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02 2016

魔性眼鏡 感想

個別感想を書く間も無く終わった……総プレイ時間は10時間もいってないんじゃなかろうか。自分は文章追いのボイス飛ばし派なので、ボイスを逐一聞けばまだプレイ時間も長くなるだろうけど。出来はともかくこのボリュームには眉をひそめる他なかった。

期待していた分、落とす肩も地面まで行って殴打しそう。特別悪いゲームではなかったけど、特別楽しかったとも萌えたとも言えない中途半端なゲームになってしまった……無念。

OPでちらほら見えていたグロ要素は乙女でようやったなあと思える出来ではあった。スチルドーンの臓物ドーンもあったのでその辺が苦手な人はちょっとプレイは難しいような表現。ただそういうのは全部BADEDにまとめられていたので回避することは出来る。それがまた私にとって不満を抱かせる要因にもなったけれど……。
あとオウジルートが無かったのは結構モヤッとした。パケ裏にもしっかり乗っているのになあ。何故眼鏡を渡したのかも、その目的も何も明かされずに終わったのは口内環境が大変濁った。

乙女ゲーでここまでのエログロやってのけたところは評価したい……したいんだけど、私は結末で唐突にグロを見させられるのではなくて、過程でグロをやって欲しかった。グロも必要な描写として描かれては居たんだけど、なんとも唐突過ぎて拍子抜けして終わった。
それでも自分がやってきたR18女性向けの中では一番臓物描写が多かった……気がする。咎狗の腸ED並の臓物は出てきた。BADEDはだいたい血まみれ。そこまでプレイしていて気づいた、自分は確かにR18乙女はもっと過激になってもいいはずと思っては居たんだけど、3日後に忘れるような臓物グロよりも、ずっと引きずるような精神的グロに出会いたかったことに。あまりにも唐突で、あっさりしすぎてて、インパクトはあるんだけどそれは一時的なものに過ぎなくて、たぶん一週間も引きずらない。あくまでも臓物グロは精神的グロのためのエッセンス的につかわれて欲しかったなあと……。

あと全体的に描写があっさりめでサクサク進む。言い換えれば余計な行動描写や心理描写もないけれど、不思議な世界に飛ばされたのにさほど疑問や警戒心を持たずに進んでいくし、相当酷いことをされているにもかかわらず主人公は気持ちが昂ぶっていつの間にか相手を好きってなっているのがまた感情移入を拒んで辛かった。危惧していた別の意味で心えぐられた。
就活の思い出とかで心えぐられるのかなとか思っていたら、最終的におとぎ話の国がトンデモなさすぎて就活とかもはやどうでも良くなっていたのがある意味笑えた。生命の危機だもんな、そりゃなあ。

展開が描写がおかしい、理解できない、ってことはなかったけれど、納得まで行く描写がされなかったので、最後まで上澄み液啜ってるみたいな感覚だった。せめて後もう少し心理描写とか、過去描写とかがしっかりしていたらなあ……。


今回は先にオススメ攻略順を。【 ピーチ→シードル→童帝 】
この他に共通BADもあるけれどもそちらは特にグロくないのでそれはお好きな場所で。童帝ルートとシードルルート(特にBAD)にピーチルートのネタバレがある。HAPPYのほうが心証よく終われるけども、BADからやると一部(人によっては全員)印象が悪くなるキャラがいるのでご注意。童帝とシードルはお好きな方を最後にでも後にでも……童帝の方が他とちょっとだけ毛色が違うのでこの順。


以下よりキャラ感想。攻略順。

・ピーチ
桃太郎の国のチャラ男。獣姦疑惑がある。猿、キジ、犬がセフレらしい。わーお。
ピーチが何故心臓を捧げて痛い思いをしてまであのジジババを助けようとしたのかの理由付けぐらいは欲しかった。この時点でピーチを不憫だとは思っても感情移入が上手く行かなかった。寂しかったからという理由なら、周りにいる愉快な仲間たちの存在を思い出して欲しかった。三匹はピーチの心の支えで居てくれたのではないのかなあ。そんであんなにピーチに執着していたジジババがピーチに手のひら返されたからといって何年と続けてきたであろう行いをあっさり引くのもなんだかなあ。主人公が居なくてもピーチ自身がもっと抵抗していたら開放されたんでないだろうか。
主人公も中々に痛い目にもあってるにもかかわらず「悲しい目をしていたから」という乙女ゲー特有の慈悲深い心で簡単に好きになっちゃうのもどうかと。BADEDでは魔性眼鏡にとりつかれた主人公を利用してマジで獣姦させた時はここまでさせんでもと思ったし、そもそもピーチがもっと頑張って抵抗してればババアが堕胎してしまった子たちは悲しい目に合わずに済んだはず。すべてが正しく在れるとは思わないけれど、抵抗しきれない状態では無かったし、良い感情では終われなかった。それよりBADの獣姦で、乙女ゲーなら男のお前も混ざれよ!と思ってしまった私の荒み具合をなんとかしていただきたい。
あと謎なのは何で一度現実世界へ戻って天寿を全うした状態でないと桃太郎の国へ戻ることが出来なかったのか。シードルの国もそうなんだろうと思ったら、そちらはそのまま幸せに暮らしましたとさ、だったので……なんともなあ。
あとはピーチさん飲尿プレイ頑張ってた。……いや、むしろ喜んでた。いろいろエグいプレイは盛り込まれてた印象だけど、まあなんだかんだ全員気持よく終われたので良いんではないでしょうか。あ、私はてっきり本気でピーチが獣姦してるんだと思っていたので、『病気とかヤバイんじゃ……』と思って調べたら検索ワードが酷いことになったので責任を取っていただきたい。ただの噂だったのはホッとしたけども。
あ、ババアの声は絶対どこかで聞いたことあると思いつつ、調べていつものあの方と確認して安心しました。若干無理した感じの若作り感が聞いていて最高に心地良い演技だった。

