29 2009

左之助ルート クリア

左之助は友人からの事前情報でCERO上げの男と聞いていたので覚悟していったら、PSP片手に雄たけびを上げたくなるぐらいの衝撃を受けた。甘い、切ない、良かった。

左之助本人に関しては、実に男らしい人です。永倉とかは筋肉馬鹿(良い意味で)という感じだったが、左之助はきちんと考えることは考えている感じがした。
切腹した時のことがキーワードになるのかと思いきや、全然そんなことはなく、本人もさほど気にしていないようでさらさらと流れていったのには少し驚いた。まあ酔った時にも自分から見せてたし、そうでもなくてもいいのかな。

話はすごく甘くて良かったです。
主人公が自分が鬼だということを悩んで、新撰組を出ようとするところを引きとめてくれるシーンがあるのですが、こういう肝心なところで甘さや優しさや力強さを感じさせてくれる非常にいい男だった。
最後らへんは、武士として永倉と共に闘うか、主人公とともに平穏な生活を手にするかどちらかで悩んでいた葛藤もよくあらわれていたと思う。今までずっと共に闘ってきた永倉とも別れがたく、そして原田の夢だった「普通に所帯をもって平穏に暮らす」ことを主人公と叶えるか。どちらも重たいもので捨てがたいものだけれど、どちらか選ばなければならないというのが良い。なにより左之助は永倉との絡みも多かったし、それが『本当に大切』であるのだと裏付けてくれて感情移入しやすかった。
そしてその決断シーンでCEROなんて関係ねえといわんばかりにかっ飛ばしてくれたのが良かった。敢えて表現をぼやかした感じでしたが、切な甘いという雰囲気も出ていたし流れも不自然なものでもない。原田と主人公の決断シーンであったので、その高まりの区切りの部分でこういうのを持ってきたというのが「乙女ゲーをさせてもらっている」と強く感じることが出来て、とても好きなシーンになった。
個人的に、一般乙女で出来るエロ表現はこれぐらいであってほしいなと思うものであった。

と、左之助自身に関しては花丸をあげたいぐらいなのだが、不満を感じるのは主軸に関する部分の話。
平助ルートでは沖田と同じぐらい空気にされていた父親が出てくるのだが、それまで何の伏線もなく唐突に父親が登場。しかも羅刹化させる薬を改良して羅刹を昼間でも活動できるようにしたと、笑顔で現れてくれる、迷惑。
父親が羅刹化させる薬である変若水を作ったというのは知っていたが、それにしても登場が唐突過ぎて、しかも聞きたいことがたくさんあるんですが(本当の千鶴の親、変若水を作った理由)、と思ったが知りたいことを知ることが出来ずにエンディングを迎えられた。きっと薄桜鬼のメインであろう土方さんのルートをやればその疑問は解決するのであろうが、それにしても疑問を提示しといてその他のルートで解決というのは不満が残る。
ちなみにこの父親は日本羅刹化計画(人類補完計画みたいだな)を実行しようとしている、いわばクソジジイだったわけなので、退治しようと頑張るわけだが、そこで左之助が父親殺しの罪を主人公には着させないと、左之助が決着をつけたのが良かった。本当に、美味しいところを綺麗に美味しくさらっていく左之助が格好良かった。
ちなみに守られ属性である主人公も、この時は綺麗事を言わずに諸悪の根源だから許されないと父親倒そうと奮起し、父親が殺されるシーンでもきちんと目を開いて事実を見つめていたというのは良いと思った。

最後はCERO上げ男としての仕事をきちんと果たし、子供が産まれていた。
羅刹にならなかったが、ならなくて良かった、と思わせてくれるルートでした。


二人攻略して、大方の話の筋や雰囲気を知ることが出来たと思うが、一貫して思うのは詰めが甘いということである。
詰めが甘い代表例として、主人公を狙ってくる鬼三人組。そのリーダーである風間千景。この人は本当にやる気があるのかと疑うぐらい詰めが甘い。
よくヒーローものとかで必殺技を最後までださないとか、敵が主人公側を追い詰めておいて唐突に「興が殺がれた、またの機会にしてやる」とか意味不明なことを言って引き返す感じと同じなのである。そこまで新撰組壊滅出来るだけの力あるなら、さっさと主人公かっさらっちまえよ!と思う。
新撰組を泳がせるのにメリットがあったり、新撰組を泳がせて自分の好きなようにして楽しむような危ない性癖の持ち主、とかだったらわかる。だがそうでないのに、「またの機会にしてやる」とか言われると帰ろうとしている膝裏にドロップキックをお見舞いしたくなる気持ちに駆られる、逆に早く攫えと叫びたい。
平助ルートでは千景の嫁候補が千姫になることがほぼ決定していたが、左之助ルートではそれもなしに、鬼三人組のうちの一人が仲間のようなものになり、まさに昨日の敵は今日の友状態であったので、なんだかこう煮え切らない感じになった。

攫いたいの、攫いたくないの、泳がせたいの、どれだ。
実は仲間になりたかった、というのだったら300点。



そんなわけで、次はそんな詰めの甘い鬼ボス、風間千景氏を狙いたいと思う。
攫われる前に風間の門をたたく勢いで特攻してこようと思う。



長くなったが、以下からはWEB拍手お返事。
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●架月さま
はじめまして、のおまじと申します。ご訪問ありがとうございます。楽しんでいただけたようで感想を書いて良かったなあと思いました。

シエスタに関しては非常に安価で手に入ったので気軽に楽しむつもりでいましたが、想像を上回る完成度な出来でとても楽しかったです。特に草薙、涼兄ルートは突っ込むところが少なすぎて感想に困ったぐらいでした(笑)
私も発売当時にやればもっと違う感想をもって、のめり込めただろうなあと思います。発売当時に出会いたかったゲームだなと感じました、とても楽しかったんですが、今だとどうしても一歩おいて見てしまうので……。
小説が出ているとは知らなかったので、今度探してみようかと思います!

メッセージありがとうございました。これからもお暇なときで結構なので、遊びに来てくださると幸いです。それでは。
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