苦もなく楽すぎない調度良い按配でした。

・グラフィック関係
モブにも顔グラが付けられていたのはとても感心した。そういう細かい演出一つ一つにちゃんと力が入っているところは本当に素晴らしいし素敵。あと今作から3Dではなく2Dのでデフォルメの可愛いキャラだったけど、これがまた良くクルクル動きまわってかつ表情豊かで無茶苦茶可愛らしかった。3Dでは見られなかった各々の可愛い表情が見られたので、こちらもこちらで自分は好きです。
スチルに関しては立ち絵と違いすぎて違和感は拭えなかった。現代の小綺麗な感じになっては居るんだけど、私が立ち絵の絵柄のほうが好きなのを差し引いても差異が酷かった。寄せるならどちらかに寄せてくれた方がまだ良い。スチルを見るたびに「完全に違わなくもないけど絶対に一緒ではない、なんか違う感」が頭をちらついて離れなかったので、スチルが出てきてもそんなにありがたいとは思えなかったのは残念。

・シナリオ
3を焼き直した感じは拭えなかったけれど、全体的に丁寧。ただ短い期間内の出来事なので、描写は少々強引な部分も無きにしもあらず。でも突拍子もないようなシナリオも無く、短いながらも起承転結ちゃんと仕上げて萌えどころもある。攻略人数が少なくその分濃厚だったアナスカのシナリオを越えないのは人数が多い時点でわかっていたけれど、それでも焼き直し感が更に後押しして新しい一面を見られているという気持ちにはならなかったし、実際見れなかったと思う。4と銘打ったのは一体なんだったのかなあとそこの意味を考えると多少なりとも複雑な気持ちになった。

今回はコンクールではなくコンサートな為、基本的に全体で和気あいあいしている。まあなんだかんだ既存のコルダも和気あいあいだったけど、競い合うピリピリ感もちゃんと存在していたため、そこが好きだった自分としてはそういう部分でも物足りなかった。
どちらかというと音楽よりも恋愛面がシステム的にもシナリオ的にも後押しされていたけれど、個人的に音楽があってこそと思っている人間としてはそういう意味ではなかなかに残念だった。

ただ全部が全部合わなかったというわけでもなく、楽しんだ部分もちゃんとあった。音楽が欠かせないキャラはやはりそこが主軸にされていたし、ネオロマらしい清純で綺麗な話を見せてもらって嬉しいという気持ちも湧きました。


おすすめ攻略順はお好きにどうぞ。今回はシナリオ量も質も平均的に作られている為、どのルートからプレイしてどのルートで終えても心地よく終えられるとは思う。
個人的には響也、冥加あたりを最後にすると締めには調度良いかなと。




上記でも語ったけど、比重が恋愛ゲーに大きく落ち着いてしまったかなという印象。自分は音楽が根底にあって、そこが揺らがず音楽という太い線で繋がっている関係が好きだったんだけど……コンサートになってしまってそこが薄れてしまった。あと不評の声が多かったように思う3を、自分が結構楽しんでいたのは、おそらく競い合い高め合う音楽があったからこそだと今作をプレイして気付いた。自分で完成度高いコンサートを開こうと思っても、攻略でコンサートを開けと言われてしまえば、場合によっては評価低いコンサートでも開かなければいけないこともあって、それがまた恋愛>音楽という構図を意識させられて気持ちが濁った。

ちなみに横アリ満員SSSの達成の方法は、
1曲のコンサートをほぼ毎週新規曲で演奏。楽器店では完成度をあげるアイテムとメガホンを買い続け、譜面台はジルベスター用の3個、コンビニではニアに上げる広告効果大のプレゼントを5個ほど溜める。評価はB~Sぐらいだったかと。この毎週コンサートではアイテムを積極的には使用せず、完成度も70~100ぐらいの間で良いし、人数もそれほど気にしなくてもよさ気です。(評価B以上にはなる) BPに余裕があれば安めのアイテムを購入、難易度やさしいなら爆買いしても良いかと。他校加入は至誠館、神南の順で土日で連続して日程を組む。または神南を狙ってなければ呼ばないのも良し。
クリスマス近くなると主人公のLvも上がり完成度を挙げるのにも余裕が出てくるため、ジルベスター向けの演奏曲を菩提樹寮で完成度2倍のアイテムをつけつつ練習し、5~6日前ぐらいには合奏団ランクSSSになるのでそこからジルベスターのスケジュールを組み、朝一でニアにプレゼントを毎日渡して完成度が上がりきった曲で人が多いところでメガホンメガホンメガホン。で、1日前ぐらいには満員になるので、完成度を満たしてない曲があれば菩提樹寮で完成度2倍で上げる。
コンサートでは難しいでほぼフルコン。自信がなければ装飾で操作評価をあげるのを選んでも良し。
途中まで結構適当にやっていたので、股掛けでも綿密にやればおそらくは不可能ではないんだろうなと。
合奏団のランク上げは神南組を攻略している時に評価低くてもコンサートを開催しなければならないことが多くあって、なのにランクがSSSに上がってそこで評価ランクよりも開催回数のほうが重要なんだとようやく気付きました……これに気づけたのは股掛けプレイのおかげかもしれない。

なんだかんだ言ってきたけども、またコルダの世界観に触れられて嬉しかった。また今後も何か展開するのなら、飛びついて行きたい。
あとアナスカをいい加減プレイしなおしたいなあと……壊れかけのPSPがなんとか動きゃ良いんですが、Storeで買い直そうか迷っている。もうちょっと気持ちが熟したら金に物を言わせて買い漁りたい。
関連記事
スポンサーサイト