11 2009

君が望む永遠 遙ルートその1

新感覚・絶望のズンドコ体験ゲーム『君が望む永遠』をプレイ中です。

鬼畜眼鏡と交互にやろうと思っていましたが、此方の方がどうも気になるのでプレイ続行を決めました。と、いうのもあまりにも話が重たすぎて、感想を書きたくて仕方が無くなってしまったからです。
どのサイトでも語られつくしたでありましょうが、君のぞをプレイした自分の意見として書き留めておきたいなあと思いました。


そんで、只今衝撃の第1章をやり終え、第2章で絶望にたたき落とされたところです。1章の終りでアッハハ…と苦笑がこぼれ、2章の初めは本気で「はあ!?」とPC画面に向かって叫んだ。

水月派か遙派か、どちらかと尋ねられたら断然遙派な私ですが、とりあえず2章の初めまで感じた私の意見を書かせていただきたいなあと思う。



遙とは付き合い初めこそ、関係にしこりのようなものがありましたが、それも解決して主人公が本当に遙のことを好きになり、ラブラブいちゃいちゃのカップルになる。遙が好きな絵本の作家展に一緒に行こうね、とデートの約束をして駅で待ち合わせをするが、主人公が待ち合わせに少々遅れてしまう。駅に着いた主人公が見たものは交通事故の現場とかした場所で、そこで聞いた警察官の言葉から事故に会ったのが遙で瀕死の状態なのだと知る。ここまでが第一章。

第二章からは事故の続き、というわけではなくすでに3年後から始まり、なんと水月との情事から始まるぶっとばしっぷり。妙な違和感と衝撃を与えられつつ、それなりに幸せな主人公の元へ一本の留守番電話が入る。遙の父親で、事故後三年間意識不明だった遙が目を覚ましたとの連絡だった。
そしてこれから、空白の三年間が少しずつ暴かれていきます。

この第1章の終りと第2章でのあの入り方は素晴らしいなあと感じました。

私の意見としては。
主人公には心の底から同情するが、でもやっぱり現状に立ち向かえなかった……本当に普通の人、なのだと思う。ウィキペディアにも書かれていたが、この主人公にはヒーロー性がない、ここぞという時に立ちあがって現状に勝てるものが無かったんだと思う。ただそれを非難できるほど彼に人間性が無かったとも言い難いし、彼も彼で遙が大切なのには変わりない。というのは遙が事故にあって眠りについて1年間、彼も体調が崩れ危うくなるほどグラついた、という事実があるから。

ただその後の極限状態の中、遙の父親から直接「遙のことは忘れてくれ、君には君の人生がある。もうここには来ないでくれ」と言われて、闘い続けられなかったことが、非常に人間的弱さであるなあと思わせられた。そこで慰めて主人公を立ち直らせた水月に走ってしまう気持ちも、分からなくはない。

闘えなかったことを責める気持ちはないけれど、それでも闘ってほしかった、というのが正直な意見。それってすごい酷なことなんですが、どん底のなかでも闘い続けることに美しさのようなものがあると思うんです。
でも、それが主人公には出来なかった。それはとても面白いと思う。
だけれども主人公を責められない。

そう思わせてくれ、納得させてくれるストーリーなのは非常に素晴らしいと思う。感服した。

物語としてみるよりも、実際こうなってみたら、どう思うだろう?という風なことを考えながらやってみると非常に感情移入できるゲームだなあと思った。
私自身が主人公の立場に立ったならどうなるかはわかりません。おそらく、現状に絶望し水月に逃げてしまう確率の方が高いと思う。
ただそれでも立ち向かってほしかったと思うのは、私が“ゲームを娯楽として楽しんでいる”からなのかもしれません。やはりかっこ悪い所より、ここぞというところで踏ん張ってくれる、絶望から立ち上がるところを見てみたいと思いますしね。

でも、そうはならなかった。そうならなかった状態からこのゲームが始まる、それがすごく面白い展開だと感じる。

ただなあ、私が遙派だからかもしれませんけど、一番不憫なのは遙だと思う。誰が一番辛いかとか決めてる時点で邪道かも知れませんが、やはり遙には起こったことや現状を見て一番眉をしかめてみてしまう。


父親に遙ともう会わなくていいと告げられたことは一つの区切りになったかもしれないが、そこできっぱり水月オンリーにすればいいものの、遙が目覚めて遙にもぐらつき始める。ただ主人公にとっては、本当にどちらも大切で……その切実な気持ちは良く分かるし納得もできるんだが、どちらも選べずに自分を守る保身体制にはいったことが優柔不断とプレイヤーから罵られる要因になってしまったのかな、と理解できました。

個人的にいうならば、うーん……難しい。ただ今のところ水月には同情出来ないなと思う、これから変わるかも知れないが。
ある意味遙ルートよりも、水月ルートの方がこのゲームの真髄が表れているのかもしれないと感じました。水月ルートにも期待したい。出来るなら、今の水月に対する印象をひっくり返してほしいなとも思う。


ただ一つ納得できなかったのは、好きでもないのに遙と付き合った主人公が、水月から遙は昔から主人公が好きだった、そしてそのおかげで水月と主人公が友達になれたという事実を知って主人公がいきなり「遙が好き!」ってなるのには納得できなかった。
それまでに、遙にぐらつくような描写が多少なりともあればいいのだけれども、水月の方にぐらついてたイベントが多かったように感じたので、事実を知らされていきなり遙大好き!に主人公がなるのは理解できなかったなあ。
それ以外の展開はすごく良かったです。これから楽しみ。




そんな壮大な絶望のズンドコ展開に耐えられるかどうか不満だったのですが、そんな私の支えとなるべくしてすみれの蕾ファンディスク発売の朗報が届いた。

私にとって今年一年は美蕾の年といっても過言ではない。
仁義なき乙女に始まり、すみれの蕾でクールぶった批評を書き、そして宇宙意識の後白河法皇と頼朝にコテンパンになるまで蹂躙され、ツンデレ★S乙女のサブタイトルで絶叫し、星の王女シリーズ再来と聞いて十分楽しめたメーカーだった!と勝手に区切りをつけようとしたところでのこのすみれFD。


それまで上から目線でツンデレ買うと思います的なことを書いたがこれからは、ツンデレ★S乙女を買わさせていただきます、に訂正させていただこうと思う。
というのも、あんなに気持ち悪いすみれのレビューを書いたにも関わらず、今年一番ヒットしたゲームがすみれの蕾だからです。ユキとトウワの専用ルートを思い出すたびに奇抜な行動を取りながらビタンビタンと身体を打ち付けのた打ち回れる自信があるからです。
ただ原画師さんが退職なされたと聞いて、あ、もうこれは無いなと勝手にあきらめ次作に期待しようと気持ちを転換させたところでのこのすみれFD(2回目)。美蕾様は落とし所がわかってらっしゃる。


これで君のぞにも耐えられるような気がする。
明日の北海道はみぞれだが、みぞれの中傘もささずに気持ち悪い笑顔を浮かべながら横断歩道を渡っている人がいたら多分それは私です。
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