・童帝
ボイスで発音される度にやっぱり笑ってしまった……ちなみに主人公も笑ってた。わらべのみかどだから童帝らしいけど、セックス嫌いな彼はもちろん作為的にこう名乗ったんだろうなと。ただ私的にはこの単語はガンソードのヴァンのイメージが強い。あとは本名が分かった後でも童帝くんとしばらく呼ばれ続けていたのは笑った。
その実は現実世界から来た子で、おそらく主人公よりも年下。諸般の事情により18歳以上は確定している。ネバーランドの国と思わせておきや実はそうでなかったミスリードは驚きもしたけど、何となくちらほらその辺りの違和感は残されていた。その辺の謎の散らばらせ方と回収は楽しかった。トラウマから退行現象起こしたりするのは、ネバーランドの国(じゃなかったけど)らしくてそこも良かった。
父親が母親を犯してるDVの様子を見させられて、セックスはおろかキスやハグすら禁止にして罰を設けたクセに、自分の思いが叶ったらすぐさまおセックスにお励みになるのはどーなのか……。あんなに父親と一緒になってしまうんじゃないかと悩んでいたのにもかかわらず、あっさり展開が進むのは面白いと思えた心にブレーキを掛けられて辛かった。もっと引きずって欲しかったし、もっと苦しんで欲しかった。あと自分の時だけ自分が作った法を無視してセックスにまで持ち込んだので、序盤でキス程度で理不尽に罰を受けられそうになってた子どもたち、こいつにかなり勢いのあるエグいカンチョーしていいぞ。私が許可する。
あと二次元ショタコンの私は最初ネバーランドと言われて理想郷じゃん!と手に汗握ったけど、BADで臓物撒き散らしセックスされて真顔に戻った。オウジ様との3Pはおモツ的な意味で見事顔を引きつらせてくれたのはある意味嬉しかった。いや、嬉しかったと評するのも如何なもんだけど……乙女ゲーでここまでするようになったんだなあと……。
ティンクさんは最後まで良い人で本当に聖域だった。良いおっぱいしてたし。元凶であるオウジ様を敵視してたっぽいけど最後まで明かされないままだったので、そういう謎は最後まで描いて欲しかった。

・シードル
白雪姫の王子様。いつものようにウィキペディアを見てたら、白雪姫の王子様はネクロフィリアだった説がちゃんとあったようで。ただ特に性的興奮は覚えないらしくどちらかと言うと芸術品として愛でている感じで、アレ?と思ったら、過去のトラウマからの逃げ道だったようで、シードルもちゃんと良い人で終わったのはびっくり。そしてBADでちゃんとネクロフィリアに堕ちるのも良い。いや、これも良いと評するのも如何なもんだけど……如何なもんばっかりだな。(褒め言葉)
ネクロフィリアで一番やべえと思っていたけど、なんだかんだ彼が一番現状に立ち向かっていた気がする。逃げもせず隠れもせず、でもどこにも行けないところで、突如現れた主人公に惑わされながら平静を装いつつ意地悪したり。主人公の過去や感情がシードルの境遇とマッチして、心動かされる様子も分かって、一番楽しめたルートだった。
白雪姫が桃太郎の国の婆さんだった、ってのは驚いたけど、リボンしてたしなんとなくモチーフが残されてたのには思わず唸った。あとモツ的な意味でしか痛くなかったこのゲームの中で、シードルのBADは哀しみやどうしようもなさや取り返しの付かなさを感じられて良かったなあ。気になっていた主人公が、誰もが囚われた鏡と似たようなアイテムの眼鏡に堕ちていく時のシードルの落胆っぷりは相当だったんじゃなかろうか。そしてどうにもならなくなる結末に堕ちていくのが心苦しいけどBADの心地よさも感じられて良かった。眼鏡に狂ってしまった主人公が、事切れた後に王子様がやってきて眼鏡を外して元の姿の主人公に戻った時のあの余韻がたまらなく良かった。ただBADルートで顔面をオナニーの道具にされていたのは正直結構笑った……すまんシードルさん。あとはおとぼけに犯されるBADはあるだろうと思ったけど全然そんなことはなかった。
BADばかり語ったけど、HAPPYへの道のりも、童話どおり王子様のキスで目覚めるのも素敵だった。なんだかんだちゃんと王道を歩いたルートだった気がする。
絶対階級学園のハルルートでもそうだったけど、絵画をネタにする描写があって、ライターさんは絵画が好きなのだろうかと思うと、絵画好きとしてはちょっとうれしくなった。しかしながら白雪姫の登場人物がギリシア神話を語るなんて、なんだかちぐはぐで面白い。

