全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

14 2017

笑顔は健康の源

今プレイしているゲームもないし、秋アニメも始まったばかりだしブログに書くネタもないと思っていたけど、ダイナミックコードを視聴してからこのアニメは色んな人に見て欲しいという気持ちが湯水の如く溢れ出しダイナミックにマーケティングするために思わず筆を取った。そんな秋アニメ雑感。


・DYNAMIC CHORD(ダイナミックコード)
すごい。
とにかくすごい。
皆に見て欲しい、知ってほしい、そして感じて欲しい、このアニメを。
どうにもならないこの感情を、何も知らず気軽な気持ちで再生ボタンを押したあの時の自分の判断を、原作ファンを思うと何かを患ったかのように痛むこの胸の苦しみを、24分見終えた後に残るこの全く何も残らない気持ちを感じて欲しい。でも24分間、見ている間ずっと笑っている。涙が滲むほど笑って、再び再生ボタンを押す自分が居ることに気づく。そしてまたまっさらな気持ちで笑っている。だんだん自分が怖くなってくる。何を基準にして何が面白いのかわからなくなってくる。でも見終えた後、全てのアニメに感謝のような気持ちが湧いてくる。もしくは、この世の不条理に対する怒りかも知れない。あるいは、理解のできないものを呆然と見続ける虚無感が生まれるだろう。

しかし見終えた後、こう言っているはずだ「すごい」と。
そして、「ダイナミックコードを見て欲しい」と……。



雨降る中オープンカーで駐車して居りずにワイパーだけ動かしてる開始1分のシーンを見ただけでもう抱腹絶倒の爆笑必至で、私が相当頭をおかしくしながら『サザエさん化して欲しい』と口走ることになったあの伝説のアニメ「メガネブ」を思い出し、すぐに前のめりになって視聴した。今は一話二週目に突入している。
ただ、メガネブは割りと作画は頑張っていた記憶がある。少なくともある程度の動きはあった。シナリオがものすごい方向にかっ飛んでいただけで。(機会があればメガネブも是非)

しかしこのアニメは脚本だけじゃなく、演出、作画、SE、BGM、何から何までマントルを突き抜けている。
OPからまずLIVE2Dのような動きをしている。VOLTAGEでやってる乙女ソシャゲのCMのようなあの動きだ。まずここでアニメって何なのかとさえ考えさせてくれる。開始わずか3分の出来事だ。振り落とされるなら是非このタイミングが良いだろう。怒りが湧いてくるようなら是非ここで切って欲しい、一番後腐れがない。ここで「Flashのようだ」というコメントをBGMに出来た人は「鷹の爪団の方が未だ動く」というコメントで大体どの程度の作画レベルなのかを察せられる。

開始7分程度見続ければ、登場人物の現状や設定すら説明されていないこと、そして名前すら把握できていないことにようやく気づき始める。気づくのが遅れるのは、開始7分で披露されるBGM、SE、作画で思考を停止させられるからだ。これは巷で流行りのIQが下げられる的な心地の良い思考停止ではない、あまりの状況過多に脳内のCPUが高負荷で停止させられるだけだ。
訳の分からないまま見続けていたら、唐突に木の陰から戦場カメラマンのような格好をした男が表れてくる。キャラクターも「戦場カメラマン」とか言っちゃっている。パパラッチ的な存在らしい。ここまで見続けられたなら、建物の影から丸見えの形でシャッターを切る音にエコーが付いている謎演出にも大体声を出して笑えているはずだ。たぶん。おそらく。

そして唐突に始まる謎バンドの謎バンドシーンが止めを刺しに来る。まだ開始10分だ、半分も行っていない、是非ともここまで見て欲しい、私のオススメポイントである。
バンドシーンでさえLIVE2Dなのも、OPでアッパーを喰らい脳髄を揺さぶられて思考能力が低下させられているので特に不思議にも思わないだろう、しかし同じカットが何度も何度もやってくる。ここまでで5回ぐらい再起動を食らわせられた私のポンコツ脳内CPUでさえ、このアニメが第一話だということに気づく。しかし戸惑う視聴者に追い打ちを駆けるように謎の山で立ち尽くすバンドメンバーのシーンが入り、そして涙ぐましささえ感じる程の何度も何度も同じカットが、上から下から右から左から斜め右上から斜め左下からスライドインしてくる。

このあたりで最終話まで見続けようと決意した人と、ぜひとも兄弟の盃を酌み交わしたい。

この後も状況説明は全くない。開始15分、ここまで来ればもうすでにそんなことどうでも良くなっている筈だ。なぜこのアニメを見続けているのか、今後も見続けようかどうかを考えながら、また謎のライブシーンが入る。ついさっき見たばかりの作画が何度も何度も現れることに次第に快感のようなものを覚え始めてくるのは私だけでいい。

何故か気合の入った田舎の港の風景(何処だかは全くわからない)、割りと精巧に作られている船のCGがこのあたりで一瞬で映り込む。ここでしっかりと深呼吸をして欲しい。次の瞬間、カクカクした動きのかもめ、カクカク階段を居りてくるキャラ(名前が分からない)のシーンが入り、また思考が停止させられかけるからだ。ちなみにこのあたりで大体20分が経過している。ここまで視聴出来たのなら、切るなんてとんでもない。もったいなさ過ぎる。私とともにアニメダイナミックコードを駆け抜けて欲しい。

