全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

18 2018

映画とかのはなし(シェイプオブウォーター雑感)

雑談。


・ガメラに始まる映画の話
アニメ関係以外の映画の感想文は初めてだったので、長年やってたこのブログで映像関係というカテゴリを初めて作りました。飽き性で120分も座席に座ってられない人間なので、そもそも映画館で映画を観るのも年に一回あるかないかって程度だったんです。が、今年はなんと9回も映画を見に行ったので(内コナン6回)、これを機に色々映画館で映画を見てみるかーって気持ちになったわけです。
どちらかといえば洋画より邦画派ですが、特別な思い入れも無く……。ゲームではエログロホラー何でも大体許容範囲内ですが、映画ではホラーもあまり好きではないし、表現方法が違うだけで好きになるかそうではないかが変わるのは面白いなあ。ああでも進んで見ないだけで、別にホラーが嫌いなわけじゃない。恐ろしいのとクリーチャーデザインの嫌悪感で唯一最後まで観られなかったのは遊星からの物体Xで、あのクリーチャーデザインは今まで観てきた中で1番素晴らしい出来だと思っている……見かけるたびにゾワゾワ来る。デザインもそうだけどあの動きとか……おえぇ。最高。あの嫌悪感と恐怖はなかなか味わえないのでおすすめです、最後まで観てないけど。

ガメラ以外の怪獣映画はあんまり見たことがなくて、ゴジラもコジラVSメカゴジラぐらいですかねえちゃんと見たのは……モスラも好きじゃないし(マイマイガに襲われた過去のトラウマがある)。シンゴジで久しぶりに怪獣映画を観たんですが、もっと早く観ておけば良かったと……。シンゴジのキャッチコピーの「現実(ニッポン)対虚構(ゴジラ)」はこれ以上無いほどこの作品を表していて大好き。庵野監督は特にファンではないけれど、実写にもこれからも手を出して欲しいなあと思った。
そういやチキチキ一話からコナン鑑賞会も800話に到達して飽き初めてガメラを観たので、ガメラの序盤であるヒロインの父親の好きなお酒を聞かれたときの回答
「日本酒なら純米酒、洋酒ならバーボンかラム、スコッチは苦手かな」
って発言に体が勝手にビクッとなりました。……ほんとどうでもいい話だなこれ。

そうそう、内訳9回のうちの残りの3つはシェイプオブウォーターと銀魂2とマクロスΔで。銀魂とΔはともかく、本当はシェイプオブウォーターを観終えた後にあまりにも内容にむしゃくしゃして納得がいかなくて感想を書こうとしていたんだけど、忘れたほうが早いなって思って結局書かずに居たんだが今思い出してまたむしゃくしゃし始めたんで記念に書き落としておく。


・シェイプオブウォーターにキレた理由(ネタバレ大注意)
簡単にあらすじを説明すると、発話障害のある清掃員の女性がヒロインで、ヒロインの勤務先である機密機関に半魚人が囚われてやってくる。ヒロインは手話で半魚人とコンタクトを取ってだんだん仲良くなって、機密機関に殺される前に半魚人を連れ出そうと計画する。

洋画好きの友人に異種間ものなんだってと教えてもらって見に行ったわけですよ一人で。異種間ものわぁい大好き!だなんて頭空っぽにしてそこに己の欲望を満たしに行ったわけですよ。そしたらもう序盤も序盤で主人公の女性の首筋にエラっぽい痣を鏡で確認してるシーンがあって「あれ……これ異種間ものじゃなくねえ?」って挨拶代わりのジャブ食らって、まあそりゃ私の好みの問題なわけですし、内容が面白けりゃいいや程度に切り替えたわけです。ちょいちょいキレかけながら。いやキレてないっすよ?(まだ)

いやでもなんていうかもうそんな問題じゃなかった。問題がありまくりで全部難問だった。
そもそも機密機関なのに普通に清掃員が出入り出来る時点でNANNYAKOREってなったし、まあ舞台は60年前だし大目に見よう、いつも大好きなクソアニメ観てる感覚を取り戻そうと思っても、そりゃあこっちは異種間もののハートフルラブストーリーを見に来てる巨大建築物的なぐらいのデカい心構えを作ってきたからなかなか思考が切り替わらないわけです。でもこのときの私は知るよしもなかった、最後まで地雷原だったことに。

この作品のテーマの一つに、おそらく他人に理解されにくい要素的なものが登場人物に割り振られている。主人公なら発話障害、なんやかんや助けてくれるとなりの部屋のおじさんは同性愛者、なんやかんや助けてくれる主人公の友人は黒人という肌の色で差別される。それを理解してほしいと努力している描写が続くならまだ見ているこちらも痛みを感じるんですが、少なくともこの三人は互いの良さを理解しているからその痛みがまーこちら側に伝わりにくい。差別ってヒドいねって事を伝えたいなら中途半端な描写過ぎるし、これらが悪役を際立たせるための要素だとしたらそれこそなんかモヤモヤくるというか。だから、これで結局何を伝えたかったんだ?ってなるわけです。その他の登場人物のこれらの壁が別に解決するための行動をするわけでもなく、そして解決するわけでもなく、それなのに主人公は実は魚人の仲間だったので本来のフィールド人間側じゃなかったわごめんごめん、みたいな感じでくるので、設定ぶん投げられた気しかしないんです。友人たちは見送って終わりですし。

