-- --

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
29 2016

未良子、吉良、斗々丸ルート 感想

総評の時にまた語るけども、このゲームは本当に周回がめんどかった……それでも飽きずにトロコンまで行けたのは、長くないゲームだったからだと思う。それはそれでシナリオの長さ的にどうかと思う部分もあるんだけど、それでもこのゲームの雰囲気は最後まで嫌いになれなかったです。かといえ強くここが好きって言えるほどの何かもないところが……なんというかなあ。どっぷりハマれそうなテーマだっただけに、もっとしっかりちゃんと作って欲しかったという気持ちが拭えない。


●未良子ルート
人に裏切られて人を信じられない系ヤンキー。女たらしで、今は絶賛アイドル活動に夢中。主人公のことを女だと疑いまくって居たのは女子慣れしている部分もあるからだろうなと納得でした。
ぶっちゃけると彼のルートはそれほど印象に残ってない……人に裏切られる点も主人公との友情で取り戻していくし、よくあるヤンキーものというか友情モノのお話で、テンプレでしかなかったというか。それは言い換えれば王道でもあるんだけど、そこに喧嘩番長なりの味を乗っけて欲しかった。そう感じたのは、ヤンキーがあまり関わってこない話だからだったんだろう。いや、関わっていはいたんだけど、このルートの主題はアイドル活動と仲間との友情で、ヤンキーはおつまみ程度の存在でしかなかった。
なんだかんだで主人公も一緒にアイドルする事になった時は、この作品は確かにぶっ飛んだりコメディだったりする部分もあるんだけど、あまりにも喧嘩番長というテーマが逸れてしまって波に乗れなかったというか。主題が今流行のアイドルってところも萎えた要因になった。
途中、まだ主人公が女子だと気づいてない時に『男でも行けるかも』って言ってた時は乙女ゲーとしてどうかと思ったと同時に笑った。金春もそうだったけど、男装のままのキスシーンは間違っているようなそうでないような……心の目で見ればちゃんと男女のカップルに見える……はず……。
全体的に見れば変に引っかかるところもないし、楽しんだり感動したりしたこともあったんだけど、それ以上に何か心に引っかかるものもなかったというのが正直な感想。なんでだろうなあと考えたんだけど、上述した点はもちろん、喧嘩番長全体に言えることだけど描写があっさりしすぎている点があるからだろうなと。これはシナリオを含め、演出的なことも。

余談だけど、未良子ファンのひかる(本物)が、未良子の友人という関係者が身内にいるのに、物販に並ぶために朝早起きしててファンの鏡だなと思った。笑った。


●吉良ルート
寒色系の暗い髪色な容姿、耳に心地よい低音な声色、主人公一筋なその性格……何から何まで私の好みにドンピシャだった。でもこちらも萌えきらなくて本当に悔しかった。百発百中で不完全燃焼おこしとりますよ。あともう少し演出が多ければ、シナリオに厚みがあれば、もっと悶え転がれただろうになあと思うと……。
吉良は昔主人公と同じ施設で育っていて、そこで主人公に「幸せになってね」って言われた言葉から、幸せになるまでは連絡しないと決めていた……ところに顔がそっくりな子が男子校に入学してきたので半ば脅しとも取れる言葉で主人公を暴こうとしていた……のを主人公が拳で黙らせた点は笑った。こういうところは喧嘩番長の良いところだ。そして拳を交えて「お前は男だ」と認められる所がなんとも言えない気持ちにさせてくれて良い。脱がせるか股間触るかすれば一発だけど、それは乙女ゲーなのでしゃーない。
吉良は主人公に対しての執着が半端ない。それは児童虐待を受けてきた幼少期に、主人公に救われたのが大きく関係していて、本当にそれをずっとずっと引きずっている吉良のことを思うと、そういうのが大好きで主食な身としては本当に悶えた。つうか引きずりすぎていて逆にこちらが身震いするぐらい引きずっていた。その身震いっていうのも歓喜で震えてたんですけどね。
一度は拳を交わして晴れた疑いも、吉良の側に居てやり取りをする内にまた疑いを持たれてしまう。そこでまた拳を交えて疑いを晴らそうって言う展開になったのはまたかと思いつつも笑った。そしてここまで主要キャラとのバトルは絶対負けねえと意気込んでこの勝負にも遠慮なく吉良をボコボコにしてやったところ、恋愛EDを目指していたのに否応なく友情を育んで終わった……憎い、強すぎる私の拳が憎い。(ちなみに吉良ルートは漢パラメータも乙女パラメータも関係なく、この勝負に勝てば友情ルートになるし、負ければ恋愛ルートになるらしい。それもどうかと思うんだが……)