なんだかよくわからないが(20分見て分かったことは登場人物がバンドマンということだけであろう)、どこかのバンドのボーカル?が脱退するという衝撃の新事実らしい事が週刊誌で判明する。ここで入る謎のピアノの効果音にぜひとも声を出して笑って欲しい。ここまで見れたのなら、今日あった嫌なこと、苦しかったこと、悲しかったことも忘れて笑っているだろう。私は24分間ずっと笑いっぱなしだったので、見る前におきてた気圧による偏頭痛、治療中の軽度のぎっくり腰の痛みを忘れていることに気づいた。見終えて痛みが戻っており、まるで治療薬のようだったとなぜだか感謝の気持ちが芽生えていた。

追い打ちを駆けるようにEDテロップの公式HPとHPデザインの記載が入れ替わって居り、EDの一番綺麗な作画でさえ頭に入ってこない。最初から最後まで(一部の)視聴者を笑顔にしてくれること間違いなし。

このアニメを見て、私は中古ではなく新品で原作を買おうと心に誓った。アニメ「DYNAMIC CHORD」に関わった全ての人への感謝と労いの言葉を……恐れ多くて円盤を買う勇気がない私のお金が巡り巡ってこのアニメに関わったすべての人々の休憩時間の缶コーヒー代になることを祈って。どうぞ最後までそのまま、放送できるラインのスレスレを攻めていって頂きたい。
それを毎週、腕によりをかけた料理を作り、笑顔になりながらご飯を頬張りたい。そうして笑顔で食べるご飯はさぞかし美味しいだろうと……そう思うのです。

そんなわけで今から2話に突入します。


以下からちょっとだけ正気に戻る。
ぴえろの制作陣、本当に大丈夫なのだろうか。コンビニカレシの時も怪しい作画していたけれど、ここまでではなかった。制作進行一人、作画一人、演出一人、音響一人、監督一人の合計5人ぐらいで回してると言われても信じるレベルの手抜き加減で、ここまで低予算がガン見えなアニメも珍しいぐらいだ。声出して笑って見終えた後に、割りと本気で制作現場を想像して不安になった。敢えて手を抜いてこの出来なのだとしてもそれはそれでかなり危機的な状態な気がするが。
これは確実に原作ファンに無かったことにされるアニメだ。でも自分はそういうアニメが大好きなのだ……上述したのはメガネブだけど、見終えた後は咎狗の血を思い出した。これは咎狗の血を見ていた時のワクワク感に近い。崩れる作画、謎の背景、端折るところを間違えて意味不明になる脚本。原作ファンの阿鼻叫喚をBGMに、深夜3時からの生放送を心から楽しみにしていたあの日々。生放送終了後、一週間の無料配信ページで二次会をしてからようやく布団に入る学生生活をしていたあの輝かしい思い出が蘇りました。

しかしここまで不思議なアニメを作られると、逆に原作は一体どういうシナリオでどういうキャラクター造形なのかと気になって仕方がなくなり割りと本気で販促されているので、私だけを釣るために作られたアニメなのではないかと錯覚してしまいそうになる。最終話までしっかりついていゆきます。


・Code:Realize~創世の姫君~
そこそこ丁寧に作ってあるし話も設定も面白かったのに、これを見た後にダイナミックコードを見たせいで全てが霞んでしまったのが悔やまれる。ダイナミックコードが振り切れすぎているのが悪い。
でも原作を買ってみたいと思わされる出来ではあった。作画も一定レベル、導入部も惹かれるものがあった。一つ言うなら声優が毎度乙女ゲーでおなじみの人たちばかりで聞き飽き過ぎて「またか」と思わされてしまったことだろうか。ダイナミックコードもそうなんだけど、もうちょっと違う声優さんを使ってみようとかそういうことをしてほしいなと思いながら見ていた。最後まで見て興味がソソられたら購入する予定。主人公が毒持ちって設定は萌えますねえ。オトメイトは相変わらず『萌え』というある意味特殊な感情を付いてくることに徹底しているし、上手いなと感じさせれられている。


・宝石の国
オレンジのCGは本当に美しい。ファフナーのフェストゥムのCGも良かったけど、宝石の表現、SE、本当に『美しい』の一言に尽きる映像美だった。原作は漫画らしいが、ちょっと好き嫌いが別れるだろうなという感じはしたけど、自分はすごく気に入ったので最後まで見る予定だし、予約もした。
主役の声優さんの演技がとてもナチュラルで好きです。聞いていて心地が良いのに、お、と興味が惹かれる部分があるのが良い。完成度も高そうだし、最後まで美しいものを見せてもらえるのだと期待している。


Dies iraeはクラウドファンディング的なことをしていたことまでは知っているエロゲー原作。あと中二病ってところまでは。見る予定だけどまだ視聴できては居ない。いつか原作やりたいと想っていたけど、アニメはどんな出来になるのかなと気になるところではある。
あとは適当に気になるものがあれば見る予定。今はゲームのほうが落ち着いているのでアニメをたくさん見れたら良いなと。もうそろそろオリジナルアニメがみたいなあ、

そういえば最近までおお振りが全話無料になっていたので見直したけど、やっぱり面白かった。思わずBDBOXを予約してしまって冬のなすびをふっ飛ばしてしまったけど、悔い無し。この頃の代永氏の演技がとても好きだったなあ……今はどうなのかと聞かれると困るけれど、この頃の何にも染まっていない感じの演技が好みでした。今三橋を演じたら、どういうふうなんだろうなと気になるところではある。三期はちょっと、難しそうだ。原作もまだ買い続けてるけど、二期の後の原作が主人公校が主役じゃなくなってるので。

ちなみにやろうとしてた星空のコミックガーデンは操作性の悪さでまた積みそうになっている。本当に周回に向かないゲームだ。前回も操作性の悪さで積んだけど、改めてシナリオを見直してみたらやっぱり好みっぽくてもうちょっと頑張って見る予定。しかし月末に来る越えざるは紅い花までに間に合うかどうか。
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