それに加えて主人公の脳内のお花畑っぷりが観るに耐えなかった。あまりに辟易しすぎて飲んでたジンジャエールの味がしないですよこっちは。
機密機関からわざわざ危険を犯して家に連れてくることに成功し、いつも主人公が毎朝のローテのオナニーする風呂にその魚人を連れてきて入れる。でも逃げない。なかなか逃げない。まあなかなか逃げないのは川とかの水位があがる雨の日を待っていたからって理由は納得するにせよ、その浴室を部屋ごと水でいっぱいにして二人でラブシーンを繰り広げる。主人公の部屋は二階で、一階は映画館になっているので映画館に水漏れしまくって大家に怒られるけど二人はそんな中ラブラブイチャイチャしてるわけです。何やってんだこの人達?そもそも半魚人は塩水じゃなきゃだめみたいな設定どこいったんすか。
極めつけには主人公は友人に「半魚人とセックスしちゃった(はぁと)」とか浮かれポンチで伝えるわけですよ。


いや観てないんだがそのセックスシーン。なんかこれからヤりますよ的にボカされて終わったんだけど。

ここまで来ると抑えきれない激しい怒りとそれをなんとか踏みとどまろうとする自分が戦っていて、人間同士のセックスシーン入れておきながら異種間の直接的なセックスシーンは入れないっておい監督逃げてんじゃねえぞコラ!!ってもう変なキレ方をしていた。このときの会話で主人公の友人が「え!どこにちんこあったの!?」みたいな会話をしてたことしか覚えてないです、怒りで。野球で言う局部を防護するファウルカップみたいなのがパカって開いて大物がお出ましするらしいっていう何の役にも立たない知識を教えられて終わった。そりゃ裸で泳いでてどっかにぶつけたら痛いもんな、そのへん適度に進化するよな。
あとこの主人公が脳内で魚人と踊るシーンがあるんだけど、自分の領域に魚人を連れ込んでいる主人公の自己愛を満たそうとしているシーンにしか見えなくてここまで来るとジンジャエールを吸う気力すら無くしてしました。終わった後に放心状態のまま飲んだら氷溶けまくっててほんとに水になってましたからね。

本当に半魚人を愛するならそもそもこういう描写よりも、とにかく半魚人の事を気にかけたり会話で心を通わせてほしかったんですが(まあ気にかける描写は一応あったんだけど、ラブシーンが主体に描かれている)、実際主人公が半魚人を愛してたかっていうとまあ微妙なんですよね。自分を慰めるためのオナニーの道具が増えたみたいな感覚だったんで、オナニー風呂でセックスするのはまあしっくり来た。あれは自慰だったんだ。
だから主人公の自己愛が目立つのもわかります。今まで日の当たらない生活をしていたってことが散々表現されていたので、それが満たされる存在が見つかって喜び満ち溢れて脳内お花畑になるのもそりゃあわかりますよ。でもそれは今何もこの危機的状況でやることじゃなくないか?

もう一つ納得が行かなかったのは、主人公たちの敵として描かれている機密機関のお偉いさん。いや、この人多少性格の悪さと個人的な恨みはあるにせよ、与えられた職務をまっとうしようと行動している人なんですよね。そもそも半魚人を捉えて実験するのだって、この人が機密機関という場所に所属してそれがこの人の仕事だから。それがさも悪い人が半魚人を悪趣味にいじめてるみたいな描写をされたのがどうにもこうにも納得がいかない。主人公たちのほうがよっぽどちゃんとしてないですよ。
性格悪いけど自分の立場理解して仕事してる人が悪役として描かれるのは、それこそ平等な表現じゃないような気がして好ましくないなと感じる。少なくとも彼はまっとうに仕事しているのに、主人公はこんなに可哀想なんです!っていうエサにされたらそりゃやってられないですよ。

これが美女と野獣のアンチテーゼ的に語られていることも堪忍袋の緒がすごい勢いで千切れた。監督は「野獣を人間に戻さない。ありのままで愛する」ってところを重要視したみたいだが、そもそも主人公が魚人側だったことにより異種ではなく同種だったからいわばこれば美女と野獣に見せかけた野獣と野獣。人間と人間が恋愛するように魚人と魚人が恋愛しただけなので同じフィールドの恋愛映画の域を出てないと感じた。それだけに主人公が半魚人にあっさり惹かれるのだけは納得がいった。恐ろしさも嫌悪感も感じること無く、同類だからすんなりと惹かれる。でもそれって、理解されにくい部分を受け入れることと違うし、異種間ものの「超えにくい壁を超える」という旨味もない。
他人に理解されにくい部分をふれあいで描き心を通わせる部分は美女と野獣のほうがよっぽど色濃く描かれている。野獣が最後王子様に戻るのは結果そうであっただけで、王子様が野獣のままでもきっとベルは野獣を愛し続けたと思う。そもそも野獣に戻ることはシナリオ的に大きな主軸じゃないし、それは私が異種間じゃなかったであーだこーだ言ってるのと同じ、性癖の問題じゃないでしょうか。