友情EDは『ひなこ』との心の決別で、こちらのほうが心象的には良かったかなーと。血が全くつながってないとは言え、継父の連れ子の弟・希を守るという意味でも。劣悪な家庭環境の中に希を置いて出て一人暮らしをしていたことに関しては、連れて行って欲しかったなあという気持ちもなくはないけど、吉良は未成年だし、それまでの経緯を思えば身ひとつで飛び出したことには責められないなあと……。最後にはちゃんと弟も救って、皆で仲良くやる様子がとても微笑ましかった。
恋愛EDはひたすら依存と心配の繰り返しで美味しくはあったんだけど、行く宛が無いなら吉良宅で暮らせと言われた時は笑いが止まらなかった。一体何を言っているんだこいつは……。そんな感じでかなりの依存度を見せて居るにもかかわらず、「これは恋なのか?」とか初歩的なことで悩んでいたのは吹いた。喧嘩番長は全体的に恋愛描写が薄いんだけど、そこに更に拍車をかけていたというか。こっちだと友情EDで乗り越えたものが無くなっていたので、あの過去と決別していく感じが好きだった身としては少々残念。

吉良が昔のことを語るときに、幼少期のカットやスチル、それ専用の思い出BGMとか、そういうよくあるような演出がなかったのが物足りなさを感じるきっかけになった(あるけど1枚のみ)。シナリオ量はともかく、そういうところまでもがあっさりしているから、感情移入しきれず、萌え切らないのがなあ……この悔しさをそこら辺のザコ戦で裏タンカ探しながら発散してました。ごめんよその辺のヤンキーさんたち……。


●斗々丸ルート
元気で情に厚いヤンキー。色んな意味で一番青春していて良かった。
一年(主人公、斗々丸、金春)の中で一番頭が良いっていう設定は意外性があって面白かったのだけど、それがちゃんと設定として引っ張ってくれて感心したと言うか。そして友情の流れも斗々丸らしくてよかった。裏切られてもまた人を信じる素直さとか、主人公の女装姿見てドキドキしたりとか、そういう純情な感じがたまらんかった。あと斗々丸はどのルートでも主人公を支えてくれたりして、そういう意味でも良かったなあ。
話の流れは大きく2つに分けられて、過去友達だった人間との確執とそれによる他校との闘争、そんでもう一つが斗々丸父によって怪我ばっかりして帰ってくる斗々丸を心配して留学させようとする話。一見繋がってないように見えるこの話を、少々強引ながらも上手く繋げたのは良かった。前半の闘争の様子を写した防犯カメラに主人公が写っていて、それを脅しの材料にして斗々丸を留学させようとする。後半の父丸のやり方はかなり強制的な感じがして良い気はしないけど、親の立場ならそうするのはわかるなと。ほぼ毎日喧嘩&怪我して帰ってくる、進学校に行けたのにそのせいでそれもダメになる……と思うと父丸の言うことはもっともな気がした。
そこで獅子吼の皆が協力して、主人公のコスプレをしてあの日防犯カメラに写っていたのは自分たちだ……と出てきたスチルは良い意味で圧巻。そしてこのスチルが斗々丸分にカウントさせられてるのは悪い意味で涙が止まらなかった。ちなみに斗々丸の項目に11枚スチルがあるが、そのうち二枚は斗々丸が写っていない。一体どういうことなんだ……。
と、言うわけで友情ルートのが獅子吼という高校、そして喧嘩番長に出てくるヤンキーたちの良さを感じられて、喧嘩番長らしい青春を味わえて楽しかった。笑えるのも良かったけど、ちゃんと友情を感じられる部分も良かったなあ。
逆に恋愛ルートは、互いの反応が初々しくて甘酸っぱさも感じられたんだけど、最後の最後で主人公が自分が女だと全校生徒にバラす展開は、なんだか多少のモヤモヤを残す形になった。そしてその時に、あんだけ主人公に執着していた吉良が何の反応も示さなくて、適当な感じに流されてしまったのが特にモヤった。


ケンカシステムは本当に面倒くさかったんだけど、途中から裏タンカ探しに明け暮れてた。
「気合だー!気合だー!気合だー!」、「仏の顔も三度まで」の返事が「猫に小判!」、「武士は食わねど高楊枝」に「雨だれ石をうがつ」と返された……ヤンキーがよく知ってんなと思ったら「サインコサインタンジェント」で「ガリ勉かよ!」って言われたので、どうやら彼らは数学が苦手なようです。

お次は鳳凰さんと総評を。主人公は鳳凰さんのことを初見で「24歳に見えた」って言ってたんだけども、それだと坂口(22歳)より年上なっちゃうんだよなあ……どんだけ貫禄あるんだ……。
関連記事
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。