全力で頭を抱える日記

おもに乙女ゲームの感想を中心に。ネタバレご注意。

28 2009

草薙先輩、涼兄、隠しルート クリア +総評

本日お日柄もよく、非オタの友人が金色のコルダ2fのソフトを一瞥下さった後、「これなんのゲーム?」とさわやかな笑顔で聞かれ、蛇に睨まれた蛙のように動けなくなりました。
「お、音楽ゲームだよ」と震えた声で必死に返す私に「ときめきメモリアルみたいなソフトだね^^」と間髪いれずに当てた友人にはむしろ尊敬のまなざしを送るに至った。さほど外れてもいないところが恐ろしい。

PSP内部にセットしてある薄桜鬼を見られたら、「新撰組を落とすゲームです」と潔く腹を切ろうと思う。

違う友人(半オタ)に同じくコルダ2fを見せ、「一見してどれが一番ドSだと思う?」と聞いたところ、月森という返答をいただいた。
そいつはリバーシブルドMだと私は思う。


そいで、ここ二日間ぐらいでシエスタをフルコンプしました。1000円以下で購入した割には十二分に楽しませていただけたと思う。特に最後にやった草薙先輩、涼兄の二人はシナリオが完成されていてとても熱くなれた。

●草薙先輩
個人的に私はこの人に一番魅力を感じた。
論理的で順応力があって意志が強くてらっきょうが嫌いで眼鏡で。言い方は厳しいかもしれないが、ところどころやさしさがあるし、こういう性格が好みな人は最後の最後まで楽しめるんじゃないかと思う。逆に言い方が少々きついので、そういうのが苦手な人が先輩ルートをやると少々厳しいものがあるかもしれない。
夢の中に入るまでは、各ルート殆ど同じなのでその辺が不満かととわれれば不満ですが、夢の中に入った後は話が違うのでその辺は面白かった。愛の逃避行を楽しんでいるようだった、本気で追われてたが。
霊感持ちっていう意外な設定なのに、らっきょう嫌い設定ばっかり押されてたのがもったいないなあと思う、らっきょうエピソード萌えたけども。お堅そうなのに融通が利くのは霊感持ちだからなんでしょうかね。
つっこみどころを見つけるのが難しいルート、面白かったです。


●涼兄
もうちょっと涼兄の主人公に対する恋心を表現してくれればなあと思った。それらしきものを感じたのが数回しかなくて、主人公がいつのまにか涼兄のことを好きになって主人公の気持ちだけが表れていた感じかなあと思った。それ以外のストーリーはよかった。
途中からちょくちょく謎が深まるから、「涼兄とは血が繋がってるの?そうじゃないの?どっちなの?」と本当に疑問に思えるような展開にさせてくれたのが良かったです。こういう義兄弟ものって、大抵は実は兄弟じゃありませんでしたっていう展開が目に見えているものが大多数なので。そういう意味では綺麗に話が展開していったのでとてもよかったです。
夢の中に入った後はメインなのに他ルートと似ていた感じだったのは残念だったなあと思う。そのあとのtrueEDで事後だったので目が点になるほど驚いたが。一平もそうだったけどあなたもですか!
バッドエンドでは涼兄が自分の決意が足りないから帰れないといわれるんですが、それよりもっと悲しかったのが飼い犬のジョリーが死んでしまうこと。ジョリーは常に主人公のそばにいたから、そっちのほうが喪失感があったなあ。


夢ルートは、それぞれがそれぞれの話の補佐をするような感じのお話になっていて、たとえば真之介の夢の中のあの事件は、こういう構造だったのか……!という感じを他ルートで知ることが出来てとってもおもしろかった。攻略対象が違えば夢の中でも主人公は別の人物になってしまうけれども、一つのお話を主軸としてそれぞれの話があるのはとても良かったです。


●隠し
なんで喫茶店のマスターのスチルがあるのか、という疑問をここで解決したような気がするが、やっぱりあれ要らなかったと思うに一票。だったら隠しくんのスチルがもう一枚ぐらいほしかった(最近ショタに目覚めたので)
というわけで、マスターの亡くなった息子と公園でお話しする話でした。この話がなんだかんだいって一番しっくりきたような気がする。今まで夢ばっかりみてきたから、夢のないお話が新鮮に感じたのかもしれない。
それで名前は花村陸くんというんですが、自分の死を受け入れられなくて、でも幽霊だからだれも反応を返してくれなくて公園で鳩と戯れているだけの毎日を送っているという、なんとも切ないエピソード。純情少年なもので、普通にぐっさりとくるような疑問も投げかけてくる。
ラストは一言でまとめると成仏して終わりなわけですが、それでも美しいラストだったなと思う。

正直な話、ショタという贔屓目を引いても、見た目的に彼が一番好みだった。


●総評
システムは2002年作品だという点を考えれば、なかなかな出来だと思う。右クリックで即座にセーブ、ロード、というのもクイックセーブのようで素早く出来てよかったです。ただ間違って上書き保存してしまいそうになるのが難点かな、と思う。

グラフィックはとても綺麗。時折腰の細さにおったまげますが、塗りが綺麗で、世界観などとマッチしてたので私は良かったと思う。

ストーリーはそんじょそこらのゲームより練られているなあと感じた。主人公の行動に吃驚することもほとんどなく、ほんのり甘くほんのり切ない、素直に頑張れと応援したくなるような話だった。
ただ、夢と現実が交互に出てくる上、主人公が倒れたり、急に眠ったりするときも唐突に夢の話が出るので、その辺で驚くことが多かった。あと夢の話がなかなかすすまなくて、たるく感じることもあった。
それを差し引いても、心が温まるような話だったと思う。萌えはほとんどなかったが、良ゲーをさせてもらったなあというほっこりとした気持ちになれた。

個人的なお薦めルートは上記の三人。楽しかったです。


次からは薄桜鬼攻略に入り、左之助を狙いたいと思う。
最近好みが変わってきたのか、こういう筋肉質なキャラも好きになってきた。ドS好きといい、ショタ好きといい、とどまることを知らない。年をとるたびに世界が広がる。
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