そんな感じで歩けど歩けど爆発する地雷原みたいなストーリーでもう観終えた後に、私は一体何をみたのか……?みたいな記憶喪失に陥って私の心に残ったものは唯一つ「グレイテストショーマン見れば良かった」 ※どちらを観るか悩んでいた

いやいやでもでもでも、まあ、良いところもありますよ、映像は言わずもがなキレイだし、同性愛者のおじいさんがめっちゃいい人だった。猫も可愛かった。半魚人との恋愛シーンは見る人によれば心温まるシーンだろうし、あとセックスシーンで敵役のマイケル・シャノンのぷりちーなお尻が見られるし。いやつーかエロシーン居る?オナニーシーン必要あった?とか問いかける自分はぶん殴って気絶させてる状態で語ってますが、まあ二人の女優のおっぱいも観られるから。良いおっぱいだった!!!


・Huluで観る映画作品
ゲームする気力がなかなか戻らないのでアニメも含めた映像作品ばっかり観てるんですが、Huluで配信されてる昔の映画を調べてみたら白黒の無声映画があって、なんだか感動しました。こんな昔の作品も定額で配信で観られるって本当にいい時代になりましたねえ。誰かに借りられてるってこともないし。
十二人の怒れる男が配信になってて嬉しかったので見ようと思ってます。これ一度だけ舞台でみたことがあるんですが、未だに内容が忘れられないなあ。
あとはこのブログで何度もネタにしている犬神家の一族のリメイク前の石坂浩二版が配信されてて胸がときめいたので、若かりし頃の石坂浩二をたっぷり堪能している。石坂金田一はホントかっこいいちょっと渋さが出始めているところがポイント。金田一耕助の飄々とした感じも可愛らしいし、美味しいキャラクターです。あ、もちろん今もかっこいいですけれど。
……いま気づいたけどこれも探偵モノだ。気分転換とは一体。


・Huluで観るローカル番組
震災が起こった事によって北海道から観光客が居なくなってるんですがまあ余震も続いているし、住んでいる身からすればほいほい来てくださいとも言えないわけで。でも今来ると電車も地下鉄も混んでないし観光地も空いてるしいつも混んでる美味しいお店にすんなり入れるしで、ある意味おすすめです。
でもやっぱ行くのこええわな方に予習としておすすめなのが、北海道でやってる面白いローカル番組がHuluで配信されてるので名探偵コナンで安室さんを観るついでにでも見てほしい。Huluは読売系列っぽいので、ローカル番組も系列のSTV作品だけなので、テレ朝系列の水曜どうでしょうとかは配信されてないですが、私にとっては水どうよりも「ブギウギ専務」派なので。

「ブギウギ専務」は架空の有限会社「上杉ポンプ商会」のウエスギ専務があれやこれややったりする番組です。いろいろコーナーはあって初期の方向性定まりかけてないところも面白いんだけど、1番良いのはブギウギ奥の細道。これがまあ面白いので是非見てください。
話は単純で、函館から稚内まで歩いて時たま川柳を読んだりその土地の人たちに良くしてもらったりする、水曜どうでしょうの道内版みたいなものでもあるんだけど、この専務とダイノジのおおち係長とスタッフの三人でワチャワチャやりながらぐだぐだ楽しそうにボケ倒したりツッコんだり三人でお酒飲んでホントの意味でグダグダになったりするのが見ていてもうホント楽しくてしょうがないんですよ。三人の素の部分が炸裂しまくるおもしろ番組です。

そして「熱烈!ホットサンド!」。仙台出身の芸人サンドウィッチマンが何故か北海道でローカル番組をやっているという。サンドなんで掛け合いもほんと面白いですが、北海道の商店街回ったりその土地を巡ってみたりして素人いじりの技術もすごい。安定して見られる楽しいローカル番組です。
あとは「1×8いこうよ!」とかも面白いですが、これはもう全国区の天然パーマの方が出ていらっしゃるので説明不要です。この番組で出てるアナが「あなた」のことを「あぁた」っていうのをこのブログでもネタとして使ったんですが誰にも伝わらなかった自信あります。


そんな感じでしばらくはまあアニメ見たりアニメ見たり漫画読んだりしてますが、またゲームする気力が戻ったらいい加減乙女ゲーやりたいですねえ。いつ戻ってくるんだい気力。いい加減帰ってこい、待ってるぞ。
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