・オウジ様
結局オメーは何がしたかったんだ……教えてくれ……。
目的さえも明かされないので、モヤモヤしたまま終えてしまった。大体BADEDに現れて悪役らしい笑みを浮かべて悪役らしいことを言ってエグいことをする鬼畜マン。でも私は同情する余地が欠片も塵ほどもない悪役が好きだし、最後まで救いのない立場で居てくれたことはある意味救いだった。なんかもう無茶苦茶。
謎を明かされなかったところもそうだけど、もっとぶっ飛んだとこ見せて欲しかったというのもある。

・赤沢かれん(主人公)
自分に自身がないけれど、物語の都合からか行動力や発言力には眼鏡を外した状態でも結構あった気がする。とはいえ何か特徴といったものがあるわけではなく、酷いことされても優しさを最後まで捨てなかったことぐらいかなあと思うけど、その一点が彼らを攻略するに至った要因でもあった。それ以外は普通な彼女だからこそ、呆気無くエグい結末に堕ちていく恐怖があって良かった。
眼鏡なし状態では確かにウジウジしては居るんだけど、気にならなかったし、環境があまりにもヒドすぎるんでそれがまたウジウジのイライラを薄くしてくれたような気がする。好きなキャラとは言えオウジ様の発言を簡単に信じてしまうのもどうかとは思うけど、現実に相当ヤラれきってたからかなと思うと理解できなくもないのが二次元オタの性……。
眼鏡をかけたらBAD直行っていうのは物語的にしかるべきなんだけども、眼鏡をかけた彼女は他人を惑わす魔性っていうより自分が惑わされる魔性って意味合いだったのは面白い。そんでもってなりたい自分になれる筈なのに、男性陣は全員眼鏡無し派なのは笑った。眼鏡主人公は結構痛々しい発言も多くそちらのほうが見てられなかったので、『ポジティブに勘違いしちゃう眼鏡』辺りが正しい表現な気がする。
あとおっぱいそこそこあってスタイルもよくて、ウジウジで意志が弱いのに、よく今までお持ち帰りされなかったなあ。


・システム
直近で言うと絶対階級学園と一緒。ボイコレあり。親切設計の好感度が上がる選択肢がわかるイージーモードあり。普通のADVとしての機能は問題なく、スキップもジャンプもサクサク動作。難点を上げるなら似たような展開なのに同じような文章を読ませられたことが何度かあったことだろうか。確かに違う部分もあるにはあったのだけど、ほぼ同じだったし展開も同じだったのでちょっと辛かった。文章量や展開も少ないからか、選択肢も少なめ。前述したけど、これは如何なもんかと思う文量ではあった。
システムの項とはちょっと違うけど、OPのフルバージョンが大分ぶっ飛んでいて良かった。烈火嬢はだいぶ前にハマった事があったけど、こんな過激な歌詞を書くとは思わなんだ。もちろん物語とマッチしていて良い。「クズのわたしとゴミのあなた」って台詞が何度聞いてもなんだか心地良いのが不思議。(疲れている可能性も否定出来ない)


・グラフィック
特徴ある絵柄だけど、構図が良くて上手くてとても好き。スチルが出れば出るほど好きになれた。エグいスチルも見事にエグく描かれていて良かった。ババアはとても怖かった。とても怖いババアは天気のいい昼間に出会えて良かった、夜だったらちょっとチビッてた。元は男性向けの原画家さんらしいですが、また乙女ゲーで出会いたいなあと思える出来でした。


終わった後にでた言葉が「ほんとにこれで終わり?」だったのはマジで無念ですPIL-VAMPさん……。
ただ乙女でここまでぶっ飛んだ展開を見せてくれたことには本当に感謝したいし、次もなんだかんだ期待したい。次こそは、内臓だけでなく心もえぐられるような作品をお待ち申し上げております。


なんだかダークな要素が足りなかったので手持ちのゲームでダークそうなヴェドゴニアでもやろうかなと思っている。月影に戻ればそれはそれで別の場所をえぐって貰えそうなんだけど、ちょっとだけ乙女ゲーに疲れたので気分転換も兼ねて。
私の中の虚淵氏はどす黒いというわけではなく、仄暗いって感じなのですが、ヴェドゴニアはどうなるか楽しみ。とか言いながらぜんぜん違うゲームしてるかもですが……。(同じPIL系列で積んでる神学校のことを今思い出した)
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